2024年2月15日 (木)

3-pin type CDI

02151_20240216182301  3ピンのCDIとポイント式デスビ。まずはCDIからO/Hと言うかリフレッシュ的な作業を開始。




02152_20240216182301  メインコンデンサは2割ほど容量が減少して居て、内部抵抗は新品で使って居るヤツの3倍くらいになって居た。でも普通に使えて居たと思う。
 トランスは問題無い。


02153_20240216182301  特にギャーッという部分は無かったので、通常の作業を済ませて試運転と測定。





02154_20240216182301  発振回路とコンデンサ回りの試験の時は放電電圧は関係無いのでテストプラグで放電。




02155_20240216182301  6000rpm相当時に308V出て居るので問題無い。前回はメイントランジスタが死んで居たので大ごとに成ったけど、今回はスムーズな作業で良かった。



02156_20240216183301  忘れて居た。3ピンタイプは半分くらいの確立で端子の回りの黒い樹脂が欠損している。
 今回も欠損していたのでインチキ修理をしたけど、オリジナルが割れるような環境か力が加わるのなら、インチキ修理では長持ちしない様な気もする。
 まあ割れたまま納品するのは何となく嫌なので、自分の気持ちに対する誤魔化しみたいなモンかもしれん。

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2024年2月13日 (火)

resurrection

02131_20240215184701 悩ましい状態だった356のダイナモ。なんとか修復してグローラで検査。





02132_20240215184701  静バランスが狂って居たと言う事は、当然ながら動バランスは取られて無かったはず。
 うちでも動バランスは取れないので静バランスだけ取ってお茶を濁した。早急に動バランス取りが出来る機械を作りたい。

02133_20240215184701  ヘンテコな配線を引き直したりした。






02134_20240215184701  この半導体式レギュレータは古くから有るバッテリ電圧とダイナモ電圧の差が無くなったら消灯する仕組みでは無くて、チャージランプ用のスイッチング回路が追加して有る。
 そこでその回路のテスト。

02135_20240215184701  発電試験で制御電圧が少し低めなのは、カットアウトリレーの代わりに入って居る出力用ダイオードの電圧降下のせいだと思う。
 ダイオードの手前で汎用の回路を使って14.7V程度に制御してあるから、最終的な出力電圧が14.2V位になった感じ。

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2024年2月 7日 (水)

That's pretty bad.

02071_20240207223701 珍しい電子式レギュレータが乗っかった356のダイナモ。チャージランプつきっぱなしと言う症状で入って来た。
 まずは受け入れ検査でモータリング試験をするのだけど、なんとコイツは逆回転する。しかも断続的にクックッと。
 昔から「モーターとして回る方向の逆に回したら発電する」と主張する人が一定数居るけど、そんな人が作業したのだろうか?。
 理屈でも実績でも正しいのは全く逆で、「モーターとして回して居る方向に、もっと速く回すと同じ極性で発電する」のが正しい。だからモータリング試験では発電機に書いて有る矢印の方向に回らないといけない。
02072_20240207223701  小さな違和感。ブラシが外れない。ブラシホルダは外しやすい方向にねじ曲げて有るにもかかわらず。
 社外品とか混ぜてニコイチとかサンコイチされて居るのかな?。発電性能には関係無いけど困る状態だ。

02073_20240207223701  レギュレータは簡単な試験では動作している。マイナス側の制御として。





02074_20240207223701  クックッとしか回らない原因は直ぐに解った。ロータのコイルが界磁鉄心に接触して居る。
 しかもロータの最外周の削り方というか磨き方がなんか変だ。手と紙やすりで磨き込んだ感じ。

02075_20240207223801  ここも接触して居る。






02076_20240207223701  接触の相手はここだ。反対側の鉄心にも小さめの接触跡が有る。ロータと界磁鉄心の直径が合って無いのか、界磁コイルが厚すぎて鉄心がキッチリ締まって無いのか。


02077  界磁コイルの端面がベアリングホルダに干渉して居て、インローの角で絶縁皮膜が切れてしまって居る。ここも短絡して居たかもしれない。
 総合的になんかアーア・・・。と言う気分だ。治るんかな?、人ごとみたいだけど(笑)。

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2024年2月 6日 (火)

Finally I found it.

02061_20240207214901  ラッチアップを起すような妙な回路を修正し、既に交換して居たけど関係のICを再交換した事までは書いた。
 そのおかげだと思うけどトラブルシューティングがスムーズに進み始め、ようやく悪い所にたどり着く事が出来た。
 古い車だからと言う訳じゃ無いけど、トラブルは複雑に絡み合って居る事が多いので見つけるのは苦労する。でも見つけた時はかなりの達成感があるのも事実。
02062_20240207214901  この手の作業をしている人以外は単なる絡み合った配線にしか見えないけど、これがトラブルシューティングには欠かせない試験ボードだ。
 面積があまりに広くて4chのオシロの近くに持って行けず、ハンディーの安物オシロしか使え無いのは早急に改善したい所。

 ユニット単体では全ての機能が確認出来たけど、この写真を見たら解るように車体全体ではこれだけのシステムに成って居る。だからユニット以外にも故障の可能性が十分過ぎるほど存在する。
 今回はオンオフを繰り返すと言う症状がこちらのボード上でも再現出来たので、車載したら治って居る可能性が高い。でも通常は再現出来ない事も多々有るので、車体側をチェックするメカニックもそれなりにスキルの有る人じゃ無いと話が前に進まないのも事実。
 だから「エアコン効きません」的な内容の個人からの依頼には「ユニットじゃ無い可能性の方が高いですよ」と婉曲にお断りする事に成り勝ちだし、この写真の通りにユニットだけで治ると考えるのは技術に対して考えが甘いと思う。

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2024年2月 5日 (月)

I have identified the area where the culprit is located.

02051_20240207213101 永遠に終わらんのじゃ無いか?と感じ始めていた993のエアコンユニット。しつこくやって居たら少し光りが見えた。
 「ここだ!」とまでは行かんけど、この辺りという所までは見えて来た。人間しつこくやって居たら何らかの結果が出るもんだ。
02052_20240207213101  このユニットは基板固定のねじが純正じゃ無い事からも想像出来たけど1回は修理して有る。そしてファンモータのフィードバック回路の抵抗がそこだけ1/6Wだったりして変更されて居る?事が解る。
 で、抵抗の付いて居ないパターンがあって変だなと思って追いかけて行くと、なんとVddが5VのICの入力に5V以上が印加される回路になってた。そして実際に5V以上が印加されて居るじゃ無いか。
 はぁ。。。だ。これじゃラッチアップとかそこまで行かんでも変な電流が回り込んだりして宜しくないのは素人でも解る。空いて居るパターンはGNDに繋がる抵抗だったので、適当なヤツを付けたら電圧は他と同等に落ち着いた。
 過電圧が入力されていたICは念のために再交換して色々と見て行ったら少し解って来た訳。今までは過電圧で色々な所が妙な挙動をして居て混乱していた可能性が有る。
 早く気づけよ!と言う気もするけど、まあなかなか気づけんモンだ。でも諦めなかっただけでも自分を褒めておこう。

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2024年1月31日 (水)

Some circuits are different.

01311_20240201095201 ボタンが多いから多分ポルシェ993のエアコンユニット。幾つかの動作不良のメモと一緒に来たヤツだけど、うちの試験ボードに繋いでも「ウーン、ウーン」と断続的に動いたりする部分は確認出来た。
 症状が再現出来れば修理出来る可能性が高い。こちらの能力が不足していても、再現出来るから改善するまで繰り返し作業すれば良いから。
 それに対して症状が再現出来ないのが困る。特にユニット単体で来ているから車体側の状態が把握出来ず、相当念入りに試験してようやく「たぶん・・・ユニットは問題無いでしょう」みたいな曖昧な話にしか成らない。

 今回のは少しだけ回路が違って入るのが気に成った。基板は今までやった事があるのと一緒みたいだけど、実装されている部品が違って居たり無かったりする。互換品に変わって居るなら良いけど、ハッキリと無いのはどう判断したら良いのか?。
 全ての回路を動作を完璧に把握している訳では無いので、特定の部品が無くてもその意味は直ぐには解らない。良い機会なので無くなった部品の周辺を追っかけてみようと思っている。

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2023年12月21日 (木)

a little odd

12214_20231221211201 我が家にはダイハツ車は無いし親しい友人にも無いよね・・・と話して居てふと気がついた。三男の車はコペンじゃ無いか(笑)。
 早速メールして見たら「該当してないみたい」と返事が来た。非該当で丸目のコペンなら中古車価格が上がるかも。
 報告書を読んで行ったらTV報道との差に軽い違和感を覚えた。TVでは何回も「34年前から」と繰り返し「昔からのダイハツの体質」を連想してしまう報道だった。でも報告書は違う。長くなるけど少しだけ引用してみよう。

第 2 不正行為が発生した直接的な原因及びその背景

短期開発は「ダイハツの強み」・・・その認識は、2005 年頃から生まれて徐々に強まっていったものと思われる。・・・その後、ダイハツは、トヨタ出身の会長が 2005 年に就任し・・・一番古いもので 1989 年の不正行為が発見され、認証試験に合格しなければならないというプレッシャーは従前から一定程度生じていたと思われるが、全体の傾向としては、それまでの期間と比較して 2014 年以降の期間で不正行為の件数が増加し、各年の発生件数にばらつきはあるものの、同年以降、毎年相当数の不正行為の発生が継続している状況が認められるところであり、2011 年の「ミラ イース」での成功体験以降の短期開発推進の加速化の弊害が 2014 年頃から生じたことが影響していると考えられる。

と有る訳で、これを読むとトヨタが絡んで来てから不正が急増したのかも・・・と言う気持ちになる。実データを見ても全174件中2013年以前は6件で34年前の1989年など1件しか無い。
 これがどうしてあんな報道になるのか理解不能だけど、トヨタの圧力とか大スポンサーへの忖度から「元凶はダイハツの体質」との印象操作で悪あがきをして居るのであれば、次の大きなヤツはトヨタ本体に来るかも知れない気がしてくる。
 ロケットの時にも書いたけど、技術的な問題に国語で対応しようとする人や組織は最終的に上手く行かなくなる。は私の持論だ。

12211_20231221211201  内部構造の違う3ピンのCDIが出来上がった。





12212_20231221211201  早速試験して見ると特性も違う事が解って興味深い。
 このCDIで200Hz入力は6000rpmに相当するけど、そのときの新品コンデンサ端子電圧が300V程度であればOKの判断をして居る。
 それがこのCDIだと340V程度まで出て居るから素晴らしい。低速回転ではパワー回路のツェナー電圧で規制されるけど、高回転になると規制電圧以下になってDC-DCコンバータのエネルギが支配的になる。と言う事でこのタイプの方が点火エネルギが大きい事が判明した。
 とは言っても点火エネルギが2割増えたら出力が2割増える訳じゃ無い。正常に点火されていれば、最低のエネルギで点火されても10倍過剰なエネルギで点火されても出力には大差無い。ごくたまに発生するかも知れない失火が減るくらい。
12213_20231221211201  うっすらと雪化粧したディスカスの主翼。北部九州で12月も後半だとこうしか成らない。
 11月のせめて中旬に運搬できていたらと悔やまれるけど、まあ仕方無いものは仕方無い。納期優先だとインチキをしてしまうから(笑)。

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2023年12月20日 (水)

Uneven Apples season 6 (Can you work for others ?)

12201_20231220215501 真吾が尋ねてきた。手には不揃いのリンゴを数個ぶら下げて旋盤を使わせて欲しいと言う。私は東大出じゃ無いので突然の訪問は苦手だ。



12202_20231220215501  彼は大手重工業に就職した後、外国人女性と結婚して二人の子供を持った。その後離婚したが男手一人で子供を育て上げた。
 子供達が成人後は訳の解らない仕事を転々とし、今は若くて美人の彼女の家に居候して家族の食事を作ったりして暮らして居る。やっぱり私には理解が出来ない世界だ。



12203_20231220215501  折角の休日なのに昼飯と晩飯を食わせろと言われて嫁さんが怒り「私のタイヤを交換しなさい」と言った。
 ウチの嫁さんには勝てんので手際よく冬タイヤに交換する彼。


12204_20231220215501  完成品をアップしてなかったオースチンの似非DCダイナモ。
 今回も内部が焼損して居たので前回に倣って放熱穴を追加した。気に成るのが各部の抵抗や巻き数が6V仕様に見えるけど12V用だと言うこと。

12205_20231220215501  3ピンのCDI。3ピンのCDIには沢山のバージョン違いがあるけど、これは初めてみたパターン。今までのヤツとかなり違う。



12206_20231220215501  トランスの巻線の配置が違うし、パワー素子の配置も向きも違う。基本回路は一緒だけど小さな違いは多数ある。
 ここまで違うと初めての機種と同じなので、スケッチしながら慎重に進めないといけない。

 彼はタイヤ交換が上手い位なので車好き。ダイハツの発表を見ながらアーダコーダと話した。一番面白かったのはエンジンの性能が出てないので特別に圧縮比上げて、ポート研磨して、カム交換して、ECU交換して・・・の部分。
 同様のことをして第1回日本グランプリを制覇したトヨタ自動車の子会社だけは有るな、と笑った。
 まあ笑い事じゃ無い、日本の劣化が激しすぎる。そして未だに現実を見つめずに他国を馬鹿にして優越感を感じている人間の多い事に驚かされる。しばらくは沈み続けるしか無いよ、この国は。

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2023年12月11日 (月)

The way ahead is now clear.

12111_20231212094601 最初は意味が解らなかったステータコイルの巻線と巻き方、綺麗に分解して眺めて居るとようやく理解出来た。
 やって居る事は定まった位置に希望する向きの巻線を並べていくだけだけど、それをスペースとか工作法を考えて実現するには色々な工夫がある。その先人の知恵を想像しながら理解していく行為は面白い。
12112_20231212094601  取りあえず思いついた巻線方法には広い平面が必要だったので食堂の床で作業した。
 やって居る事はパキスタン人エンジニアと一緒だ。土間の上でクルタパジャマを着てやってないと言うだけで。

12113_20231212094601  スロットに絶縁ファイバを入れて行く。以前は細かく切った短冊状のファイバを入れて居たけど、連続したテープを入れた方が効率的で巻線の挿入時もスムーズだと知った。パキスタン人のエンジニアありがとう。

12114_20231212094601  ここまできた。あとは溝の中に押し込んで、必要なら抜け止めの短冊を押し込んで、ワニス含浸して、加熱硬化したら完成。
 特殊なヤツ以外は買い直した方が安いのでやる意味は無いけど、時々出てくる特殊なヤツを修理出来る様になったのは意味がある。

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2023年12月 6日 (水)

Can I find a job in Pakistan?

12061_20231206191501  どっかの会社が出して居るルーカス互換のオルタネータ。ショートモードで死んで居るレギュレータは作り直すとしても中途半端に焼損したステータコイルが問題。
 インチキ修理の方法を考えて居たけど良い方法が思いつかず、最終的に解して巻き直しがエネルギ最小で有ろうとの判断に至った。
12062_20231206191501  パキスタンの動画みたいに燃やしてワニスを粉々にし、巻線の構成が解るように丁寧に分解して行った。何台も入るならともかく、1台でこんな事して居たら大赤字だな(笑)。


12063_20231206191501  どうやったら効率的に巻線を作れるかを検討中。KH400は1個1個巻いていったけど、こいつはあらかじめ作ったコイル列を溝に挿入していくやり方で作ってあると思う。



12064_20231206191501  白骨号の方はプラサフ表面を軽くサンディングして上塗りを塗った。
 広い平面と言うことで今回の塗装作業の中では一番簡単な作業に成る。取りあえずは95点の出来で安心した。


12065_20231206191501  先端のパテも全然解らない。素晴らしい。でも次に塗ろうとしているフェンダーは手強い。
 曲率の違う正負の曲面が組み合わさっているし面も水平から垂直まで各種様々。かなり難易度が高そうなので天井を先に作業して経験を積んだ方が良いかもしれない。

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