2024年7月22日 (月)

Most of the stuff has been rebuilt.

07221_20240724105901  もう何ヶ月も前にちょっとだけ書いて居た930系のリヤブロアモータ。
 今までで一番酷い焼損状態だったけど、適切な部品が見つかったのでようやく最期の作業に着手。
 コンミュテータは新しいのに打ち替えた状態。これも中国から買った。中国通販は色々な物があって興味深いけど、同じ仕様と写真でも違う物が来たりするから怖いと言うか面白い(笑)。
 だからこれを探し当てるまでにも結構な苦労があった訳で、こう言うのをアップしたら確実に「○○のモータは修理出来ますか?」と言う問い合わせが来るけど、「症状に依っては何ヶ月もかかりますし何万円もかかりますけど良いですか?」が答えに成る事を理解して欲しい。
07222_20240724105901  色々な巻き方があるけど、これは2本の線を交互に巻いていく巻き方。
 スロットから出た部分の重なり方とか、重量バランスとかの面で好都合なんだろうと思う。


07223_20240724105901  ワニス硬化のやり方を変えた。回転させながら薄いワニスを塗り込み、同時にドライヤで暖めて垂れない程度に固めてしまう。
 表面にネチャネチャ感は有るけど垂れないまで固まったら、恒温炉に入れて最終的に硬化させるやり方。

07224_20240724105901  ロータの軸方向の寸法が短いので静バランスだけでも実用に成る。こう言うのに甘えてばかり居ずに、早く動バランスの機械を作ろうよ。



07225_20240724105901  このモータはブラシホルダも燃えていたので全部ゼロから製作した。馴染み運転の後で無負荷と有負荷のデータを取ったら完成。
 長かったけど次からはスムーズだ。

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2024年7月20日 (土)

3pin CDI

07201_20240723213501  3ピンタイプのCDI。このタイプはポイント式のデスビと組み合わされる。CIDの場合はドエルタイプとか気にしないで良いから、設計的に楽と言えば楽なのかも。
 火が出ないという話だったけど確かに出ない。発振音はするので信号処理系の故障かサイリスタが死んだのか?。
07202_20240723213501  「リンク品」と書いた合格証が貼ってあるけど、中身を見る限りオリジナルのままで何も手を入れた感じがしない。部品も一緒だし半田付け部に変化が無い。
 まあいいや。今故障して居る事に変わりは無い。

07203_20240723213601  作業中の写真を取り忘れた。今回の主要因はメインコンデンサの容量抜けだった。無圧縮で5mmも火花を飛ばすことは出来なかったけど、もしかしたら手で触ったらパチッと来るくらいは能力が残って居たかも。
 トランスがガタガタしていたけど隙間のワニスが抜けただけでインダクタンスは正常だったので接着剤で固定して置いた。
 こちらは2000rpm相当のコンデンサ端子電圧。
07204_20240723213501  こちらは6000rpm相当のコンデンサ端子電圧。





07205  いつもの感じで完成した。

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2024年7月19日 (金)

Manufacture of crimping jigs.

07191_20240723200801  車種は聞いてないけど、形状からナローか930あたりの油量計。動作不良でセンサと表示部の両方が来たのは有りがたい。
 表示部は正常に動作している。



07192_20240723200801  数十Ωレベルが標準なのに、センサ部分の実測値はkΩのレベルで不安定。
 表面が凹オンの油で腐食というかコーティングされて居て原因箇所の特定が難しい。



07193_20240723200801  最終的にこの端子の取り出し部分が犯人で有ることが解った。





07194_20240723200801  カシメが緩んだと言うよりも間に入っている樹脂が痩せたんだろう。
 ここはポンチとかハンマが素直に入らない場所。変な格好のかしめ治具を作るのに大半の時間を費やした。


07195_20240723200801  組合わせ試験でもちゃんとフルスケール動く様に成って良かった。
 メータ側の十字コイルの断線だとうちでは処置できない。

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2024年7月18日 (木)

It looks different but functions the same.

07181_20240719083501  ポルシェ用のウインカーリレー。ヘラ製で丸いアルミ製の筐体に入って居るけど、端子配列も機能も四角いヤツと全く同じ。
 機能については先週くらいに書いた様に、ウインカー球の断線をインジケータ球の点滅具合を変える事でドライバーに知らせる仕組みに成って居る。
07182_20240719083501  単体でトラブルシューティングと修理をして行って、





07183_20240719083501  最期は総合的な試験をしたら完成。続くようなら試験機を作った方がスムーズに検査出来るけど、まあそこまでの事も無いかな。




07184_20240719083501  今日から電源装置を変更した。「日本スタビライザー工業」と言う知らん会社製造。電源スイッチとか強そうな感じがしたので買ってみた。CV-CCで18V-40Aとなかなかのスペック。
 モータとかCDIの試験に使うからか、うちの安定化電源は定期的に壊れてしまう。今はアマチュア無線用の12V-38Aを使って居るけど、これは定電流動作が出来ない事とシリーズ電源なので低電圧域で電流が出せない。
 さて、これは長持ちするだろうか?。

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2024年7月15日 (月)

Two diodes are dead.

07151_20240717090901  ロータリーエンジンの最初の車、マツダのコスモスポーツのオルタネータとレギュレータらしい。
 時代が古いと電装品が少ないからか発電機も小さい。もしかしてエアコンも無かったのかも?。

07152_20240717090901  フィールドコイルに強制的に給電しても発電しないし、電流も殆ど流れない。分解してみるとスリップリングが銀色。
 エーッ?と思ったけど色々調べて見ると日立技報みたいなヤツに「銅、黄銅、鉄、SUS、銅にニッケルメッキ」の例があった。光沢的にSUSかな?と思ったけど、もしかしてニッケルメッキだったら困るので旋盤では削らずに紙やすりで磨くだけにした。
07153_20240717090901  ブラシも減っていたので新しくして試験したら発電はしはじめた。でも波形がおかしい。
 三相交流をブリッジ整流しているのだから小さな山が連なった波形になるべき。こうなるという事はダイオードが2個くらいオープンモードで死んで居るのかな?と言う感じ。
 この手のトラブルは電圧計だけでは見つけにくいので、安物でもオシロが有った方が良いと思う。
07154_20240717090901  再度分解して行ってダイオードボードを取り出した。巻線の中間点は取り出して有るけどダイオードは6個しかない。
 単体で試験していくと予想通りに2個がオープンモードで死んで居た。


07155_20240717090901  残った1個も負荷がかかっていたと思われるので3個交換する事にする。
 ベースの板は半田付けの必要があったからか鉄で出来て居る。銅の方が半田付け性も放熱性も良いけど値段が高いから鉄なんだろう。

07156_20240717090901  手持ちの中で近い形状を探したら定格が倍以上のやつしか無かった。でも干渉せずに装着出来るので今回はこれをボーリングした穴に圧入で取り付ける。



07157_20240717090901  完成後の波形はこんな感じで教科書通りの三相交流を全波整流した波形になった。





07158  レギュレータは電圧がずれて居たので調整の必要があった。調整をしていくけど何か変。以前にGT380のレギュレータで感じたような中間領域が無くてリレー的に動作する感じが有る。
 GT380の時ほど酷く無いので少しインチキ修正をしながら作業をしたけど、妙に新しい見た目から想像してしまうのは今風の出来の悪いリプロ品かも?と言う疑惑。
 旧車に取って良い世の中なのか悪い世の中なのか解らんね。

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2024年7月14日 (日)

sounds good

07141_20240715094301  ロータを巻替えたDCダイナモ、フィールドコイル側も結構ボロボロなので外す事にした。
 界磁鉄心を固定しているサラビスは取れにくいのだけど、コイツはさらにタガネでカシメまでして有ってさらに苦労した。こういう時は頭に血が上っている事も有って写真が無い。

07142_20240715094301  絶縁テープと取り出しの線は交換したけど巻線は生きていたのでそのまま利用した。





07143_20240715094301  全てを組立てるとこんな感じ。今は在庫して居るこのサイズの絶縁チューブが赤なので少し派手かな?。まあカバーが付くと思うので見えないはず。



07144_20240715094301  まずはモータリング試験したらイマイチ感が漂う。巻き方を間違えたか?と思ったけど、よく見たらブラシが変な減り方をしていた。
 コンミュテータは全くと言って良いほど減って無かったので、このブラシは別のヤツから外してきたのだと思う。若しくは逆にロータが別のところから来て居るか。
 ブラシは残量が有ったので正しく研磨し直して装着したらOK。しばらく馴染み運転して様子をみて、最期に軸を回して発電試験したら完成。
 結構時間がかかったけど、この時代のロータ側巻き替えを経験できたのは良かった。

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2024年7月13日 (土)

It doesn't growl anymore.

07131_20240713212701  昨日の続きでダイナモの巻替え。白い絶縁用のファイバー紙はパキスタン人の様に鋏で切った。
 色々なやり方が有るみたいだけど、長目に作って線を巻くときのガイドにして、最終的に短く切って溝の中に納めるやり方が楽な気がしている。
07132_20240713212701  巻き方は簡単だけどコンミュテータとの接続が面倒臭いやり方だった。全部を宙ぶらりんで巻き終わった後で、順に正しい位置に接続していく事に成る。
 トータルで考えると長ーい線を1本物として巻いていくよりも、このやり方の様に短い線を24本用意して巻く方が線の取り回しは楽な気がする。
07133_20240713212701  全く唸らない。素晴らしい・・・と言う程の事は無くて「普通」だ。
 あとは簡単に組み直して動作を確認し、OKならワニス処理をしたらおしまい。
 このダイナモは界磁コイルの保護テープもボロボロなので、最低でもテープの巻替えはした方が良さそうだ。
 こっちは界磁鉄心を止めて居るでっかいサラビスさえ外れれば、そんなに面倒な作業じゃ無い。

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2024年7月12日 (金)

It is growling.

07121_20240713182201  昨日書いていたDCダイナモ。モータリング試験が明らかに可笑しいので分解してロータ単体を試験した。
 グローラに載せたら教科書通りに「グウォーン」と唸って鉄片を吸い付ける箇所が複数有る。
 テスターで絶縁を測定しても100kΩレベルなので、内部の絶縁紙とか巻線の皮膜がダメに成っている事が確定した。
07122_20240713182201  古いからか、幸いにもダイナミックバランスが取って無いロータだった事も有り、今回は巻替える事になった。
 初めてやるから慎重に巻き方をメモしながら解していく必要がある。


07123_20240713182201  2本の線を束にして巻いて有った。それぞれが2倍の数あるコンミュテータに繋がって居る。
 コンミュテータの絶縁は雲母みたいだ。雲母なら心置きなく半田作業が出来る。


07124_20240713182201  巻線もボロボロだったけど、スロット内の絶縁紙もボロボロだった。





07125_20240713182201  裸になったところで記念撮影。この手の作業は汚れたクルタパジャマにサンダル履きでやると上手に出来る(笑)。
 クルタパジャマは1着あるけど、儀式用の上等なヤツなので作業に使うわけには行かん。

07126_20240713182301  パキスタンの整備工なら鋏で器用に切り出すと思うけど、私にはそんな技術は無いのでレーザーカッタの力を借りた。
 上手に巻けるだろうか?。

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2024年7月11日 (木)

Sometimes it rotates, sometimes it does not.

07111_20240712103201  昨日の新しそうなオルタネータに比べて、誰が見ても「部品が出ないかも?」と感じる時代のDCダイナモ。
 まずはモータリングテストをしてみるとゴツゴツした感じで回る。詳細に見て行くと入力軸が特定の角度ならOKだけど別の角度だと回転しない事が解って来た。
 これはコンミュテータかロータ巻線の一部に不具合がある時の典型的な症状だ。コンミュテータは見た目的に綺麗なのでロータ巻線かもしれない。
 ロータ巻線の巻替えは動バランスを取る機械が出来て無いので、仕事としては受けてないけど将来的な課題として出来る様に成れば作業の幅が広がる。
07112_20240712103201  レギュレータは電子式が付いていた。オリジナルは壊れてしまったのかもしれない。
 制御方式はダイナモもレギュレータもフィールドコイルの+側を制御する方式で合っている。時々これすら合っていない事が有るので必ず確認が必要だったりする。
 制御自体も定性的には正しいけど、フィールドコイル電流を制御する部分に少し疑問が。それは「全力発電命令」にしても0.5Vくらい電圧が残ってしまう事。もしトランジスタのCE間なら0.1V以下になりそうなモンだし、FETなら今回の試験電流だともっと電圧降下は低いはず。
 回路を見てないので不調なのかそういうモンなのか解らんけど、低回転時の立ち上がりが悪くなる方向なのは事実だ。ボチボチ見ていこう。

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2024年7月10日 (水)

How do you solder to aluminum?

07101_20240712101201  良く解らん車のオルタネータ。軽自動車クラスに見えるけどポルシェ屋さん経由の物なので変な外車かな?。
 発電不良で外から測定して見ても何か変な感じで良く解らん。正常では無い事は明らかなので分解したいけど、ダイオードもレギュレータもブラシも外からアクセスできない構造になって居る。もうオルタネータなんて一つの部品でしか無くて、修理とかする思想は無くなりつつあるのかもしれない。
07103_20240712101201  分解しただけではダメで、接続してある各部の半田を外して行かないと前に進まない。
 確実にこの設計者は修理とかメンテナンスを除外して設計している。



07102_20240712101201  長ナットの長さ不足を補うために、下に大径の薄いナットがスペーサとして入れて有る。
 これは流石にメーカではやらんだろう。ベアリングもスリップリングもブラシも新品同様だけど、何らかの手が入ったリビルト品なのかな?。
 良く解らんリビルト品では今までに何回か痛い目というか訳が解らん状態に会っているので良い印象は無い。この時点で気持ちが少し萎える。
07104_20240712101201  ダイオードボードの絶縁樹脂が溶けている。





07105  ダイオードは車両用で見慣れた丸い圧入タイプでは無くて電子部品に良く有る様な形状。
 ただ整列が乱れているというか、放熱器にちゃんと付いて無いのが気に成る。


07106  2番目はハッキリとずれて居る。左端は完全に剥がれて居て、足の半田を取ったらポロッと外れた。他もちゃんと付いている保障は無い。
 放熱器はアルミみたい。ダイオードの放熱面は銅にメッキに見える。どうやって半田付け?して有るんだろう。
 興味は有るけど仕事としてやるには時間がかかりすぎるしリスクが有り過ぎる。新品取ったらどうでしょう?的な返事を出していたら物が無いから現物修理してくれと帰って来た。
 ハハハ、新品が出るならそっちを注文するよね。困ったねえ(笑)。

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