Mechanical or electrical temperature switches
コンデンサブロアが回らない時のトラブルシューティングで、リレーの動作不良以外にも問題点が見つかって居た。それはリレー駆動コイルの電圧が低かった事。
回路図中で9Vと書いて居るように、リレーを外した状態で9Vしか無かった。この部分の負荷はクラッチソレノイドとDMEの検出回路だけ。DMEの検出回路は高インピーダンスなのでクラッチソレノイドだけで9Vまで電圧が落ちている事に成る。
と言う事で、経路中の電圧降下しそうな場所を追いかけてみた
検索して故障例の報告が数点見つかった温度スイッチ。古くさいキャピラリー式なので交換しようかと思って居た。アリエクスプレスなら機械式で1,000円弱、電子式なら500円以下。フラット4でも4,000円台だったから。
でも現物を引きずり出して見ると、キャピラリーチューブが1200mmも有った。売っているのは600mmくらいらしいので届かない。
仕方無いので点検口を開けて接点と平端子のコネクタを磨いた。
3A流して0.31Vの電圧降下。テストリードの電圧降下をキャンセルしなかったので、現実は0.1V弱のはず。
こっちはファンの回転数設定スイッチ。ファンの回転数とは別に別回路が入って居て、今回問題の回路に12Vを供給する様になって居る。
こっちはそれっぽく傷んでいたのでヤスリで修正して組み直した。
こっちも同等の電圧降下に収まったので再組立して今日の作業はお終い。
もう一回リレーを外して駆動電圧を測定してみたら10V強まで回復した。あとはエバポレータの横にあるメインリレーとヒューズ。それと各部のコネクタか。
ヒューズで0.7Vくらい電圧降下して居るのは判明しているので、エンジン停止中の試験なので良い線まで来ていると考えても良いと思う。
平形のヒューズの方が性能は良いけど、なんか風情が無くなるので考えモンだなあ・・・と何時も悩む所。
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