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2026年4月 4日 (土)

The special tool is no longer available.

04041_20260404202801 確か3.2L後期型のクラッチレリーズ機構。シャフトの潤滑が悪いのか固着するので対策品が準備されているらしい。でもその取付には本体ハウジングの切削加工が必要で、その加工が今日の作業。
 具体的には16mmの穴を19mmに拡大する事に成る。相手がアルミなので比較的簡単に切削できると思うけど、場所が悪いのとそれなりの精度と同心度が必要に成るのが課題。
04042_20260404202801 純正でボーリング工具が出て居たらしいけど35年以上前の話なので既に廃盤。かつては対策部品と一緒にポルシェジャパンが貸し出して居たらしいけど今はそれも廃止。何とか成らんかなあ・・・と言うのが今回の話。04043_20260404202801
 事前に調べていくと2枚目の画像が出て来てボーリング工具の設計意図がわかった。でも同等品を作るのはかなり面倒だ。ほぼ全ての車両は対策済みの筈なので、次が有る可能性も低い。
 と言う事で手持ちのトリルを漁ってみたら17mm、18mm、18.9mm、19mmが有った。18.9mmが有るとか今回の作業を予測して居たのか?とすら思えるラインナップ。
 そのままだと刃先が食い込みすぎるのですくい角を調整して使う。これはアルミにヘリサートを入れる時にもやる行為で、チゼルポイントの抵抗がない状態だとすくい角の有る周辺部がアルミに一気に食い込んで非常に不味い事に成る。だから90°か少し鈍角程度に角度を調整してゴリゴリ削り取る感じで使う。
04044_20260404202801 最初の入り口だけ難しいけど、2個の下穴がガイドになるので順調に穴を拡大出来た。18.9mmで良いかな?と思ったけど最終的に19mmまで使って具合の良い穴が空いた。
 測定はホールテストを使う。場所的にノギスは使え無いし、理論的にも小径穴の測定でノギスは不正確。ジャンクのリングゲージや新品ベアリングで校正?したジャンクのホールテストの方がはっきりと使いやすいし正確だ。
 まあ小径穴加工を沢山やる仕事なら、数十万出して新品のホールテストのセットを買うけど、たまに変な測定が有るくらいで新品を買う事は商業的に正しく無い。かと言ってノギスでお茶を濁すのもナンだし、内パスを使えるほど目と感覚が良くない。
04045_20260404202801 刃先を調整して穴加工を繰り返し、最終的に丁度良い感じでニードルベアリングが圧入できた。調査と準備に時間がかかったけど、実際の作業は割と直ぐに終わった。あとは刃先を殺したキリを再研磨するのが手間だ。

 ニュースで宗像のジムニー屋さんが飛んだかも?と言って居た。見覚え有る景色でナフコに行くときに何時も前を通る店だ。お金だけ払ったら無反応になり、未納車の人が沢山居るみたいで田舎の車屋にしては結構なニュースだった。
 そう言えばF大のASK21で縛帯が来なくて整備と耐空検査が中止になって居る。これも何回学生に聞いても「返事がありません」の繰り返しで埒が明かない。
 縛帯はF大の発注で私は関係無いけど間接的に影響を受けている。先払いじゃ無いだろうから金銭的な被害は無いと思うけど、私が当事者なら対応にイラッと来て文句を言い、会社に対して少しだけ心配に成る状況だ。

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