« The special tool is no longer available. | トップページ | These parts are completely collapsed. »

2026年4月 5日 (日)

Which one is the true reference instrument?

04052_20260405203401 nanoVNAのキャリブレーションキットの話。オマケで付いてきたキットを使ってもイマイチ納得出来ん結果に成ったりする。まあ機械工学科出身の似非技術者の言う事なのでそっちの信憑性の方が怪しいが。
 そこで色々と自分なりのキットを作っては測定してを繰り返して来た。1枚目はその残骸で出来損ないはもっと沢山有る。
04053_20260405203401 その中のエースクラス?がこの3個で左から自作品、500円で買ったミニサーキット社の50Ω、ダミーロードと書かれていた大きめのヤツ。
 うちには「正しい機器」が一つも無いのでどれが正しいのか解らないけど、燃えて無いならミニサーキット社のヤツが正しいだろうとの想像でこいつを基準として居る。
04051_20260405203401 原理から考えて見ると、任意の50Ωでキャリブレーションした後でその50Ωを測定した場合、S11は-∞に張り付いた測定値が返って来るんじゃ無いか?とこの手の教育を受けた事の無い人間は思う。
 ただ流石にそれは無かろうという現実的な技術者の私も居る。そこで現実的にどのくらいまでに収まれば良いのかを探してみたら、キーサイトのサイトに簡易的なチェック方法として説明があった。
 S11の場合は-30dB以下なら良かろう。S21の場合は-80dB位なら良かろうと書いて有った。そこで以下はこれを基準に手元のnanoVNAとキャリブレーションキットを検証して見る。
04054_20260405203401 まずはミニサーキット社の50Ωでキャリブレートしてミニサーキット社の50Ωを測定したデータ。
 同じ物を測定しても-∞に張り付く事は無くて、1.5GHzで-48dBくらいまで悪化して居る。とは言ってもキーサイトの-30dBは余裕でクリヤして居る。
04055_20260405203401 次は手持ちの2012サイズで150Ωチップ抵抗を3個並列にした自作品。
 ほぼ全域で-50dB程度を推移し、1.5GHz近辺で-40dB辺りまで悪化するデータ。これも-30dBは余裕でクリヤ。

04056_20260405203401 これは大きなダミーロードとして売られて居たヤツ。ギリギリ-30dBをクリヤして居る感じか。まあこれも数百円で買ったダミーロードと書いて有ったヤツなので上出来と判断すべきかな。 

04057 これも自作品だけど使った抵抗が1608サイズで一回り小さい。小さいなら高周波特性が良いはずと思って作ったけど宜しくない。
 予想と違うので合計4個も作り直したけどほぼ同じ傾向のデータが取れてしまい、これは使った抵抗の特性だと納得した。小さいからと言って高周波特性が優れているとは言い切れ無いみたいだ。
04058 最後は1と2の端子の両方に50Ωを付けてS21のアイソレーションデータ。キーサイトによると-80dBくらい有ったら良いとなって居るけど全然ダメだ。
 贔屓目に見てHFの測定なら-80dB確保されている様に見えるけど、VHFに成ると-70dB辺り。それを超えるとどんどん悪化して1.5GHzでは-50dB位まで行っている。
 これを見る限りS11の反射に関してはそれなりのデータが取れそうだけど、S21に関しては高周波領域の微妙な所は信用出来ないと言う事みたいだ。
 まあ、こんな感じで遊べるだけでもnanoVNAの価値は有ると思う。

|

« The special tool is no longer available. | トップページ | These parts are completely collapsed. »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« The special tool is no longer available. | トップページ | These parts are completely collapsed. »