Igniter for Zephyr 1100
リフレッシュ依頼のゼファー1100用イグナイタ。作業が終わったので依頼者に来て貰って実車での検証をした。一応シミュレータと擬似波形で動かして居るけど今回は実車で確認出来るから有り難い。
大きな問題無くエンジンが動く事が解ったし、実車での各部波形も取得出来たので本当に助かった。
前の記事に代品のトランジスタをどうしようかと書いていたけど、最終的に点火用のIGBTを使った。ベース駆動回路と保護回路を少しだけ追加したら上手く行ったので今後はこの流れで行こうかなと思っている。
オリジナルのトランジスタは6A-40Wでコレクタ電圧が300Vでクランプしてある。新しいIGBTは12A-150Wと強化されているのに加えクランプ電圧は450Vと高電圧。
コイルを変えない限り電流は増えないけど、同じ放熱器に装着して居る限り新しいIGBTの方が電流もパワーも余裕が有る事に成る。
クランプ電圧も正常に点火して居る限りは差が出ないけど、点火が難しい状況下でトランジスタのクランプ電圧まで来てもプラグに火が飛ばない様な状況で差が出る。
もしクランプ電圧の100倍の高電圧が印加できるコイル系だとしたら、300Vの方は30000Vまでしかプラグに印加できない。要求電圧が35000Vだったら失火する。ここでクランプ電圧が450Vの点火系だと35000Vの時点で火が飛ぶので着火すると言う仕組み。
これはプラグギャップを広げても火が飛ぶことを意味するけど、やり過ぎると点火コイル内部でリークしたりするから程々にしておかないと別の問題が出てしまう。
今回のIGBT化で電流・発熱的な余裕が増えたのと、不調になりにくい点火系に進化したとはず、ちょっとだけ。
| 固定リンク


コメント