The critical part is slipping.
午前中に見坂峠を上り始めたタイミングでシフトレバーがクルクル回る様になってしまった。シフト機構は生きているけど「く」の字に曲げてあるレバーが回転して居る感じ。
回転しないように保持すれば変速は出来るので用事を済ませて帰って来た。インターロック部分が効かない可能性があるので、5速とバックには怖くて入れられなかった。
分解して見ると赤い矢印の部分がクルクル回っている。レバーの下半分と上のパイプが組み合わせて有る部分だ。
折れて居ないという事はそれなりの長さが差し込んで有るのだろう。折れたら走れなくなったので最悪の事態は避けられた。
弄って居たらシフトレバーがスポッと抜けた。何じゃこりゃ!?。
圧入だけで組んであったんだろうか、接着だろうか、キツイ焼きばめだろうか、摩擦溶接みたいな感じだろうか、訳が解らんけど抜けたモンは入れ直して固定するしかない。
念のために新品の価格を調べたらペリカンで371ドルだった。152円なら56,392円だ。トランプも高市もありがとう。
40年前の部品が有るのは凄いけど、こんな鉄パイプに5万円は出せない。何時ものメタルロックで接着した後で穴を開けてスプリングピンを叩き込んで置いた。
オリジナルの固定方法とは違うけど、これで抜ける事は無いと思う。両方とも鉄系に見えたので溶接でも良かったけど、私の溶接では使用中に溶接部から折れる可能性が高い。それとオリジナルが溶接では無い事が気に成った。
ブシュ関係が傷んで居たら注文しようと思ったけど、関連のブシュはしっかりした状態だったのでそのまま組立てて完成。
その辺を試運転したら普通に変速できたので一件落着だ。
そう言えばモチュールの二硫化モリブデン入りのギヤオイルは良い。はっきりと良い。交換直後も良い感触が有ったけど、1000km以上乗った段階で馴染んだのか表面に二硫化モリブデンの皮膜でも出来たのか変速がスムーズになった。化学合成油を試そうと思っていたけど、今回に関しては二硫化モリブデンの勝利の様だ。
| 固定リンク


コメント