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2025年10月

2025年10月31日 (金)

unwelcome guest

10311_20251103210901 今日はポルシェ屋さんの仕事でABSのエア抜きに行こうと思っていたら、島根の変なヤツが急に来てバッテリのコネクタを改造しろと言う。
 コイツに限った話じゃ無いけど、我が家に来る客は連絡無しか直前の連絡で来るヤツがメチャ多いから迷惑なヤツ(笑)ばかりだ。
 で、改造するのはドカティに使うリチウムイオン電池らしく、バランス充電の検出コネクタが国内で出回っている充電器に合わないらしい。「調べて手配しとくわ」と言ったら「今欲しい」とか言う。
 コイツはレースとかイベントとか変な事ばかりやって居るから、まあ急に問題が発覚して困って居るのかもしれない。でも急に言われた方も十分困る訳だ。
 ドローンのジャンクとか漁ったらコネクタ付のジャンクケーブルが出て来た。あまり良い仕事じゃ無いけど途中でぶった切って半田付けで怪しいケーブルをでっち上げた。もう一個持って来たタイミングライトは何時でも良いらしいのでその辺に放り投げて貰った。
 流石に悪いと思ったのか奇妙なお土産をいくつか置いていった。三瓶山がなぜ1/10000なのか意味が解らん。鬼太郎の色紙は貴重なヤツらしいので、中華料理屋の様にビニールにくるんでガスレンジの周辺にでも貼っておこう。

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2025年10月30日 (木)

An overly sharpened saw chain blade.

10301_20251103205901 夏の間はサボっていたので今頃に成って薪ストーブ用の薪を作っている。時間的に生木は乾かないので数年前に切って放置して居た木を処理する感じ。
 一番使用頻度の高い安物チェンソーの刃を交換した。パワーも無いし始動性も良いとは言えないけど、軽くて振り回し安いから一番使う道具に成って居る。
 この位使うならもっと高いのを買っても良いのだけど、生まれながらの(笑)貧乏性なので少しでも安いのが有るとそっちを買いたく成ってしまうので仕方無い。
10302_20251103205901 ここまで使えばオレゴンさんも喜んでくれると思う。別の身方をすればここまで使えるソーチェーンもそれなりに素晴らしいと言う事だ。




10303_20251103205901 改めて見ると新品の刃は長くて巨大だ。これだけ大きさの差があると摩擦力が違って回転が上がりにくいかも?。
 使って見たら摩擦よりも食い込み勝手に関して、その意味で回転が落ちる事が有った。やっぱりもう少しパワーが欲しい所だけど使えるうちは使いたい。
 数年前にクラッチのバネは自作して修理したけど、キャブのO/Hキットが出なくなった時か点火ユニットが買えなく成ったら潮時かもしれない。それまではガンガン働いて貰おう。

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2025年10月29日 (水)

Bamboo Dance

10291_20251029212601 月に2回くらい嫁さんが「日本語ボランティア」に行っている。技能実習生などで来ている外国人に日本語を教える教室の先生として。
 そこで各国の「何か」をやる催しがあるらしく、今回はフィリピン人女性がバンブーダンスをする事に成ったらしい。バンブーダンスの竹とか全然解らんけど、「竹を切ってきて準備して!」と言われたので山に行って竹を切ってきた。
 こんな竹で良いのかどうか解らんけど、フィリピンも広いから地域によってダンスも機材も違って居ておかしく無い。ルソン島とミンダナオ島で使う竹は違うと思うので?、あまり悩まずにこれでOKとした。

10292_20251029212601 宮若市はトヨタ九州の下請けの下請けの・・・みたいな会社が多いので外国人労働者も多い。以前は中国人中心だったけど今はほぼ皆無、フィリピン人も殆ど見なく成ったけどダンスをする女性は日本人と結婚したので残って居るらしい。
 最近会うのはベトナム、ネパール、ミャンマー、スリランカ辺り。中国人が来ていた時代から比べて相手国の賃金レベルが2段階くらい下がった感じがする。これは日本が停滞している間に「後進国」と思って居た国々が伸びて来た事を意味する。
 オンライン英会話のフィリピン人先生も、昔は英語教師として外国に行くなら日本が普通だったけど今は韓国だと言う。お金の面で日本の地位低下を肌感覚として実感する毎日。
 子供の数は減っているのに大学の数は増えている。大学を出たら自分の能力には関係無く給料の高いホワイトカラーを目指したい。キツイ仕事や安い仕事や人の尻を拭く仕事は誰もしたくない、でも給料を上げるのは嫌だから後進国の外人にやらせよう。最近はアジアのヤツらも来なく成って来たので次はアフリカ人が良いんじゃ無いか。私たちの日本に変な外人が増えるのは嫌です!怖いです!不公平です!。我が党は日本を守り抜きます。今度こそサナエノミクスで日本を取り戻しましょう。高市さんはトランプに気に入られたぞ!。。。なかなか素敵な国だ(笑)。
 アフリカ人が来なく成ったら本気出すぞ。

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2025年10月28日 (火)

Cheap Casio

10281_20251029140801 私は腕時計をしない。中学か高校辺りまではして居たけどそれ以降はほぼして居ない。「腕時計をして居ても次の電車にしか乗れない」と言ったら「バカか!」と言われた事が有るけど、まあどこにでも時計があるから不自由は感じない。
 ただ山や畑で作業をしている時は困る。昼飯に間に合わないと嫁さんに怒られるし、速く切り上げ過ぎると時間が無駄になるから。あとは滑空場なんかでも時刻が解った方が良い。
 そこで家にある時計を探してみた。バイクのハンドルに接着していたQ&Qの安物が2個有ったけどどちらも電池切れでバンドは捨てていた。奥に有るのは息子が捨てていったヤツで電気工事士の試験の時に借りて浸かった。これはソーラーだけど半日くらい日に当てても復活しなかった。
10282_20251029140801 そこで電池とベルトを買いに行った訳だけど、電池はあるけどベルトが無い。昔はベルトがズラーッと並んで居た気がするけど今はそれが無い。有っても安物時計よりも高い。
 店を数軒回って最後にルミエールに行き、980円の無名のヤツと1390円のカシオで悩んでカシオを買った。
10283_20251029140801 使えそうなモンは出来るだけ使いたいけど、電池とベルトが付いた時計が1,000円前後で買えたら200円の電池と2,000円のベルトを買う意欲が無くなった。 
 バイクに付けて居たQ&Qに比べたらカシオは直径が小さくて厚みも薄い。私は日本女性程度の体なのでこの位小さい方がしっくりくるけど、まともな成人男性なら一回り大きい方が良いかも知れない。
10284_20251029140801 小さくて薄いのは作業の時に邪魔にならずに素晴らしい。時刻が解るので嫁さんに怒られる事も無い。ようやく私にも文化的な生活が訪れた(笑)。
 一点気になるのは手首のかゆみ。安物ウレタンバンドが悪いのか、何十年も時計をしない生活のせいなのか、歳を取ってアレルギー的な反応が変わって来たのか、なんか手首が痒い。ポケットに入れて懐中時計にすれば良いかな。

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2025年10月27日 (月)

Underfloor spoiler?

10271_20251029135201 かなり前の話に成るけど、白骨号のフロントに空力的な物を追加した話を書いた。具体的には純正のチンスポイラーの下に30mmくらいベロを追加したのと、タイヤ前に衝立を追加した事。
 これははっきりと効果があった。良く言われて居る様にこの手のポルシェはフロントが浮き気味に成って安定感が希薄。特にガソリンが空に近くなって来ると私でも解る位挙動が怪しくなる。
 所がこのデバイスを追加したら明らかにハンドルが落ち着いた。下道を80km/h位で走っている時でも解る位。高速でも神経質な感じが薄れた。
10272_20251029135201 と言う事でリヤも何らかの改善が出来んかな?と思って追加したのが黄色い部品。
 ナフコで売っている角に頭を当てても怪我をしないプロテクタ。これをスーパーXで貼り付けただけのいい加減な作業。


10273_20251029135201 接着剤が硬化してからは周囲をシリコーンシーラントでシールしてみた。
 床自体が凸凹して居るのはご愛敬。普段は感じないけどこう言う作業をすると結構凹凸が有ることが解る。


10274_20251029135201 機能的には問題無いけど、流石に見栄えが悪い気がしてグレーのスプレーを吹いて見た。これで完成。

 結果はと言うと、フロントの時ほど効果が感じられなかった。ネガティブな物も感じなかったけど、もしかしたら微妙に悪化しているかも知れない。
 ジャッキポイントの関係などから中途半端な位置に成ってしまったけど、本来ならリヤタイヤ前の空間を潰したいところ。これは最近の市販車がほぼ全てやって居るから効果があるんだと思う。でも白骨号で真似をするにはかなり大変。

 ABSの作業で心身ともに没頭・疲弊して居たけど、取りあえず組立てたので少しだけ定常運転に戻って来た。新たな事や興味深い事は面白いけど、歳を取ってから無理をしては行かんなと思う。

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2025年10月26日 (日)

Cleaning work

10261_20251029131401 分解が終わったので洗浄しながら不具合が有れば修正の工程へ入った。





10262_20251029131401 少し曇って見えるのはアルミが腐食した部分。この程度で良いかな。





10263_20251029131401 周囲の茶色いのをどこまで落とすか悩み中。ここはシール部分じゃないのと、落とすために新たなキズが付くのはヤナ感じだから。



10264_20251029131401 円筒部の上部に小さなオリフィスが確認出来ると思う。BOSCH様はこう言う罠を仕掛けてくる。
 ABSの整備書とかは無いけど、BOSCHの自動車ハンドブック等を見ながら現物を見ていくと構造の意味が解ってくる。意味が解れば修理の可否や方法を考える事が出来る。10265_20251029131401
 これは今から洗浄する上の蓋。窪み中央の小さな穴にOリングが見えるけど、その奥にはワッシャと言うかバックアップリングと言うか、もう一つ部品が有るので無くさない様に→クルタを着てサンダル履きのメカニック達へ。

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2025年10月25日 (土)

Relatively smooth process

10251_20251029130201 なんか良く解らんネジが2個。色が違うから意味が違うんだろう。先端の不思議な形状の部品もヤナ感じだ。




10252_20251029130201 アルミ部品で硬いのは嫌だし怖い、失敗したらそれでお終いだから。今回は上手く行った。もし次があるから寸法がキチキチで先端の面取りが極小の六角のソケットを用意したい。



10253_20251029130201 自作した巨大トルクスの蓋も外して中身も出してみた。前記のヤツは動くピストンだけどこっちは単純な蓋に見える。
 内部をよく見たら小さなオリフィスが有った。キャブと一緒でこう言うのを見落とすと「O/H済み」でも不調のままだ。
 そういう意味からも総合試験機が有ると安心だけど、ブレーキの圧力とか考慮すると試験機の製作は簡単じゃ無いと思う。もしBOSCHから出て居ても200万とか300万の世界だろう。
10254_20251029130201 今回もサービスで部品構成図をアップしておこう。パキスタンかナイジェリアのメカニックが中古のベンツのABSを修理する時に役に立つかもしれない。

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2025年10月24日 (金)

Yurie Collins

10241_20251029123801 嫁さんの妹を空港まで迎えに行った話を書いた。彼女は仕事で日本に来ているので既にこの家には居ないけど、記憶に残っている事が有るので書いてみたい。
 ユリエコリンズという日系ハーフのスタンドアップコメディアンが居る。意識して見ることは無いけどYouTubeのお勧めに出て来たら見る感じの人。嫁さんの妹と話していて一番に思い浮かんだのはユリエコリンズに似ているなと言う感情だった。
 嫁さんの妹はアメリカに住んでいて今回の様に日本と中国を仕事で飛び回る「それなりに成功した日本人」では有るけど、所詮大阪のオバチャンだ。その彼女の話し方というか身振りなのか、それがユリエコリンズを連想させる訳。
 年齢もビジュアルも(笑)全く違う二人だけど、何となく似ている何かを感じる。アメリカ人の上司からもしゃべり方に関して言われる事が有るらしいから特徴的な物が有るのは確かだろう。
 私なりの結論は、大阪人にアメリカのエッセンスを振りかけるとあんな感じに成るのかな?と言う理論。

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2025年10月23日 (木)

I beat the rust.

10231_20251029121201 プランジャ抜き治具の改造。確実に圧力が印加出来る様に油圧ポンプとホースを金具で接続する事にした。
 油圧ホースの先端金具に合わせて治具のポートを拡大。


10232_20251029121201 内部は変更無し。写真では解りづらいけど内部はテーパで段々に成って居る。この中にポンプAssyを入れて加圧する仕組み。




10233_20251029121201 ポンプの両側は作業性を考えて蓋などは設けずにバイスで簡易的に固定している。抜けたプランジャも10mmくらい飛び出たらバイスの口金に当たって止まる取り合い。



10234_20251029121201 やった!。抜けた。パンッ!!と言う音とともに油のミストが飛び散った。凄い固着だった感じ。でも私は錆に打ち勝った。メチャ疲れたけど気分が良い。

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2025年10月22日 (水)

I expected grease pressure.

10221_20251029115701 固着したプランジャ。良い案が浮かばないので取りあえず掃除してみた。見た目は綺麗に成ったけど、




10222_20251029115701 先端のプランジャ本体は引っ込んで固着したままだ。
 棒を接着剤でくっつけて引っ張ろうと思ったけど、経験的に錆の固着がそんな程度で動く筈が無い。。。


10223_20251029115701 このユニットはポンプなので両端はOリングでシールしてある。と言う事はポンプのポートから圧力を加えたらプランジャが内側から押されて出るんじゃ無かろうか?。
 そう考えてアルミの丸棒から分解用の治具を作ってみた。加圧は一番手軽なグリースガンを使う。ユンボのキャタピラ加圧なんかと同じ考え方だ。
10224_20251029115701 小さなパンッと言う音とともに固着したプランジャは見事に外れた。上部が未分解だけど掃除して並べて見たらちょっと嬉しい。
 ただ問題も有って片側は外れたけど反対側は何回やってもグリースが溢れるだけでプランジャはびくともしない。次の一手が必要だ。
10225_20251029115701 半分気落ちしているけど半分は上機嫌。良い気分のお裾分けとしてこの部分の分解図を公開して置こうと思う。必要な人は世界中に数人しか居ないと思うけど。

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2025年10月21日 (火)

Stuck plunger

10211_20251029114601 抜けた油圧を補充する為のポンプモータ。電源を繋いだら回るけど外して見たら中はサビサビ。
 錆びた軸端は偏芯していてクランク的な動作をして居るみたいだ。そうなると錆びたリングはクルクル回るはずだろう。固着して全く動く気配も無いが。。。さて、どうする。
10212_20251029114601 偏芯軸の両側にはポンプが付いていて、キャップを外すと比較的簡単にAssyで外す事が出来る。ブレーキフルードに浸かっていた部分は綺麗な感じだ。



10213_20251029114601 ポンプの先端部分。ここがモータの偏芯軸にピコピコ押されてフルードを圧送する予定の部分だけど引っ込んだ状態で固着して動かない。
 反対から押す事も出来ないしプランジャ先端を掴む事も出来ない。どうしたらよいんだろうか?。ちょっと絶望的な気持ちが頭を支配し始めた瞬間。

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2025年10月20日 (月)

Hidden Bolt

10201_20251029113401 特大トルクスの蓋は外れたので次は上の方の分解。どう眺めても中央にボルトが通って居るとしか思えない。でもボルトの頭が見えない。
 腐食したキャップがめくら蓋に思えるけどツルンとして居て取っかかりが無い。1台が80万円で今は部品が出ないと聞くとめくら蓋を叩いたり壊したりする度胸が湧かない(笑)。
10202_20251029113401 ネットを彷徨ってもこんな作業をしているヤツは少ないし、情報があっても断片的で役に立たない物が大半。腹を決めてめくら蓋に対峙したら何とか取れた。
 下にはこれまたでっかい六角穴付ボルトが有り、頭がおかしいようなトルクでしまっている。写真では机の上に置いているけど実際の作業はでっかいバイス台でガチガチに固めないと緩まない。
10203_20251029113401 3個のバルブユニットが外れた。多少の汚れはあるけど目茶苦茶汚い訳じゃ無い。ABSに取ってこの程度が許容範囲かどうか解らんけど、初めてなので構造の意味を考えながら前に進める。



10204_20251029113401 外したソレノイドバルブ側。こっちの方が少し汚い感じ。更に分解出来そうだけどやり方が解らん。初めての作業はこんなのばっかりだ。

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2025年10月18日 (土)

This is larger than the T100 bit.

10181_20251018201901 パキスタンの道ばたじゃ無くて日本の田舎の軒先。難しそうな仕事はこんな環境じゃ無いと前に進まない。




10182_20251018201901 修理出来るかどうか解らない964のABSユニット。まずは分解しないと前に進まないので分解の準備から。
 T100よりも大きなサイズのトルクスビットを作って居る。A軸で削る事も考えたけど、元の形状が良く解らんので図面を書いた所でそれがピッタリ合うとは限らない。それなら現物合わせで削りだそうか、と成った訳。
10183_20251018201901 光明丹を使おうかと思ったけど、変なオッサンから貰った青いヤツが手前に合ったのでそっちを使って見た。
 平面の出た所を削るなら適当に削れば良いけど、今回はサイズが小さく成ったらアウト。ピッタリになる様に出た所を削る必要が有る。やって見ると意外と難しかった。
10184_20251018202001 腰が痛く成って何回も休憩しながら良い感じに出来上がってきた。
 回される方の部品はダイキャストみたいでE型の穴は抜け勾配が付いている。最初はストレートに削るべきだと思っていたけど、それだと一番奥だけが強当たりする。そこで抜け勾配に合わせて斜めの面で仕上げる事にした。
 斜めとは言ってもごく僅かの勾配。面で当たるからアルミと思われる相手部品にキズが付く可能性は下がるけど、斜めなのでカムアウトする方向の力が出るのはネガティブな部分。
10185_20251018201901 万力に挟んでウンギャッと回したら回った。ネジ山は綺麗なモンで腐食も何も無い。素晴らしい。これでほぼ1日費やしたよ、整備の神様ありがとう。
 こうやって事前の準備をキッチリとして居た時は簡単に事が進む。対してでっかいマイナスで回そうとしたり、簡易型の工具でやろうとしたりすると滑ってガタガタにしてしまう。
 人生その物だね(笑)。

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2025年10月17日 (金)

I brought a strange foreigner home.

10172_20251018195201 今日はちゃしろの散歩を早めに切り上げて福岡空港へ。始終工事中の福岡空港へ暗くなってから行くのは田舎者に取ってかなりの試練だ。
 国内線の駐車場工事は終わったと思っていたら、遠いところに立体駐車場が出来ただけでターミナルビル側は今も絶賛工事中だった。次に来る時はまた道が変わって居るだろう。はあ。。。
10171_20251018195201 待っている便をフライトレーダーで見ていたら響灘上空で旋回させられて居た。この時間帯の福岡空港は日本で一番混んでいるランウェイだと思う。順番を逃したらかなり後に成るからパイロットも必死だろう。
 到着口で待っていると変なオバサンが出て来た。一時期よりは日本人色が濃くなった気がするけど、なんか違うアジア系の変な外人にしか見えない。
 彼女は嫁さんの妹でアトランタに住んでいる。グリーンカードを持って居るから半分アメリカ人みたいなモンだ。でもSNSでトランプの悪口を書いたら入国禁止になるかもしれんから中途半端な身分ではある。今回はアジア地域への出張の序でに寄ってくれたらしい。
 普通の親戚とは普通の感じで話はするけど何かよそよそしさというか、一歩下がった感じでの会話になりがち。でも彼女の場合は最初に会った時から凄く普通に話が出来るし、今でも嫁さんよりもスムーズに意思疎通が出来る(笑)。思考回路が似ているのかもしれない。
10173_20251018195201 アメリカの田舎州みやげとして定番のピーカンナッツと別のナッツ。右側の箱を開けながら気がついた。これが日本のお菓子なら内部に個装された袋が10個くらい入って居て、その袋の中に小さなお菓子がひとかけら入っているなあ、と。
 日銀の中の人がデフレだデフレだと言っている時から日本のお菓子は中身が少なくなってきて、今や昔の記憶の半分くらいしか入って無い気がする。
 アメリカだから値段はメチャ高いとは思うけど、パッケージに小細工をしない向こうのやり方の方が私は好きな対応だ。

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2025年10月16日 (木)

Simple tasks and difficult tasks

10161_20251017142401 930系のシフトリンケージ途中にあるカップリング。1軸のユニバーサルジョイントみたいな構造に成って居る。
 見ての通りに樹脂のブシュが崩壊して居る定番の故障。


10162_20251017142401 POMの削り出しでブシュを作って入れ替えたら完成。ウレタン系の成形品に比べたら圧倒的に耐久性があるのでお勧め。でも感触が少し硬くなるのかな?。



10163_20251017142401 964系のABSユニットらしい。新品は出ないしリビルトも信用できる製品がなかなか無い。で、「お前修理しろ!」 と持ち込まれたヤツ。
 見るからに手強そうな見た目だ。まずはこのでっかいトルクスの頭。T100までは規格に有るけど寸法的にT110かT120くらいの寸法に成って居る。
 海外のフォーラムでも「こんなの見たこと無い」とか「マシニングで作って貰ったら」とか書かれている。でっかい穴付きボルト用ソケットから削り出すしか無いのかな?。これだけで大仕事だ。
10164_20251017142401 一筋縄では行かん様な見た目のナット。油圧機器って一般に凄いトルクで締めて有る印象が有る。それに加えてブレーキフルードを使用する機器は腐食で囓って居る事が多い。
 ヤナ感じだ。最適な治具が有っても分解出来るとは限らない領域の機器。しかもアルミだから焼いたり叩いたりも制限される。はあ。。。

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2025年10月15日 (水)

Do not glue the parts.

10151_20251017141201 3ピンのCDIでO/Hと言うかリフレッシュの依頼。イマイチ不調らしいけど受け入れ検査では十分な火花が出ていたのでCDIが原因では無いかも知れない。時間とか熱をかけての試験はして無いけど。
 分解して行って驚いたのはトランスやメインコンデンサが接着して有った事。基板上の部品は古いままだったしリベットもオリジナルだったから何もしてないと思っていた。でも何か手が入って居たようだ。
 理由は何となく解る。コンデンサを交換するにはトランスを外す必要が有る。でもこのトランスを外すのはかなり難しい。下手をするとトランス固定の部材を破損してしまう。その結果の接着の様だ。
10152_20251017141201 トランス自体は生きていたので再利用する事にした。点検の為に接着を剥いでいくと巻線とかフェライトコアを痛めてしまいそうで接着部には触らないで。
 インコンデンサは無条件で交換。基板上の部品も今まで不調になったヤツや測定して劣化して居た実績が有るヤツを交換して行く。
10153_20251017141201 組上げて総合試験。擬似ポイント信号を入れて実際に火花を出しながらメインコンデンサの端子電圧を測定する。




10154_20251017141201 良い感じで性能が出ている。点火系の能力が不足していると不調になるけど、必要以上の性能が出てもパワーアップは感じにくい。割と目立たない部品かも。

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2025年10月14日 (火)

Clutch adjustment

10141_20251017140001 クラッチペダルの位置を調整したのでクラッチの繋がる感じが変わった。そこで車を上げてクラッチ調整をした。
 白骨号のクラッチ調整は簡単で、写真中央のストッパボルトの先端隙間を調整すれば良い。
 細かく言えばワイヤ無しで1.2mmにしてワイヤを付けて1.0mmにする様に指定があるけど、簡易的にはこの隙間を1.0mm程度に維持すればOK。多少の増減は好みで。
10142_20251017140001 序でに下回りを確認した。オイル漏れ修理をした辺りは大丈夫の様だ。若干オイリーだけど漏れて居ると言うよりも完璧に洗浄出来て居なかった油の影響の様に思う。



10143_20251017140001 カバー廻りは全く油漏れは無い。それ以前にオイルが全然減らないのが怖い(笑)。今までは白煙を吹いていたし定期的にオイルを1L程度補充し続けて居た。それがバルブシールを交換してから一回も補充の必要が無くなってしまった。
 これ自体は良いことだけど、ステムの潤滑は大丈夫なんだろうか?と逆に不安になってしまう。今は20L缶でオイルを買っているけど、これくらい減らないなら4L缶を3缶とかでも良さそうだ。そうなると予算的にもう少し高いオイルを試しても良くなる。とは言ってもモービル1にした時も全然変化を感じなかったから、次もシーホースかな。

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2025年10月13日 (月)

I need a sturdier stopper.

10131_20251017135001 白骨号のクラッチペダル位置を調整した。踏んだ時と離した時の二つのエンドがあるけど今回は離した時のエンド位置の調整。
 離した時のエンド位置はペダルの根元にゴムのストッパが有って位置決めされている。でも根元でレバー比が高いせいか加重も高くて徐々にゴムがへたって短く成る。結果的にクラッチペダルが手前に来てしまう。
10132_20251017135001 対策として今までは純正のストッパの上にゴム板を貼り付けて居たけどキリが無い。と言う事で今回はPOMの端材を使って見ることにした。



10133_20251017135001 POMの端材を四角く切り出して、保持金具の爪に合うように溝を掘ったら完成。仮付けしてペダルの高さを合わせる為に数回ヤスリ掛けして接着した。



10134_20251017135201 硬くなるのでコンコン音が出るかな?と少し心配したけど解るほどの音は出なかった。これでゴム板よりは耐久性が期待出来る。

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2025年10月12日 (日)

The critical part is slipping.

10121_20251012185101 午前中に見坂峠を上り始めたタイミングでシフトレバーがクルクル回る様になってしまった。シフト機構は生きているけど「く」の字に曲げてあるレバーが回転して居る感じ。
 回転しないように保持すれば変速は出来るので用事を済ませて帰って来た。インターロック部分が効かない可能性があるので、5速とバックには怖くて入れられなかった。
10122_20251012185101 分解して見ると赤い矢印の部分がクルクル回っている。レバーの下半分と上のパイプが組み合わせて有る部分だ。
 折れて居ないという事はそれなりの長さが差し込んで有るのだろう。折れたら走れなくなったので最悪の事態は避けられた。

10123_20251012185101 弄って居たらシフトレバーがスポッと抜けた。何じゃこりゃ!?。
 圧入だけで組んであったんだろうか、接着だろうか、キツイ焼きばめだろうか、摩擦溶接みたいな感じだろうか、訳が解らんけど抜けたモンは入れ直して固定するしかない。
 念のために新品の価格を調べたらペリカンで371ドルだった。152円なら56,392円だ。トランプも高市もありがとう。
10124_20251012185101 40年前の部品が有るのは凄いけど、こんな鉄パイプに5万円は出せない。何時ものメタルロックで接着した後で穴を開けてスプリングピンを叩き込んで置いた。
 オリジナルの固定方法とは違うけど、これで抜ける事は無いと思う。両方とも鉄系に見えたので溶接でも良かったけど、私の溶接では使用中に溶接部から折れる可能性が高い。それとオリジナルが溶接では無い事が気に成った。
10125_20251012185101 ブシュ関係が傷んで居たら注文しようと思ったけど、関連のブシュはしっかりした状態だったのでそのまま組立てて完成。
 その辺を試運転したら普通に変速できたので一件落着だ。
 そう言えばモチュールの二硫化モリブデン入りのギヤオイルは良い。はっきりと良い。交換直後も良い感触が有ったけど、1000km以上乗った段階で馴染んだのか表面に二硫化モリブデンの皮膜でも出来たのか変速がスムーズになった。化学合成油を試そうと思っていたけど、今回に関しては二硫化モリブデンの勝利の様だ。

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2025年10月11日 (土)

Replacing spark plugs

10116_20251011225101 白骨号のスパークプラグを交換した。ちょっと前に買っていたけど、グライダーの整備で久住を何回も往復する必要が有り、作業に起因する何かが有ったら困るので今に成って作業して居る。
 好きな事を目茶苦茶やって居る様に言われる事が有るけど、自分的には慎重で保守的な人間の積もり。
10117_20251011225101 改造したエアクリーナケースのおかげで作業がスイスイ進む。老人に取って人生の時間を無駄にせずに済むのは有り難い。 




10118_20251011225101 新旧の比較。古い方もイリジウムの細い電極のタイプだけど、新しいのは接地電極も小さなイリジウム?チップが付いたヤツ。
 旧車にイリジウムはダメという人が居るけど、私はバイクの時代からVプラグを使って来た。不調なエンジンほど細い電極の効果が大きいと感じて居るから、設定があるなら細い電極を選ぶ。
 白骨号はイリジウムプラグに化学合成油と何でも有りだ。アイドリング発進とかした事が無いし、街中を走るときは1500rpmくらいで走る事も有る。「空冷オヤジ」みたいな人からは怒られるだろうな、ハハハ。
10119_20251011225101 気筒毎に若干の焼け具合に差があるけど、40年前のエンジンでO/Hも何もして居ない事を思えば許容範囲だと思う。
 試運転も問題無い。今まで2000rpm前後で微妙な不快感があったけどそれが消えた。セッティングはノーマルプラグで行い、通常使用は細い電極を使うのが良いのかも知れない。
 プラグレンチのサイズが小さく成った事だけが小さなネガティブ項目かも知れない。まあ実害は無いけど車載工具が合わなく成った。

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Your airtightness is perfect.

10111_20251011223201 気密試験で落ちた高度計。スリーボンドの液体パッキンで救うことが出来たけど手間が凄すぎるのとイマイチ格好良くない。
 新品で側面の気密性が良い角断面のゴムリングが有ったらなあ・・・と考えて居たら整備の神様がこんな型の中にシリコーンゴムを流し込んでプレゼントしてくれた。
10112_20251011223201 硬化後にどうやって外したら良いか少し悩んだけど、エアガンで空気を送り込んだら簡単に離型出来た。 
 なんかそれっぽい。そしてカチカチに成ったオリジナルに比べるとしなやかで弾力性も有っていかにも効きそう。

10113_20251011223201 早速組込んで気密試験。試験高度は18000ftなので506hPa。今回の高度計はメートル計なので相当高度は5496mに成る。




10114_20251011223301 少し高い方向に誤差が出ている。今までの古いwinterは全て高高度で高い方向に誤差が出ている。ネジで留めてあるアームがずれるとは考え難いので、一部にある曲げたアームが経年変化でアームが長い方向に戻って居るのかな?と想像。
 取りあえず今回の目的では無いので誤差は無視して現在の針の位置だけ覚えて1分間観察。結果は漏れ量「ゼロ」で製作したOリングの効果が確認出来た。
10115_20251011223201 後は耐久性だけど今までの経験的にこの手のシリコーンゴムは数年で硬化したりボロボロには成らない。そして高度計は2年毎に検査するので次に漏れが増えたら交換したら良いだけ。
 最後の写真は昼食を食べて1時間くらい経った後の写真。高度が上昇して居るのは温度変化などの影響だろう。真空ポンプは止めて居るので誰かが真空側に引いた可能性は無い。このまま劣化しなければ与圧した機体でも使えるな。

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2025年10月10日 (金)

The pressure switch is functioning correctly.

10101_20251010204901 今年の秋は何だかんだと久住を4往復もしてしまった。運転は疲れたけど、インジェクタをボクスター用に交換した後の良い検証になった。
 その中で一つだけ気に成る挙動というか調子の悪さがあった。黒川温泉から三愛レストハウスに行く途中に新しくできた長い坂道がある。登坂車線が有るので遅い車が居たらガーッと抜く区間。そこで毎回不調に成ってしまう。
 色々考えて近所を走るときに検証したりしたけど良く解らん。解らんなあ・・・と思って過ごして居たらふと気がついた気圧かも!。
 三愛は標高950mくらいで坂道は880m位ある。880m地点の気圧は917hPaくらいなので標準大気に比べて9%くらい低い。これは混合比的にはかなりの差だ。
 白骨号は燃料噴射だけどごく初期のシステムだから気圧補正は1点のスイッチだけ。1000mを超えたら接点がオンに成る気圧スイッチが1個だけ付いている。これの異常かも知れない。そう考えて早速チェックする事にした。
10102_20251010204901 高度計用に作った真空チャンバが有るのでそれに入れて検査した。結果は893hPa(1116m)でオンに成り911hPa(957m)でオフに成る。極めて正常だった。ちなみにこれはデンソー製。
 かなりギリギリの所だけどオンに成って居ないと思われる。そうなると混合比的には一番濃い状態という事に成る。
 これから解る事は、高負荷域をもう少し薄くする必要が有るのかもしれない。2STじゃ無いから簡単には焼き付かないから安心感は有る。体感出来るくらいの不調なので、あと5%くらい薄くしてみるか。

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2025年10月 9日 (木)

This is a semiconductor.

10092_20251010203302 以前に1回だけやった事があるナローポルシェのウインカーリレー。メチャ凝った構造というか一般的では無い構成に成っている。




10093_20251010203301 前回に解析済みなので基本部分で悩む事は無いけど、接点や電流検出値を調整後に何度試験しても変な動作しかしない。




10091_20251010203301 これは前回に書いた基本回路図だけど、カチカチするメインのリレーとともにインジケータを光らせたり球切れを検出する電流検出リレーが入って居る。今回の問題はその電流検出リレーの中身だった。



10094_20251010203401 色々見ていっても原因が解らず、リレーの端子を浮かして測定したら接点間が絶縁されて居ない事が判明。
 絶縁されて居ないと言っても数百キロΩの抵抗が有ってCMOS回路が誤動作したと言うレベルじゃ無い。なんと14Ω程度の抵抗で半分導通して居た。
10095_20251010203401 14Ωだと14V印加時に1Aも流れる。電力的に14Wだ。インジケータランプの電力なんか余裕で超えて居るから、簡単に誤動作させる事の出来る抵抗値。
 これの発生源を探していったらリベットで組んである接点部材間の絶縁シートが問題だと判明。
 単体だと100kΩ程度の抵抗(これでも十分低いが)だけど圧縮すると10Ω台まで下がる。
 理由は解らんけどこの絶縁材は使え無いので、別の絶縁シートを持って来て近いサイズにカットして組立てた。絶縁シートを交換してからはきちんと想定通りの動作をする様になった。不思議な絶縁低下だ。
10096_20251010203301 こっちはオマケで裏の栗の実。右側のヤツもそんなに小さなヤツでは無いけど、左側のヤツは馬鹿でかい。
 数年前に植えた何とか言う品種に去年から実がなり始めたけど、今年の実は凄くでかくて驚かされる。
 味はまあ普通。茹でて半分に切ってスプーンで食べる事が多いけど、大きいだけ有ってゆで時間が長い様な気がする。

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2025年10月 8日 (水)

Patrick Lafcadio Hearn

10081_20251008120601 今日は寝坊した。朝飯を食べてゆっくりしてからちゃしろの散歩に行こうとしたら聞き慣れた音楽が聞こえてきた。
 テレビを見るとNHKの新しい朝ドラのオープニングの様だ。我が家では朝ドラを見ることは無いけど、月に1-2回はこんな感じの流れで見ることがある。
 それにしても似ている、「皆生トライアスロンの歌」に。皆生トライアスロンに出場経験の有る人か高石ともやの熱狂的なファン以外は知らないであろうあの歌に。
 こっちが朝ドラの歌で、こっちが皆生トライアスロンの歌。暇な人は聞き比べて欲しい。皆生大会ではありとあらゆる場所でこの歌がかかって居るので、参加者はどうしても頭に残ってしまう。
 過酷な大会に対してヌルいメロディーだけど、ショートと違ってロングは意外とこんなモン。スイムの最初のバトルさえ乗り切れば確かにこんな感じで時が流れる。
 私は似ていると思うけどそうじゃ無いと感じる人も居ると思う。沖縄のメロディーが全部似ているとか、平尾台と秋吉台が似ているとか、ミニバンはどれも見分けが付かんとか、そういうレベルの似ているだから。
 ちょっと興味が湧くのは舞台がどちらも宍道湖の周辺である事。この地域に土着のメロディーがあるんだろうか?。

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2025年10月 7日 (火)

Needle Holders

10071_20251008113301 ようやく見つけた怪しい道具、名前は「持針器」とか「メリーランド鉗子」と呼ぶらしい。
 以前からこの手の道具が必要に成ることがあって探していた。「先端だけ開くピンセット」とかそういう言葉で。でも全然見つからずに居たのだけど、「鉗子」の方向で探したらようやく見つかったと言う訳。
 名前から解る様に医療用器具。それも内視鏡手術とかで使う様な少しだけ特殊なヤツ。そりゃ見つからん筈だと思う。でも一旦見つけて関連の用語を知ると今度は直ぐに見つかる様になるのが不思議。
10072_20251008113301 全部が金属製のヤツが「持針器」で一部プラスチック製のヤツがスペシャルな鉗子と言う感じ。詳しくはここあたりを見ると書いて有る。下の方には「子宮モデル」とか有ってウゲッとなるけど、この位でウゲッとなるヤツは外科医には成れんだろう、それ以前に頭が足りんかったけど(笑)。 
 調べて行くと本物は1個が20万くらいするらしい。リンク先の練習用でも針持器で2.6万くらい、鉗子で1.4万位する。そこで何時ものアリエクスプレスを見てみると持針器で7,000円、鉗子で3,000円くらいで売って居た。早速注文したのがこれらという訳。
10073_20251008113301 持針器は割としっかりして居る。握りの形状とかロック機構が私の使用方法には多少の違和感がある気がするけど、それは今後の使用に於いて改造なりすれば良さそう。
 鉗子の方は明らかに作りがチャチで安物感が有る。でもきちんと動くし有ると無いとでは大違いなので買う意味は凄くあった。
 私の仕事内容は変な物が多いので、必然的に一般的な整備工が持って居る工具とは違う雰囲気に成る。後は個人的な感覚としてもスナップオンのラチェットを買うよりもストレートのラチェットにこの手のSSTを買い足す方を選ぶ傾向が有る。
10074_20251008113301 見たまんまで使用方法とか無いのだけど、最後の写真の突起物だけが意味不明。洗浄機能の有無と関連して居る感じなのでここにホースを繋ぐのかな?。
 ちゃしろの散歩で会う柴犬の飼い主が消化器外科の先生なので今度聞いて見よう。
 こんな物を買うと実際の手術にも興味が湧いてくる。色々見ていくとこんなのとかこんなのが出て来た。この長い棒の先端でこんな作業をするとか職人技だ、流石です大門先生。
 何時も歯医者に行ったときに思うのだけど、東京歯科大の卒業証書よりも綺麗に作られたガンダムでも飾って有った方が私は信頼出来る。
 同じ様な感覚だけど、外科医を養成する初期の足きりで学力テストの偏差値を使うのは正しいのかな?と疑問に思う。最初はガンダム作らせて不器用なヤツを除外し、その次に理解の悪いバカを除外した方が作業内容的に良いんじゃ無かろうか。

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2025年10月 6日 (月)

Deer Lady

 高市氏の報道が連日凄い事に成って居る。私は極左の人間なので(笑)彼女の言動には賛同できないけど、中身の無い世襲小泉氏よりは面白いかも知れないと思っている。
 取りあえず心配なのは「円」の価値の毀損。今までの言動から高市政権は劣化版安倍政権になりそうな気がして居る。何回も書くけど自国通貨が弱く成る事を喜ぶ気持ちが理解出来ない。
 「これを借金と言うヤツは経済が解って無い」と言っておきながら第二次安倍政権では「このままでは借金が大変な事に成る」と言い出した麻生さんが出しゃばって来ているのもヤナ予感だ。
 大した金は無いけど老後の資金を守るために何かに待避させようと思っても、金も株も仮想通貨も全部超高値。お盆に次男と話していたように建設機械でも買って置こうかと考え中。
 高市氏は「鉄の女」サッチャー氏に憧れて居るらしい。我が国の「鹿の女」のお手並み拝見だ。

10061_20251006205801 難攻不落に思えたナローの燃料ポンプだけど、何とか組上げて試運転にこぎ着けた。簡易測定では吐出量もリリーフバルブの動作も問題無い。
 これで問題無く動くとは思う。でも心配なのはガソリン漏れだ。Oリング当たり面にあれだけの腐食が有った訳で、それの影響が心配ではある。
10062_20251006205801 ただ、そんな事ばかり言っていたら古い部品の修理とか再生は出来ない。全部を新品部品に入れ替えるしか解決策は無くなるから。
 取りあえずベストは尽くした。Oリングも全部をバイトンの高級品で組み直した。腐食の激しい所は太さを少しだけ太くして面圧を上げてみた。
 燃えるような問題は起らないと思う。試験はしたけど実際の使用時はほんの僅かなにじみなどが発生するかも知れない。そのときは再度作業するしか無いな。それで止まれば良いけど。。。

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2025年10月 5日 (日)

You have the flu.

10051_20251006084901 今日は久住でASK21とディスカス2機の耐空検査飛行の日。写真は前回の最終確認でスピーカの故障が起って応急修理した部分。見えないからインチキで耐空検査を通そうと思っていたけど流石に宜しくない(笑)。


10052_20251006084901 代わりのスピーカが準備出来たのでフライト前に交換。外す時に気がつかなかったけど、平面じゃ無くて椅子の曲面部分に取り付けて有った。変な設計。
 これってシュライハーが取り付けたんだろうか、それとも日本で取り付けたんだろうか。取付もリベットだしなんか・・・ちょっと好きに成れない感じ。
10053_20251006084901 最初に2機と書いたしそのつもりで家を出たけど、ディスカスのパイロットが高熱を出して来られなく成ってしまった。昨日までは「9時集合了解」とか返信して居たので急激な変化はインフルエンザだろう。
 ディスカスに沢山乗っている自家用持ちは居たけど、学連のルール的に指導員じゃ無いとダメらしい。面倒臭いルールは嫌いだから学連の中で飛ぶ事はもう無いなと改めて思う。
10054_20251006084901 今回は新しい「ラジオ」を持ち込んだ。R108と言う短波も聞けるヤツ。これで26.342MHzをモニタし、KT-A16で県央FSとの試験交信をモニタする予定。ピストの無線は久住FSにセットしてあるので別の無線機があるとこういう時に便利。
 R108は26MHzを十分にモニタ出来た。UV-K5だと近距離でモガモガ籠もる感じに成るけど、それも無くて音質もこちらの方が良好。熊本空港のATISに関しては機体に積んである「本物のVHF無線機」と同等に受信できて居たのでこちらも合格。
 KT-A16の方は25km先に有る県央FSの電波を地上で強力に受信できたので全然悪くない。屋外で液晶が見にくいのが難点だけど、それ以外は悪く無い選択だと思う。
10055 時間が経つと雲底も上がって来てフライト日和に成って無事に試験飛行が終わった。曳航の後半に索切れが起ったのはご愛敬。
 後席ラダーペダルのストラップを修理していたので、マイナスのGがかかっても正常に操縦できたと思う(笑)。まあ今回のは見ていて自然離脱に見える程度だったのでマイナスGまではかかって無いかな。

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2025年10月 3日 (金)

This is the most rusted fuel pump.

10031_20251003230701 確かナローあたりの燃料ポンプだと思う。今までに何台か作業した事が有る。簡単じゃ無いけど実績も有るしバイトンのOリングも在庫して居る。
 何とか成るでしょ。


10032_20251003230701 カシメが起こしてあったりポンプ部分のネジが緩んでいたりと、誰かが途中まで作業して居た痕跡がある。
 今までの経験からこう言うのは何となくヤナ感じがする。


10033_20251003230701 ここまで来るのに凄い時間がかかった。ポンプ駆動用のピンが抜けずに最後は削り取った。
 そしてこの状態でもまだロータは抜けてこない。内部からは錆の粉がどんどん出てくる。ここって燃料の通路でもある場所で本来は綺麗な状態じゃ無いと不味い。もしかして水没車か長期保管車。ポンプがこれなら燃料タンクとか途中の配管も全部ダメと思う。それらを交換せずにポンプを回したら直ぐに詰まったりゴミを噛んで故障が起る。
10034_20251003230701 やっとロータが取れた。入り口から5mmくらいの位置、段差の少し奥はOリングでシールされている面。それが普通に錆びて居るって理由が解らん。
 たとえ水没したとしてもOリングが密着している部分は何らかの「跡」がある筈だし、インローで密着しているカバーの重なり部も何らかの差があるはず。
 訳が解らん。そしてこんなにサビサビの状態で純正Oリングを使ってシールが出来るんだろうか。相手はエンジンオイルじゃ無くてガソリンなんだけど。。。
10035_20251003230701 電源コネクタとかリリーフバルブの部分も完全分解した。全てのOリングは硬いプラスチック状態でパキパキ折れる。絶対にシールとか出来て無かった筈。
 今までで一番激しい内容だ。漏れずに動く確率20%と思う。

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2025年10月 2日 (木)

ThreeBond 1101

10021_20251003223401 真面目に測定をしなければ成らない2個の高度計が両方とも気密試験に通らなかった事を書いた。1個が30万くらいして捨てる訳にはいかんらしいので(笑)悪あがきしてみる。
 死ぬほど硬いノブを外したら下のネジも何となくヤナ感じで傷だらけになって居た。作業中にキズが付くことも有るけどタッチアップくらいして欲しかった。それすら無いと言う事はこの先に変な事がして無いか少し不安に成る。
10022_20251003223401 ゴムパッキンが効いてない。まあネジ山でシール出来れば良いのだけど、何となく背中がムズムズする画像だ。




10023_20251003223401 両方とも主因は全面ガラスと筐体間をシールして居るゴムリング廻りの漏れだった。綺麗に清掃してシリコーングリースでは漏れは止まらず、真空グリースで改善はしたけど既定値に入らず、非硬化型の液体パッキンを使ったらピッタリと止まった。
 非硬化型には色々な製品があるけど、樹脂やゴムに使うなと書いて有るのが多い。唯一影響が無いと明記してあったのがスリーボンドの1101。
 これは若い頃にトラックやマリーンエンジンの整備をしていた時に熱交換器なんかに使って居たヤツ。耐海水性が良いのと固まらないので検査とかで何回も開けるのに便利だった。今に成って再会するとは思わなかった。
10024_20251003223401 1101は実績も有って結果も良かったけど一つだけ難点がある。それは色が赤いという事。最後の写真で解る様に横にはみ出たシール剤が酷く目立つ。そして汚らしい。
 このまま行こうかと思ったけど流石に汚いのでもう一回分解して見えるところは全て拭き取った。
 それ以外は素晴らしい成果で両方とも18000ftでの漏れ量は「ゼロ」に改善している。整備の神様ありがとう。
 こう言う作業が今後も有るならルーペ下で繊細に塗っていって拭き取る作業は非効率的だ。今考えて居るのは新しいシールリングを作る事。シリコーン系のゴムで作れば10年くらい持ちそうな気がする。そもそも2年に1回検査するんだからそれで十分な性能じゃ無かろうか。
 仕事のヤツで試すわけには行かんので、まずはジャンクのヤツで試してみようと考え中。
10025_20251003223401 こっちは耐空検査の書類。この週末に耐空検査の試験飛行の予定なので書類を作って居る。
 エンジンの無いグライダーでこれだからエンジン機は倍以上有りそうな雰囲気。物を作ったり修理したりするのは好きだけど書類の仕事は苦手だし嫌い。エンジン機の整備とかやりたく無いな。
10026_20251003223401 型式証明の書類作業が大変な事のたとえとして、機体重量と同じ重さの書類が要るとか言われる事が有るけど、大げさじゃ無くて本当かもしれんと思う。
 MRJはFAAの仕様をちゃんと読んでなかったとかお粗末な所が有ったけど、型式証明を取ってベストセラーにまで成ったホンダジェットの中の人たちは凄いなと思う。

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2025年10月 1日 (水)

Prices in America are too high.

10011_20251001222301 ポルシェ964とか993系のオドメータ。使って有るギヤが加水分解?で崩壊する持病がある。
 1回やって居るという話で入って来たオドメータ修理。カシメの縁にはこじ開けた跡があったけど一部だけでまだ開封されていない個体だった。
 さらにギヤ部分を見るとご覧の通りで純正ギヤの崩壊で間違い無い状況。1回やったというのは勘違いか別の作業者が他の事をやったとしか思えない。
10012_20251001222301 外したギヤはこんな感じで赤い部分がギヤの形をしていた事すら想像出来ない。奥に針が見えると思うけど、これを交換するにはかなりの所までバラバラにしないと行けない。 
 そう言えばこの仕様のギヤは切れていた。追加手配しようと思ってネットを見たら大ギヤで25ドル、組み合わせて有る小ギヤで18ドルもしていた。合計で6,300円くらいに成る、アメリカからの送料別で(笑)。
 そう言えばヤフオクで売っていた業者が居たなと思いだして探すと見つかった。でも仕上がりがイマイチで3Dプリンタで作ったかの様な雰囲気。それでも5,000円もする。
10013_20251001222301 しばらく悩んだ後でドリドリ君で作る事にした。ごく初期は削り出しでギヤを作って居た。でも1個が2,000円くらいで買える事が解ったので10個くらい纏めて買って作業して居た。
 でも、今のこの値段だとその考え方では値段が恐ろしい事に成る。値上げ幅を出来るだけ抑える為に最初のように自分で削り出す事にした。
 丁度ベッドの上には自作のA軸ユニット「少女A」を付けて居たので夜なべしてギヤを5枚ほど削り出して組上げた。
10014_20251001222301 このメータはこれとは別に距離の再設定の依頼も有った。減らすのはインチキっぽいのでやりたく無いけど、メータが止まって居た分の増加方向なので作業開始。
 動作確認を兼ねて指定の距離よりも50kmほど手前にセットしてあとは走らせてカチカチ上げて入ったけど、50kmは結構な距離である事に試運転を始めてから気がついた。
 最初は時速100km/hでやって居たけど進まないので300km/hまでアクセルを踏んで加速してやった。

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