It was an incredibly tough day.
久住でQ大のASK21の耐空検査整備。今年は耐空検査関連以外の作業が多くて予備日として3日目まで設定してある。。。憂鬱だ。
胴体下のガリガリキズはディスカス整備の時に内職作業で処理したので、今日は学生さんにペーパ掛けとコンパウンド磨きをやって貰ったら完成。
ダイブブレーキの上面に段がある。練習機だから良かろうと思っていたけど、昨年の全国大会で「こんな状態では来年の大会前検査は通さない」と言われたらしい。
検査員は私の大学の先輩で整備面でもフライト面でも怖い人(笑)。「光安が担当ならやらせておけ」みたいに言われたらしくやるしか無い。
上面の板が反っていてバネを弄っても何とも成らない。仕方無いので削る事にした。
工程的に今日中に上塗りまで終わる必要が有る目茶苦茶な状態。電動工具でガーッと削って適当にパテ埋めしてサフェーサ塗って帰る前に上塗りをした。
左の画像は翌日の状態で大局的には凹凸が無くなった。色は合って無いしパテで拾えて無い細かいへこみはあるけど、人生で細かい事を気にしだしたら負けだ。
先日パンクした時に福大のASK21から前輪を借りて居たので前輪を外して福大のASK21に装着し、新たなチューブをホイールに組込んでQ大の機体に装着した。
同じ様な感じでラダーペダルのロックスプリングも福大のASK21から借りて居たので、福大の機体に新品のスプリングを取り付けて、九大の機体に付いていた中古スプリングは外して新品に交換した。
やった事がある人なら解るけど、狭くて作業性が悪くてバネの力が強くてピンを入れるのが難しい嫌らしい作業。
ブレーキパッドが消耗していたので新品に交換。パッドを交換したら終わりと思って居たら、学生さんが手配してくれたのはリベットを自分で打ち替えるキットだった。
忙しいときに面倒臭いキットを手配してくれてありがとう(笑)。
パッドを組み付けて安全線をかけたら作業完了。
例のスプリアス規制の関係でHFの無線機を交換。天虎の無線機から ポラリス製に交換する。
天虎と互換性のある変換アダプタが付いてきたので作業自体は簡単だけど、アンテナも含めて変換アダプタだらけで美しく無い。接点が増える事に良いことは一つも無いので自分用の作業なら絶対にこんな状態で済ませたく無いけど、今回は時間との勝負なのでこのまま突き進む。
ポラリスの説明書にはSWRが2を超える場合は高出力モードは使用不可と書いて有る。面倒臭いけど終段を焼いたりしたらシャレに成らんのでSWRを測定しながらアンテナを調整。見にくいけど1.55まで下がったのでヨシとした。
後席ラダーペダルのトークリップが切れて居たのでビニールチューブとワイヤーロープで再制作した。
シュライハーに聞いたら「日本の工業用汎用品で適当にでっち上げてくれ」と回答が来たので適当にでっち上げる。
それっぽく出来上がった。材料はまだ有るのでもう少し大きくとか小さくにも対応出来る。でもこの機体で曲技とかしないと思うから活用される事は無いと思う。
学生さん達には並行して耐空検査整備をやって貰ったので、時々はそちらを見に行って確認したりしながら作業を進めた。
最後の写真はピンのカラーチェック。カラーチェックで疲労破壊の亀裂を見つけるのは難しいので現実的な意味はあまり無いけど、体験というか勉強の意味でやって貰った。
宿舎に帰っても教官部屋は一人だし疲れて居たので21:30には寝てしまった。
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コメント
ワイヤーツイスター使った??
投稿: MASA | 2025年9月25日 (木) 22時10分
いや、手。
狭いのと次のボルトの穴に合わせる必要が有るから、ツイスターは使いにくいんよね。
裸のエンジン単体とかは良い気がする。
投稿: みつやす | 2025年9月25日 (木) 22時15分