Charcoal Canister Reclaiming
白骨号が来た時は数多くの不具合点が有ったけど、少しずつ修理して来て今はほぼ全ての機能が生きている車になった。
私は塗装が多少汚くても汚れて居ても気に成らないけど、備わっている機能が死んで居るのは許せない性分。
そして今、残って居る不具合点は燃料蒸発系の不具合。ガソリンの蒸気を外に出さずに上手に処理する系統が働いて居ない。 ガソリンの蒸気を一時的に吸収するチャコールキャニスタは右後ろフェンダの奥深くに設置されている。
1本のホースは大気開放で2本はエンジンルームへ。そのホースの劣化具合を見ても40年間放置され続けて居たで有ろう事が想像出来る。 ホースを外して見ると至る所にひび割れが有り、一番大きなヤツは完全に口を開けていた。
キャニスタ本体は樹脂製で蓋が高周波溶着?で組立てて有った。分解する前から水が滴り落ちて酷い状態。
水でビチャビチャになった中の活性炭を取り出し、錆を落としながら洗浄したら何とか再利用出来そうな雰囲気。 出入り口のフィルタは換気扇フィルタを切って作った。中の活性炭は水槽用というヤツを1kg使用した。いずれもホームセンターで入手出来る品物。面倒なのは手間だけだ。
パンチングメタルはかなり傷んで居たけど、作るのは面倒なのでそのまま利用した。
オリジナルの活性炭はΦ1mmx3mmくらいだったけど、買ったヤツはΦ2mmx6mmくらいでかなり大きかった。吸着能力が落ちるかも知れないけど、水で詰まった状態よりは100倍良いはず。 ホースもホームセンターの耐圧ビニールホースにした。内径4mmと内径12mmで弱いガソリン蒸気に耐えるホースが必要だったけど、インジェクション用は肉厚が厚すぎて却下。見た目は悪いけどしばらくは塩ビホースで行こうと思う。
これで終わりじゃ無い。フロントにあるガソリンタンクから延々と細いホースと金属パイプがキャニスターまで来ていて、今はそれが詰まっている状態。高温の時に燃料キャップを開けると「プシューッ」と音がするので綺麗に密閉されて居る様だ。
この仕事はかなり面倒臭い作業に成ると思う。
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