I love the Boxster's injectors.
インジェクタ単体試験もパルス幅延長回路も上手く行った、後は交換するだけだ。死ぬほど暑かったけど、日向でインジェクタの交換作業を開始した。
作業自体は2回目で慣れて居たので1時間ちょっとで終了。でも水を飲みに家に入ったらしばらく外に出ることは出来なかった。 これが外した中国製インジェクタ。5-6年は使って居るので耐久性は問題無い。でも純正のDMEではノズルをオープンする事が出来ないのが問題。
本体が艶のある黒に塗ってあるヤツ。型番は浮き出しでは無くてレーザー刻印。中国から直接買わなくても、国内の業者経由でもこのタイプが来たら警戒した方が良いと思う。私は何年間も使ったけどお勧めはしない。 新しく装着したのは初期型の改良型?ボクスターのインジェクタ。上側の金具が装着出来なかったけど、レールとインマニで挟まれるから良かろうとそのまま施工。
形状だけの問題なら一つ前のボクスター用なら金具も付くから形状は完全互換。 試しに今まで使って居たDMEで始動して見たら普通にかかった。走っては居ないけど空ぶかしも普通にできた。中国製BMW互換品は吐出量が多くてマップを絞っていた。それが良かった様な気がする。
とは言っても無効噴射時間がハッキリ違うのは明らかなので、昨日改造したDMEに交換してROMデータ作り。
今までのデータも有るしインジェクタ単体の測定もやった。そのおかげで1回目でも普通に始動してアイドリングではO2センサのフィードバック範囲に入っていた。しかし少しアクセルを開けると濃すぎる状態だったので2個目を製作。
2個目は何の問題も無い感じがしたので試走に行ってみた。特に問題は感じない。そして低負荷時の滑らかさを感じる。これはボクスターのインジェクタの方が霧化が良いからだろうか?。 これは2000rpmくらいで極軽負荷で走っている状態。O2センサの電圧が細かく上下して綺麗に理論空燃比前後に制御されている事が解る。
少し加速すると濃すぎるゾーンに入った後で制御範囲に入るので、全体の濃さも丁度良い位だと思う。 帰宅してギヤをニュートラルにした状態のアイドリング。ギザギザが激しいけどO2センサの制御はきれいに働いている。
この位の改造をしたら暫くは調整が必要だったり不安感があったりするのだけど、今回に関しては下準備がキッチリと出来て居たからか最初からスムーズだと感じる。
改善点としては高インピーダンスタイプのインジェクタがサチレートした時の電流。今は6個が並列で2Ωくらいなので12Vでサチレートすると6Aくらい流れる。
対して純正の低インピーダンスタイプだと制御されて居るので、立ち上がりこそ8Aくらい流れるけどその後は6個で4Aくらいしか流れない。以外にも低インピーダンスタイプの方が低電流で動作して居るのだ。
シンプルは正義なので妙に弄りたくは無いけど、もし改善出来るなら6Aを何とかしたい。
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