Can I borrow your tractor?
草刈をして居たら近所の爺さんがジーッとこっちを見ている。この爺さんは面倒臭い人で、人が何かしていたらわざわざ見に来て「ああ、そげな事したらつまらん」とか言う人。
最近は静かになって来たけど、また何か言いたいんだろうと思いながら刈り進めて近くまで来た。なんか言いたそうなのでエンジンを止めて話してみると、あんたのトラクタを貸して欲しいという。
自分のトラクタが故障したので農機屋に言ったら、古くて部品が無いから買い換えるしか無いと言われたらしい。良くある遣り取りだ(笑)。
この爺さんは一人暮らしの80代、畑で作った野菜を産直の店に出して生活して居る。流石に新品を買うのがキツイのは良く解るし、お金持ちでもこの年齢で何百万のトラクタを買う人は居ないだろう。 私がこちらに帰って来た頃は本当に面倒臭い人で苦手だったけど、今の状況を目の当たりにすると、うちのを整備して貸してあげるしかない気がして来た。
下の土地に置いて居たけど予想通りにバッテリが上がっていた。救援用のバッテリを持って行ったら簡単にエンジンがかかったので上まで持って来た。
太陽光パネルを付けていたけど、コントローラ無しで17V位を印加し続けて居たから過充電で死んだ可能性が高い。それにしてもディーゼルはタフだな。
バッテリを外して充電してみるけどパッとせん。5年前の購入で毎日使っているわけじゃ無いので寿命と考えた方がよさそう。始動用バッテリで悪あがきしても時間の無駄が多いので素直に新品を注文した。
エンジンオイルも何年も交換して無いので交換した方が良いかも知れない。あの爺さんは機械に細かい人では無いので作動油も確認しておこう。あとはタイヤの空気と冷却水。軽油も取りあえず満タンにしておくか。
これで転けて死なれたりしたら寝覚めが悪いけど、それはそれで寿命と考えるしか無い。この辺りの方言で言えば「ふが悪かった」だけ。
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コメント
おお。
おじいさんのトラクタの補修部品をでっち上げて高値で修理を引き受けるとかやらないところがみつやすさんのソンケーに値するところ。私なら、面倒くさいおじいさん対応はその手。
が最近は自分が爺になったせいで情が出て、ムゲにそういうことすると「つまらん」と思うようになり私も「良い人」になろうとしてしまう。
「今更良い人ぶってみても閻魔様は天国に通してくれないぞ」
鬼は言うけど、分かっちょるわ笑
投稿: た | 2025年6月24日 (火) 14時57分
歳を取ってきて色々な感情が弱くなった気がします。今回の例で行くと「好き!」も「好かん!」も。
どっちみち地獄に落ちるのは決定ですけどね(笑)。
投稿: みつやす | 2025年6月24日 (火) 18時21分