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2025年6月

2025年6月19日 (木)

Hard and dirty work

06191_20250620120101 昨日の続きで燃料タンクからキャニスタまでの配管修理。ここが不調な事は把握していたけど、今までに一度も具体的な経路や不具合内容を調べた事が無かった。そのくらい複雑怪奇なルートと構成。
 給油口の途中に枝分かれした小さなタンクが有り、それから出た1本のホースがヒューズ下の「車体から直接出て居る配管」に繋がる。
06192_20250620120101 12mmの太いのがトランクから外に出る配管で、4mmの細いのは外からトランク内に帰ってくる配管。




06193_20250620120101 左前フェンダ内のウォッシャータンク上に更に小さなタンクが有り、そのタンクの下に12mmホースが繋がる。
 そのタンクの上から出た4mmホースは再び車体から直接出た配管に繋がる。



06194_20250620120101 再びトランクに入った配管はヒューズ下に出て、その先は4mmホースに変わってタンク横を通って運転席の前に出る。
 グロメットを経由した4mmホースはアクセルペダル横に行く。


06195_20250620120101 アクセルペダル横にはこれまた車体に作り付けの配管が有り、4mmホースはその配管に繋がる。
 この配管はミッション先端部の、ガソリンとか負圧とかクラッチケーブルとか色々出てくるゴチャゴチャ場所に出る。
 その先は再び4mmホースに成ってヒートエクスチェンジャの温度調整弁の横を通ってエンジンルームに入る。
 エンジンの前の方を左から右に横断し、オイル給油口の下に出る。その先は何故か別の4mmホースに接続金具で接続され、グロメットを経由して右後ろフェンダ内に出る。これから先はキャニスタの記事の通り。
 こんな面倒臭い話を最後まで読んでいる人は居ないと思うけど、私自身も後半は面倒になって写真が無い。
06196_20250620120101 ルートも面倒臭いけど、その中にある車体に直付けの配管が全て詰まっていた。ゴミと錆が固まったようなヤツで簡単には取れず、ピアノ線を回しながら小さな穴を開け、それそ徐々に大きくしていき、最後は自転車用のブレーキワイヤを通して開通させた。

06197 内部の掃除はエアーだけでは不安なので、ブレーキワイヤをドリルで咥えて中でブン回してみた。少しは錆が取れたかも。




06198 自分用の備忘録として全系統のスケッチを残して置く。これはパーツリストにも海外のフォーラムでも見つける事が出来なかったヤツで、たぶん日本に2名くらい居る同じ事をしようとして居る人にだけ役に立つはず。
 4mmのホースはストレートで耐ガソリンの切り売りが有ったので千早まで買いに行った。もし車体の配管が開通しなかったら全長をホースで繋ぐ予定だったので6mを買った。在庫が有るかどうか不安だったけどギリギリ足りて良かった。
 これで燃料キャップを開けてもプシューッと言わなくなったし、満タンとか特定の環境下でガソリン臭い事も無くなる筈。少しずつ全機能が生きている車に近づいて行って嬉しい。
 その反面、指は傷だらけになったし指紋と爪の隙間は黒く汚れてしまった。こんな事をしているのに社会的評価も給料も凄く低いんだから、自動車整備士に成る若者が減るのは良く解る。

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2025年6月18日 (水)

Charcoal Canister Reclaiming

06181_20250620102901 白骨号が来た時は数多くの不具合点が有ったけど、少しずつ修理して来て今はほぼ全ての機能が生きている車になった。
 私は塗装が多少汚くても汚れて居ても気に成らないけど、備わっている機能が死んで居るのは許せない性分。
 そして今、残って居る不具合点は燃料蒸発系の不具合。ガソリンの蒸気を外に出さずに上手に処理する系統が働いて居ない。
06182_20250620102901 ガソリンの蒸気を一時的に吸収するチャコールキャニスタは右後ろフェンダの奥深くに設置されている。
 1本のホースは大気開放で2本はエンジンルームへ。そのホースの劣化具合を見ても40年間放置され続けて居たで有ろう事が想像出来る。
06183_20250620102901 ホースを外して見ると至る所にひび割れが有り、一番大きなヤツは完全に口を開けていた。




06184_20250620102901 キャニスタ本体は樹脂製で蓋が高周波溶着?で組立てて有った。分解する前から水が滴り落ちて酷い状態。
 水でビチャビチャになった中の活性炭を取り出し、錆を落としながら洗浄したら何とか再利用出来そうな雰囲気。

06185_20250620102901 出入り口のフィルタは換気扇フィルタを切って作った。中の活性炭は水槽用というヤツを1kg使用した。いずれもホームセンターで入手出来る品物。面倒なのは手間だけだ。



06186_20250620102901 パンチングメタルはかなり傷んで居たけど、作るのは面倒なのでそのまま利用した。
 オリジナルの活性炭はΦ1mmx3mmくらいだったけど、買ったヤツはΦ2mmx6mmくらいでかなり大きかった。吸着能力が落ちるかも知れないけど、水で詰まった状態よりは100倍良いはず。
06187_20250620102901 ホースもホームセンターの耐圧ビニールホースにした。内径4mmと内径12mmで弱いガソリン蒸気に耐えるホースが必要だったけど、インジェクション用は肉厚が厚すぎて却下。見た目は悪いけどしばらくは塩ビホースで行こうと思う。

 これで終わりじゃ無い。フロントにあるガソリンタンクから延々と細いホースと金属パイプがキャニスターまで来ていて、今はそれが詰まっている状態。高温の時に燃料キャップを開けると「プシューッ」と音がするので綺麗に密閉されて居る様だ。
 この仕事はかなり面倒臭い作業に成ると思う。

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2025年6月17日 (火)

Which one would be more durable?

06171_20250619184301 中華ユニットの明るさは十分なことが確認出来たけど耐久性が不安。それなら手元で遊んで居る国産の純正品に目が向いた。
 KOITOの遮光板。単純に2段の直線では無くて微妙なカーブが付いている。対向車線の部分はより多く遮光して、その横は少し持ち上げてある。自分の車線側は目の前が一番明るくて歩道側は少し下げ気味。
06172_20250619184301 これは遮光板を上から見たところ。単なる板では無くて板の厚み方向にも何かの細工がしてある。
 ここに反射材があると迷惑照射が増える方向。たぶん迷惑照射を増やしたい訳では無くて、標識などが見える様にあえて光りを漏らして有るのだと思う。
 実際にプロジェクターランプで走るとカットラインがクッキリしすぎて反射鏡とレンズの時よりも標識が暗い。 それの対策だと思う。中華ユニットの遮光板にはこんな細工は無いし実際の照射パターンも純正品よりもクッキリして居る。もし標識が見にくかったらアルミテープでも貼り付けて似たような反射をさせてみよう。
06173_20250619184301 制御基板。LEDを定電流ドライブする回路と冷却ファンを定電圧駆動する回路と冷却ファンの正常を確認する回路がある。中華ユニットの冷却ファンは電源電圧そのままなので電圧が低いと回転が遅い。
 細かく見ていくと国産の純正品は芸が細かいなと思うけど、それが実際の性能や売上に繋がるかどうかは解らない。こう言うのは技術者が判断するんじゃ無くて市場が決める事。
06174_20250619184301 簡単に回路を追っかけると0.15Ωが電流検出抵抗だと解った。コイツに別のチップ抵抗を半田付けすれば電流が増える。
 手持ちの使えそうなヤツを探してみると0.56Ωを並列に繋いだら行けそうな感じ。


06175_20250619184401 早速0.15Ωの上に0.56Ωを半田付けして電流を増やして見た。
 明るさは見た目では解らない。作業前後で照度計で測っておけば良かったと後悔。消費電力は32Wくらい食うようになった。放熱器は触った感じではまだ行けそう。中華ユニットが直ぐに死んだら純正品の改造で行こう。

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2025年6月16日 (月)

Don't the Chinese like straight?

06161_20250619180601 中国製プロジェクターLEDユニット、H4用の穴に挿入する部分と先端のレンズがズレて居る事を書いたけど、さらに全体的に角度が付いている事が解った。
 反射鏡を基準に書くと、H4バルブのセンターよりも6mmくらい上に装着され、全体が1.5度くらい下向きに照射する様になって居る。
 日本の車検では普通の乗用車ならロービームが下向きに0.5度くらい。ハイビームだと今はほぼ水平の照射が適合。その為にこのユニットを装着すると反射鏡をかなり上向きに調整する必要が出てくる。
 すると取付位置の関係でレンズ先端がかなり上に来る。前に書いた様に上に来ると純正レンズがかなりギザギザの部分になって居て、光りが不必要に散って宜しくない。
06162_20250619180601 悩んだけど純正流用と同じ感じで取付プレートを作ることにした。H4のバルブと交換したらOKと言う話は立ち消えだ。
 もしかしたら芯が合っているユニットも有るかも知れない。でも私が買った2種類はどちらとも上記の感じで芯は出ていなかった。左右で4,000円とか国産のLEDバルブよりも安い様なユニットを買っているのが原因かも知れない。。。
 プレートを作るときに数mmだけ下に下げたけどまだ不足気味だ。それとは別に光軸がレンズの中心よりもさらに下を向いている事も解った。訳が解らん。でも折角買ったので使って見ようと両方とも中華3インチを装着。
06163_20250619180601 良いタイミングで照度計が来たので明るさを定量的に測定して見た。これは車検が一発で通ってテスター屋の費用が浮いたので注文していたヤツ。1,500円なので精度の保証は無い。
 ロービームの測定点付近の明るさはx10モードなので12200lx。壁までの距離は1.7mなので車検で使われて居るカンデラに直すと12200x1.7x1.7= 35300cdと成り、色温度とか色々な問題は有るとしても基準の6400cdは余裕でクリヤして居ると思われる。
06164_20250619180601 こちらはハイビームの最高輝度点で17200lx。こちらもcdに直すと49700cdと成り基準の15000cdをクリヤして居る。数日前に車検に通ったライトとの比較でも明らかに明るいので問題は無い感じ。
 上向きの迷惑照射に関してはプロジェタータイプなのでH4の時代よりも明らかに少ないし、試しに反射鏡のままでH4互換LEDバルブを付けてみた時よりも少ないから問題は無い。
 心配なのは発熱と耐久性。別に書こうと思うけどスズキのユニットは片側の消費電力が25Wくらい、それに対してこの中華ユニットは40Wも有る。その分明るいけど発熱も多い。技術が進んでいると言うよりも、電流を沢山流して居るから明るいという力業が支配的な感じがする。要は無理をさせて居るわけで1年くらいで切れたりしないかな?、と心配に成って来る。

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2025年6月15日 (日)

A handheld oscilloscope is useful.

06151_20250619095801 出張修理というか出張点検。エンジンがかからないと言う3.2Lカレラ。これなら全てのエンジン制御系を把握しているし、仕様違いの予備のDMEも数台有るのでかなり落ち着いた気持ちで訪問できる。
 1枚目は電気系じゃ無くて燃料圧力のチェック。手の入れやすい所にチェックポートが有るので簡単に圧力計を付けて燃圧をチェック出来るのは良い。
 アダプタまで合致する専用品を求めると高いし見つからないけど、ヤフオクの安い圧力計にアダプタを自作すれば5,000円以下でSSTが完成する。
06152_20250619095801 こちらは車内で電気系のチェック。向かって右がDMEリレー廻りの電源供給をチェックするボックスで自作品。
 中央は先日から使い始めたハンディーオシロスコープ。そしてオシロの信号を取り出す為の小箱が左側のターミナルが沢山付いたヤツで、BOSCHの純正品も有ったみたいだけど死ぬほど高いし今は無いので自作品。
 机の上で何か作業するにはお勧めしないけど、こんな感じで出先で信号を確認したい時にはハンディーオシロはメチャ便利だ。私はストレートの工具を使う安物好きなので7,000円の中国製を買ったけど、最低でもKTCの工具を使いたい人はカイセの自動車用を買えば良い。7,000円では買えないけど数万出せば買える。もしスナップオンのレンチしか受け付けない人ならスナップオンのオシロを買うしか無いけど、たぶん何十万もするんじゃ無かろうか。
 安心感とか満足感、お客へのアピールを考えるとそういうのもアリかもしれない。ただ機械系の整備と一緒で、内容の理解と実作業への慣れが無いとスムーズに事が進まないのは一緒。
 全国の整備士の皆さん、オシロスコープを活用しましょう。

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2025年6月14日 (土)

The central axis of this product is misaligned.

06141_20250619093801 中国製のプロジェクターLEDユニット、2.5インチと3インチを買ったみたけど光学系は大きいのが正義だろう(笑)と思って3インチの方で試験開始。
 メッキの腐った反射鏡に取り付けようとしたら何か変。ライトの目玉が反射鏡の中心に来ない。
06142_20250619093801 LEDユニット単体でよく見るとレンズの中心とH4バルブの取付部のネジがずれて居る事に気がついた。
 普通はこう言う部分は直線に設計するモンじゃ無かろうか?。配置とか内部を色々見てみるけど数mmずらす意味が解らない。
 このせいで反射鏡に対して上にずれた位置にレンズが来るだけじゃ無くて、上に来る事によって前面レンズのギザギザが激しい所をメインの光軸が通る事に成る。せっかくプロジェクターLEDユニットなので綺麗な配光に成って居るのに、さらにギザギザのレンズを通すとカットラインも配光もグチャグチャになってしまう。ウーン。
06143_20250619093801 まあ最終的にどうするかは解らんけど、取りあえず取り付けて試験しようと組立て。ナットが変な格好をして居てラジオペンチでは上手に回せなかったので、アルミの廃材でレンチを作った。


06144_20250619093801 向かって左はハスラーに付いていた市光の純正ユニット。右は同じヤツで車検を受けて受かったけど、見た目で暗かったのでこちらを中国製に交換して見た。
 カメラの露出が悪くて明るすぎて良く解らない。右の方が少し明るいかな?くらい。カットラインも少し解る。
06145_20250619093801 画像処理ソフトで少し暗くしてみた。右の方が明るい部分が多い感じが有る。そして同様に右の方がカットラインが解りやすい感じがする。
 この辺りは前面レンズとの取り合いが変わるとかなり変わる。定量的な差を見るならカットの無いクリヤレンズを付けるべき。
 実は車検の前に光量不足が怖かったのでクリヤレンズを買っている。ワーゲンバス用と書かれた中古で左右で5,000円だった。たぶん付くと思うけどまだ試して居ない。見た目は好きに成れないけど一度は試してみたい。 
06146_20250619093801 ハイビーム。明らかに右の中国製の方が明るい場所が広い。これくらい差があると走っても実感出来ると思う。
 久住の帰りとかはハイビームを使う事が結構あるので、ハイビームが広くて明るいのは有り難いし安全側だ。

06147_20250619093801 こちらも画像処理ソフトで暗くしてみた。やっぱり明らかに中国製の方が明るい感じ。
 こんな感じで色々と遊んでみようと思っている。実は以前からやりたかったのだけど、車検が有るので大げさに弄るのが怖かった。今は車検が通ったのであとは2年間好きな事が出来る。

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2025年6月12日 (木)

Genuine Bosch 14V dynamo

06126_20250619092001 発電は悪くないけどベアリング?の異音で入って来た356系のダイナモ。念のために受け入れ検査で発電を確認するとメチャ立ち上がりが良い。



06121_20250619092001 1300rpmから1400rpmも回せば6Vが出る。凄く調子が良いなと思ってダイナモをよく見ると、




06122_20250619092001 ボッシュ純正の14Vダイナモだった。105mmタイプなら14Vは普通だけど90mmで元から14Vは珍しい。




06123_20250619092001 そこで14Vまでの立ち上がりを見てみると2200rpmから2300rpmも回せば14Vがでた。流石にBOSCH様のオリジナルは凄いな。
 社外品の12V用ロータとかではこんな立ち上がりには成らない。本当なら巻線を解して太さとか巻き数とか確認したい所だけどそれは無理(笑)。
06124_20250619092001 いつもの様にコンミュテータの真円切削とかやりながらO/H作業をしたけど、巻線が少し細いような気もする。
 フィールドの抵抗値も少し高めなので、全体に細い線を多く巻く方向なのかも知れない、社外品に比べて。
 日本で今使われて居る356なんて低中速の運用が主体と思う。そう考えると低速からの立ち上がりが良い巻線多めのロータが適して居る気がする。ミッレミレアぜ全開する人は別だけど。
06125_20250619092001 ブラシも結構減っていたので新品に交換し、モータリングで馴染み運転の後で試験したらおしまい。

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2025年6月10日 (火)

Projector Lens LED Lights for H4

06101_20250610223701 車検の全日に注文していた中国製プロジェクターLEDユニットがもう到着した。2.5インチが2個と3インチが2個。
 それぞれ2個セットで4,500円と5,500円くらいのヤツなので性能は解らん。でも国内で売っているヤツも元ネタはこの辺りだろうから外れじゃ無ければ行けるはず。
06102_20250610223701 右ハンドル用を探すのは困難。3インチの方は左ハンドル仕様なので内部の遮蔽板を作り替える必要が有った。
 光源に近いのでかなりの精度が必要な筈。近い板厚は真鍮板しか無かったので真鍮にした。これなら後で半田で修正出来るから良いかな?。
06103_20250610223701 改造した3インチタイプ、まあ悪く無い。カットライン上は綺麗に遮光されているので眩しくも無いだろうしロービーム車検も通りそう。



06104_20250610223701 このユニットを買ってみた最大の理由がこのハイビーム配光。中央に寄っていてハイビーム車検に通りやすそうだし、上に(=前方遠くに)光りが伸びていてスポット的な見え方をするかも?と期待。


06105_20250610223701 数少ない右ハンドル用が用意してあった2.5インチタイプ。これもロービーム検査に通りそうな配光。
 ただ前面にギザギザのカットの有るレンズを置くとどうなるか解らない。


06106
 バランスの良さそうなハイビーム。装着して走ってみるとどうなるか解らんけど。





06107 クロスビー?用のKOITO製プロジェクターLEDユニット。2年前の車検ではこれを右側に装着して車検に受かった。左は今も使って居る市光のユニット。
 こうやって見ると中国製に比べると落差が大きいのと水平じゃ無い。そして少しぼやけている。これは標識などが見える様にあえて上に光りを逃がしているのかもしれない。
06108 KOITOのハイビーム。まあ普通の感じ。太陽光の具合やカメラの条件を厳密にそろえて無いので中国製とこの写真だけで比較は出来ない。
 でも瞬間的な明るさだけなら中国製の方が明るいような気がする。検証するには実車の左右に装着して比較したら直ぐに解ると思う。
 もしこれらの中国製プロジェクターLEDユニットが上手に使えるなら、ヤフオクでジャンクを探して苦労して殻割りしてベースプレートを作って・・・とやらなくて良いので楽になる。

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2025年6月 9日 (月)

Japanese spiny lobster

06091_20250610221701 先日スバル360のオドメータ修正の事を書いたら同じ作業が入って来た。
 うちの仕事はこう言う展開が多いのだけど、インターネット時代というか、個人の情報発信が先に繋がる事を実感する。


06092_20250610221701 同じ構造なら同じ手間で出来るけど、違って居たら困るな・・・と思いながら分解。少しだけ違う所が有ったけど基本的に同じ会社の違い時代の製品だったので問題無く終えた。


06093_20250610221801 昨日の昼飯。ナンとバターチキンのセットが送られて来たので昼飯にしてみた。例のインド嫁からじゃ無いけど。
 ナンはワッフルメーカーで焼くために小さく切ったけど元は大きい。カレーもナンも日本人向けにマイルドに調整された様な感じで食べやすかった。逆の言い方をすれば異国感が希薄だった。
06094_20250610221701 ヨーグルトが有ったので、食後のデザートとして乾燥デーツを追加して食べた。
 味としては悪くないけどヨーグルトと合わせうるには種が無い方が良いと思う。



06095_20250610221701 夜は伊勢エビ。こっちの方がメインだと思う。刺身に出来ると書いて有ったので尻尾の方は刺身にして、頭の方は半分に割って味噌汁にして嫁さんと食べた。ちゃしろにも少し分けてやった。
 意外にも刺身の方が濃厚な感触が有り、味噌汁の方は淡泊であっさりとした上品な味だった。

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2025年6月 8日 (日)

This reflector is cloudy

06082_20250608203401 今回の車検は純正レンズの中にスズキのハスラーなどに使われて居るプロジェクターLEDユニットを入れた構成で受けて合格した。
 こんな風な事に成って居るのは4年前の車検で光量不足で落ちたから。その原因は反射鏡のメッキが劣化したからで、そのときはメッキ調スプレーはダメで蒸着のアルミテープを貼って合格した。1枚目写真の左側がそれ。
 これでは行かんと思って色々悩み、ジャンクのLEDユニットから中身を取り出して白骨号に移植した。その状態で2年前の車検は合格し、そして今回の車検も合格した。
06083_20250608203401 旧車として王道の解決策は反射鏡の再メッキにH4バルブだと思うけど、再メッキは結構高いのと新車時に戻ったとしてもかなり暗い。
 と言う事で反射鏡の状態に左右されないプロジェクターLEDユニットを内蔵することにした。
 この手のユニットは930用として販売はされているけど、10万、20万の世界なので手が出ない。そこで5,000円以下で手に入るジャンク品の軽自動車用ユニットを採用。

 今はポルシェ純正でもH4互換のLEDバルブが売り出されているみたいだけど、これもH4互換だから反射鏡の状態に左右される。うーんと思いながら調べて行くと劣化した反射鏡の中に入れる汎用プロジェクターLEDユニットが売られて居る事が解った。
 構成的には私のヘッドライトと同じだけど、私のは自作したアルミ板が後ろに有って見栄えがイマイチ。それに対して後ろに反射鏡が有るとそれっぽく見えると思う。
 国内でも売っているけどアリエクスプレスだと元ネタと思われるのが安く売っているので手配してみた。それが来るまでに傷んだ反射鏡をメッキ調スプレーで再塗装したのが2枚目の画像。
06081_20250608203401 3枚目はパキスタンのヘッドライト職人。昨日に続いてAIに書いて貰ったけどヘッドライトがデカすぎる。ランチャストラトスが装着していそうなサイズ感だ。

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2025年6月 7日 (土)

Is AI smart or stupid?

06071_20250608092301 面倒臭い案件が有るのだけど、車検が終わって気持ちがゆったりしているのでAIで遊ぶ余裕が出来た。
 燃料噴射ノズルを持ったセクシーな美女の画像を作って貰ったのだけど、エンジン用インジェクタとガソリン注入用ノズルの違いが解らなかった様だ。オネエサンは良い感じ。
06072_20250608092301 930の3.2L用オリジナルのインジェクタ。数年前に外して今は中国製のBMW用を使って居るから保管していたヤツ。
 再試験してみたけど特性は揃って居て流石に古いポルシェ様というかボッシュ様。


06073_20250608092301 これは最近になってアリエクスプレスに登場した3.2Lの純正品番のインジェクタ。でも純正はピントルノズルなのに対してコイツは4穴タイプ。見た目は私が使っているBMW用と同じなので、内部を少しだ変更したか型番だけ打ち替えただけと思われる。
 アリエクスプレスは安いから諦めも付くけど、今は同じ見た目のヤツがそれなりに高い部品屋のサイトにも掲載されて居たりする。高いので試しに買う事は無いけど、買ってみて4穴タイプだったらアリエクスプレスで数千円のヤツだから外れだ。
06074_20250608092301 初期のボクスターとか涙目911に使われて居るインジェクタ。全開の流量特性は似ているけど ハイインピーダンスだから過渡特性がどのくらい違うか疑問。



06075_20250608092301 初期のボクスターの後期型(変な日本語)に使われて居るインジェクタ。形状が変わってEV6タイプに成って居る。
 これもハイインピーダンスタイプなので過渡特性がどう違うか測定が必要。


06076_20250608092301 6本とも同じインジェクタで試験するのも良いけど、流量の違いだけを知りたい時はこんな感じで2本ずつ種類を変えてやれば違いがハッキリ解る。
 インジェクタの互換性に関しては海外のフォーラムだと割と議論に上がって居るけど、大半が全開流量とインピーダンスの比較だけで過渡特性に言及した物はほぼ無い。仕方無いから自分でやろうという話。
06077 最後にAIが書いてくれた興味深い画像。
 セクシーな美女がポルシェ930を整備している所を書いて貰った。素晴らしい。
 オフィスや個人宅にプリンタが普及し始めた頃、手書きはちゃんとチェックするけど印刷してあると無条件に信じてしまう様な気持ちに成った。
 写真に関して、しばらくはそういう状態が続くんだろうと思うと興味深い。

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2025年6月 6日 (金)

A young woman guided me.

06061_20250606225901 何時もは第2ラウンドに行くけど今日は第1ラウンドにしてみた。用紙を印刷する機械の場所が変わっていて戸惑ったけど、ほぼスムーズに書類手続きが終わって検査レーンへ。
 08:59ごろに着いたら5番目だった。直ぐにチャイムが鳴って若い検査官が来た。新卒かな?と思う程若くてオドオド感の有る若者。ほぼスムーズだったけど後ろでしゃがみ込んでなかなか帰って来ない。ナンバー灯が切れたか?と思って居たら「バックフォグは・・・」と言う。「付いて無いです」と言うとそれで済んだけど、欧州車という事で、でっかい赤いガーニッシュを見て勘違いしたかな。
 「何か変更は有りますか?」と聞く。内装の張り替えをしたのでビニールレザーのJABIA難燃証明番号を用意していたけど、「無いです」と言ったらそれで済んだのでお終い。
 ユーザー車検だと言ったら「補助員を付けますのでハザードを出して下さい」と言う。ハザードを出して待っていたらツナギを着た25歳くらいの女の子が窓の横に来て「私が担当します。よろしくお願いしま~す」と言う。なんか違う店に来たかと思った(笑)。
 それからは彼女が用紙のスタンプまでやってくれたので楽が出来た。唯一戸惑ったのは速度計の検査。「パッシングですか?ボタンですか?」と聞いたら「ボタンです。私が押します」と言って窓からメータを覗き込む。
 白骨号はメータと実測が合っているから良かったけど、テスター屋に「55キロでパッシング」とか言われて居る人は困った親切さだと思う。もしかしたら不正をさせない為に「お前が確認して押せ」と言われて居るのかもしれない。

 そんな小さな戸惑いは有ったけど、全てが順調に進んで10:00には家に帰って来れた。邪魔になる場所に2年後まで有効のシールを貼ったら全てが完了だ。
 整備の神様ありがとう、担当のオニイチャンもオネエサンもありがとう。そして古い車ほど増税する政治家と役人共は地獄に落ちてしまえ。

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The grease is white

06041_20250606222301 ディスクは少し減っていたけど、摩耗限度内だったので縁の出っ張りだけディスクグラインダで削り落として作業終了。




06042_20250606222401 サイドブレーキは面倒なので分解は無し。エアーを吹かして摺動部に横から筆で二硫化モリブデン系のグリースを塗ったらO/H完了。



06043_20250606222301 13年前はナフコのリチウムグリースを使った気がしたけど、今回はマルテンプ何ちゃらと言うウレア系にした。
 メーカの資料に依ると玉軸受けに非常に適して居るらしい。これはころ軸受だけど大して変わらんでしょ(笑)。
 この手のBrg用化学合成グリースは透明系だと思っていたら白だったのでびっくりした。赤とか青のグリースは派手すぎて避けたい気がするので白で良かったかも。
06044_20250606222401 パッドグリースは今までMonotaroのヤツを使っていたけど、無くなったので前回からこれを使って居る。
 2年使ってもまだ同じネチャネチャ具合で残って居たのでびっくりした。Monotaroのグリースでも異音は無かったので、このグリースが効いているかどうかは解らない。
06045_20250606222301 足回りの最後は自作のサイドスリップテスタで確認。ほんの少しだけトーアウト気味だったので微調整してみた。
 この板の長さは400mmしか無いので、色々な誤差を考慮すると400mmで±1mm以内に納めて置かないと不安。今まで落ちたことは無いけど毎年受験前は不安で仕方無い。
06046_20250606222301 数年前の検査で「JWLマークか純正マークは有りますか」と言われて散々探した記憶が有る。それ以降はこんな感じでマーキング。このシールの裏側に三角にPの純正マークが入って居る。


06047 白骨号は対象外だけど、2021年以降の車はナンバーの取付角度が±10度。試しに測って見たら25度も有ってびっくり。
 検査官はこの手のプロだから言われないとは思うけど、念のために「1985年式は対象外ですよね」と練習して置いた。

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2025年6月 5日 (木)

I think the left and right lamps are different.

06051_20250606224401 光軸を調整する前にヘッドライトユニットの中を掃除。反射鏡のメッキが劣化して光量で落ちたので、スズキのLEDユニットを無理矢理内蔵してインチキLEDヘッドライトにして居る。
 この前にノーマルのギザギザのレンズを付けて居るので配光的にはあまり良く無い。でも2年前の車検は通ったので今回も劣化が無ければ通るはず。
06052_20250606224401 ロービームの配光を作る遮蔽板。光源はでっかいチップLEDが1個だけ。消費電流はH4よりも低いし、BAT電圧より低い領域で定電流制御されているので930の腐ったスイッチ経由でも定格の明るさが出るのは素晴らしい。

06053_20250606224401 何時もの様にシャッターにマーキングして光軸調整。
 ロービームはこんなもんか。最初からハイビーム検査なので車検に関係無いけど、実用域ではこっちを多用するので大事なところ。


06054_20250606224401ハイビーム。右が少し暗い。両方とも同じユニットに見えるけど、バラバラで買ったジャンクだから仕様が違うかも知れない。もしかしたら劣化したから交換したヤツかも知れない。


06055_20250606224501 シャッターでは見にくいのと、車を動かす度に糸を張ってマーキングするのは面倒。と言う事で3x6のベニヤを買って来て光軸調整板を作った。
 ロービームだけど左右でパターンが違う様な気がする。左はもしかしたらロービームで受かるかもしれない。
06056_20250606224401 ハイビーム。ハッキリと右はパターンが違うと思う。そして最高光度点の明るさも低い。少し不安だ。
 前々回の光量不足で落ちた以外は、このやり方で光軸で落ちたことは無い。今年はどうかな。。。ハイビーム検査に限定すれば、もっと中央だけに集まったスポット的なランプの方が調整もしやすいし通りやすい。

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2025年6月 3日 (火)

Re-glue the balance weight.

06031_20250606214201 定番のスバル360のタコメータ。前回と違ってコイツは動くので、念のために入庫時のデータ取りをしておく。




06032_20250606214201 前回は使用中に取れてしまったバランス重りだけど、今回は意識的に剥がして再接着する。
 もうちょっとまともな台を用意した方がお金が取れるな(笑)。


06033_20250606214201 基板側は基本的に全部品の交換。基板も設計はしてあるけど、今の所全ての基板が生きていて新しい基板を使う事は無い。要らなかったかも。



06034_20250606214201 良い感じで復活した。スバル360は私が子供の頃の車だ。うちの父親は三菱ミニカを買ったけど、同僚はスバル360を買った。母親はスバル360の格好が大嫌いで、同僚の人が家に来る度に「あれは好ーーかん!」と言っていたのを思い出す。

06035 K-ジェトロのディストリビュータの辺りに付くエア通路見たいなヤツかな?。部品を取るとバスケットのサイズが合わないと言う事で現物合わせの製作依頼。
 0.5mmくらいのガスケット紙かと思ったら、0.1mmとか0.2mmとかそういうレベルの厚みらしい。
06036 そんな厚みのガスケット紙は無かったのと、良く解らんので0.15mmのファイバーで作ってみた。
 オイル漏れするような場所じゃ無いから行けそうな気がする。どうかな?。

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2025年6月 2日 (月)

You bought this 13 years ago.

06021_20250606212901 今年は白骨号の車検の年。7月の梅雨明け時なので何時も暑い。2ヶ月前から受けても損をしない様になったので、少し早めに車検整備を始めた。



06022_20250606212901 ディスクのバックプレート。オリジナルは黄色のクロメートメッキだけど、メッキ屋に行くのが面倒だったのでナフコの油性ペイント黒で塗って置いた。



06023_20250606212901 随分前にフロントのBrgを交換した。ギチギチに締めて有ったので強すぎる予圧のせいと思うけど、ローラに虫食いが有ったので。
 それからはマニュアルに書いてある通りにワッシャが動く程度にしか予圧して居ない。でもこれを守ると組んだ後でタイヤを強く揺するとガタが有る。かと言ってガタを無くすまで締めるとワッシャは動かない。ウーンと悩む場所。
06024_20250606212901 オイルシールは再利用しようかと思ったけど、流石にそれは不味い気がしてMonotaroで注文した。
 すると貴方は2013年の8月にこれを買っていますと出てびっくり。ここを整備してからすでに12年も経っていたのか。歳を取るはずだよ(笑)。
 私も白骨号も白骨にならずに動き続けて居る事を、色々な神様に感謝して今日はおしまい。

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2025年6月 1日 (日)

PORSCHE K-Jetronic ?

06011_20250606211101 インジェクタのチェックという話なので電磁式のヤツとばかり思って居たら変なヤツが来た。
 純メカ式でディーゼルのノズルみたいだけど開弁圧が圧倒的に低い。これがK-ジェトロというヤツか?。

06012_20250606211101 何かが出るかどうかだけならゴムの先端が付いたエアガンでプシューッとやれば良いけど、点検と言われたからには格好だけでも定量的なふりをしたい。



06013_20250606211101 ノズルのお尻に付くアダプタを作ってホースが繋がるようにした。





06014_20250606211101 塩ビの水道管で作った容器に灯油を入れ、減圧弁経由の空気圧で押し込んで開弁圧を見ていく。
 最初はイマイチのヤツが多かったので温灯油で超音波洗浄をやったらほぼ良い感じに揃ってきた。

06015_20250606211101 でも1個だけは開弁圧が明らかに違うヤツが有り、もう少し悪あがきするか相談したら1個は新品を取ることになった。
 いい加減とは言え、定量的な数値が提示できるのは仕事としては最低限必要な事かも知れないなと思う。

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