Transformers are not in perfect condition.
エンジンがかからないと言う車のCDI。受け入れ検査では取りあえず火は飛んで居るけど弱い。圧縮環境下では飛ばないかも知れない程度。
でも飛んでは居るのでかからない原因は他に有る可能性も。旧車はこんな感じで複数の悪い所が混在している事がごく普通。 今までにやった事が無い内部構成のCDI。3ピンのCDIには本当に沢山のバージョン違いがある。殆どは微妙な違いだけどこのCDIだけはトランスの向きやメイントランジスタやサイリスタの配置が違う。番号から行くとこれが初期型の様な感じ。
大まかに分解して各部品をチェックして行く。コンデンサは無条件で交換するからデータ取りの為のチェックだけ。
トランスが少しだけ他と違う。初期型だからインダクタンスが違う可能性は有るけど、他の回路がほぼ一緒だからトランスも一緒の定数が正しい様な気がする。 絶縁抵抗を測ったら悪くは無い範囲。でも通常のトランスだと500Vでの測定なら無限大の抵抗が出る。コイツは少しだけ測定出来る抵抗値が出てしまう。
1次巻線もベース巻線も鉄心に対して無限大の抵抗値だけど、2次巻線だけこんな感じの抵抗値が出てしまう。
うーん、2次だけ巻き替えかな。でも現実作業としては2次を巻替えるには全部をバラバラにするしか無いので全部を巻き替えと変わらない。
悩むな、でもここまでバラしたらやった方が良いだろうな。
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