The injectors are working at full capacity.
久しぶりに930のDME作業。リフレッシュ作業の後で特性の解ったROMを付けて動作を確認中。
この車両はチューニングROMが付いていて、O2センサが外して有った。でも今回の作業でO2センサを装着し、DMEも標準仕様に戻す事になった。 エンジンを弄ってないのなら標準のROMが一番無難な気がする。常用域を少し弄るにしても、O2センサは残した方が定常時の混合気が理想に近くなるし燃費も良くなるから良い事しか無いと私は思う。
2枚目の画像は低負荷域の波形で上が点火コイルの電圧波形で下がインジェクタの電圧波形。点火コイルは一定のドエルタイプで規則正しく点火をして居るけど、インジェクタは短い時間しか通電して居ない事が解る。 3枚目は高負荷域の波形。点火は変わらないけどインジェクタが全然違う。930のインジェクタは俗に言う低インピーダンスタイプなので、最初に全力でガツンと励磁した後はPWMで実質的な電流を低減して開弁状態を維持する。波形的には上下に何らかの動きが有る間は開弁期間と言う事にに成る。
そういう目で3枚目を見ると殆ど全部の時間が開弁期間である事が解る。様は930のノーマルインジェクタを使う限りは、全開時にノーマル以上の燃料を供給できないと言う事。
だからもっとパワーを求めるならインジェクタを交換するレベルのチューニングをしないと効果が出ないし、そこまでやらないならノーマルROMの低中速域を少し弄る程度がベストバランスなんじゃ無いかな?と言う気持ち。
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