stoichiometric air-fuel ratio
エアフロを違う形式にしたので空燃比の微調整をした。基本的に単体の時にベーントルクとか角度と出力電圧特性などを測定して居るから大きなエラーは無いのだけど、そろそろ車検も有るしスムーズで高燃費なエンジンで有って欲しいから少し煮詰める。
3.2Lのカレラはこの秘密の端子をショートさせるとアイドル制御が止まる。具体的にはアイドルスタビに依る回転数の安定化が止まり、O2センサによる混合比のフィードバック制御も止まる。
別の言い方をすればこの状態の時にキャブの時の様な調整をしておけば、制御系はほぼ中央で制御が出来て楽だし、上下の両方に十分な制御代を確保する事が出来る。 こういう時に先日買ったハンディーオシロが大活躍する。これでO2センサの信号を見ながらROMの噴射量を調整する事に成る。
私は空燃比計は持たないけど、ターゲット空燃比が14.7で有ればO2センサのデータだけでも結構セッティングが可能。
O2センサの出力値が0Vと0.9Vを行ったり来たりして居れば、それは今の空燃比が14.7辺りである事を意味する。 ちなみに3枚目のギザギザしたデータはO2センサのフィードバック無しで理論空燃比になる様に噴射量を調整し終えた時の波形。
4枚目のデータはO2センサフィードバック有りの状態で、2000rpm辺りで定常走行して居る時の波形。信号発生器に繋いだように綺麗なオンオフ波形になっている。これはO2センサその物だけじゃ無く、DMEの制御系やメカ的なセッティングが全て正常範囲で動作して居る事の証明となる。 実は数点のデータをハンディーオシロに保存した後でPCにダウンロードしようとしたらハングアップした。色々やって居たらファームウェアのアップデートが有ったので入れてみたら2枚だけ回収できたと言う話。
私のオシロはANENGのAOS02と言う型番だけど、これはZOYIのZT702Sと言う機種と同じ物らしい。そういう記述を読んで少し不安だったけど、ZT702S用のファームを入れたらVerが55から58に成った。 最後は油量計。ステムシールを交換してから白煙が無くなったのは書いたけど、オイルが全然減らなくなった。
この車は満タンで700kmから900km位走るけど、今まではその間で1L以上はオイルを補充していた。最後の方は2L位。それが今は全然補充しなくて良い位の量を維持している。
オイルを補充しなくても良い事よりも、オイル上がりが殆ど無かった事の方が嬉しい。バルブガイドのガタは有ったので新車の時ほどは持たないと思うけど、しばらくはこの状態で走れると思うと、シールの交換作業をやって良かったと思う。
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