Constant Tension Hose Clamp
左側のステムシール交換。誰がどう見ても触媒を外すしか無いので外した。ボルトが錆だらけなので外したく無かったけど仕方無い。
ここのボルトは8年前にミッションをO/Hした時に交換している。たしか8.8くらいの汎用ボルトナットを使ったはず。その後も上げる度にローバルを塗っていたけど、私は雨とか関係無しに使って居るのでかなり心配な部分。
触媒を外すには9本のボルトを外す必要が有るけど、9本ともネジで外す事が出来た。そのうちの7本は13mmのメガネで外せたけど2本は頭が痩せ細っていて13でも12でも滑ってダメだった。
そこでMonotaroの送料合わせの為に買っていた何とかグリップみたいなソケットを試して見たら取れた。安物の癖にちゃんと仕事をするのは素晴らしい。 頭が痩せていた2本は下面の水が一番かかる場所。一番高温になる場所では無い。と言う事は高温と水が悪いんだろう。
知恵袋の専門家からは怒られそうだけど、次回はSUSボルトを使って見ようと思っている。色々な問題は有るけどこの場所にはトータルでメリットが有るかも知れないので。
ステムシールの交換に関しては昨日よりもスムーズに進んだ。とは言っても排気側とかは斜め上を向いてコッタを装着する必要が有るわけで、仕事でやる作業じゃ無いと思う。
車上でできる直4とか直6くらいなら良いけど、エンジンを降ろして斜め上向きでシール交換とか割に合わん。商売でここまでやるならヘッドO/Hを勧める事が客に取ってもメリットが有る気がする。 カシメのスリーブがなかなか入荷しないので板バネ式ホースクランプで遊んでみた。
これはカシメ式の燃料ホースを分解し金具を再メッキした物。年数が経って金具が軽くクルクル回っていた。要はクランプの圧縮力がゼロに成った状態。
で、この状態のホースに板バネ式ホースクランプを付けて見た訳。すると力を入れたら回らん事は無いけど今までよりはずっとしっかりと固定されて驚いた。数十年前のカシメよりも漏れにくい状態を作る事が出来て居る。
もう40年以上前だけど私がトラックの整備をしていた頃、ラジエターホースがネジ式のホースクランプよりもバネ式の方が良いらしいと言う話が出ていた。カシメやネジ式はゴムが縮むと圧縮力が無くなるけど、板バネ式だとある程度は追加で締め付けてくれるのが理由。 今回の実験を受けても流石に高圧ラインに使うのは怖かったので、リターンラインのクランプを板バネ式に交換してみた。
ここはリターンなので詰まりとか無い限り微妙な圧しか立たない場所。そしてここに高圧が立つと噴射圧が変わってしまうのでエンジンが不調になって気がつく。まあ火災までは行かないだろと言う判断。
高圧側はカシメで行くけど、もしメーカが使って居るような2重になった板バネ式とか入手出来たら高圧側も行ける気がする。
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コメント
ボルトは クロモリとかで
溶融亜鉛とか 確か 日新交易 出来たよね。
ドブ。。
投稿: MASA | 2025年4月27日 (日) 20時16分
あそこは電気メッキだけでドブ漬けは無い。それにこの環境だと亜鉛メッキは持たん様な気がする。
BUMAXという高強度SUSボルトが有るけど高いんよね。インコネル程じゃ無いけど(笑)。
もしボルトが切れたり締め付け力が足りなかったらBUMAXに交換するかもしれん。
投稿: みつやす | 2025年4月27日 (日) 20時26分