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2025年4月 4日 (金)

There is something strange about this.

04041_20250404201601  始動不良のCDIと専用コイル。テストプラグの5mm程度のギャップでも火が飛ばずにコイル内部でチーチー音がする。




04042_20250404201601  まずはコイル単体でテストしようと三針式試験機を出して来たら1mm以下でようやく火が飛ぶ。それ以上ギャップを広げるとコイル内部でリークする。これでは圧縮された燃焼室では火は飛ばない。
 このコイルは数年前に新品を取ったらしいけど劣化があまりにも早すぎる感じ。最近のBOSCH製品はダメという話を聞くけど、質が低下しているのか低品質な偽物が混じっているのか?。
04043_20250404201601 コイルは交換するしか無いので次はCDIの作業。こちらもオシロで見た電圧が奇妙な感じ。そこで分解して行くとメインコンデンサが接着剤で固定して有る。メインTrの放熱板との隙間が小さいな・・・と思ってよく見ると、

04044_20250404201601  放熱板との間に放電した跡があるじゃないか。ここは400V位まで電圧が上昇するので近づけば放電するし、軽く接触してもバチバチ溶かしながら通電する程度の高電圧回路。
 前回の作業でコンデンサを良品の中古と交換し、その際の固定が良く無かったのでズレて来て放電したパターンかな?。
04045_20250404201601 トランスのインダクタンス値も少しおかしい。このまま行こうかな?と思ってよく見るとコアが割れて居た。内部に破片は残って居ないので、以前の作業時に割れてしまったけど火は飛んで居たので再利用か。


04046  見つけたら放置は出来んのでトランスも交換する事に成ってしまった。コアは市販品だけどフレームの鉄板や繋ぎのパイプはうちで製作した部品。売ってないから仕方無い。
 トランスまで交換すると追加で1万以上かかってしまう。トランス1個で1万はボッタクリだけど(笑)、嫌なら何処かで買って来て下さいの世界。うちだって何処かで買えるならそれで済ませたい。
04047 コアは標準品なのでギャップの調整が必要に成る。ダイヤモンドヤスリで削りながらインダクタンス値を追い込んで行く。




04048  最終的に通常のリフレッシュ作業に追加でトランスも交換と成った。
 最終試験では6000rpm時に308V出て居てOK。6ピンタイプに比べて3ピンタイプは少しだけ電圧が低い傾向にある。まあ実感出来ん範囲の話。

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