I'm a Pakistani mechanic.
今日は初めての難しい作業をする積もりなので気合いを入れてクルタパジャマを着た。
これを着ればパキスタン人メカニックの気分に成れるので、日本人的な感性では「無理じゃね?」と感じる作業も出来る様に成る。しかも適度な大らかさも得られるので作業中のイライラも無くなる、メチャお勧め。 バルブスプリングコンプレッサの最終形はこうなった。スプリング反力を1本のボルトだけで受けるのは不安だったので、反対側にサポートアームを出した。
結果的にこの判断は正解だったようで、今日の作業中は全く不安感もスタッドボルトの曲がりも無く終える事が出来た。 燃焼室内に圧縮空気を送り込むアダプタ。要らなくなったプラグの碍子を破壊して適当なニップルを付けただけのヤツ。
安物のステムシールプライヤではシールはびくともせず、最終的にロングノーズのバイスグリップを使って何とか抜いた。
1個だけの問題では無く、全てのシールがそういう状態でバルブガイドに強固に固着して居た。良く解らん状態だ。 自作のインストーラは絶好調。最適な工具を準備出来れば作業はスムーズに進む。
多少の苦労は有ったけど普通にコッタも入った。3本溝のタイプでシンプルなヤツよりも少しだけ面倒だった。
まあ、ロッカーシャフト廻りの変態的な設計に比べたら苦労とは言えない。 外したプラグは全てこんな感じで良い状態。ネジの先が少しだけオイリーな感じがするので、吸気のシールからオイルを吸っていたのかな?と想像。それなら今回の作業で治る。
でも、オイルリングからのオイル上がりなら治らない。私の予想では3割くらいはオイル上がりの可能性も有ると思っている。そん時はそん時だ。 変態的な設計なのでボルトもM7x1.0とか使って有る。締め付けトルクは15Nmとねじ切りそうで怖いトルク。
やりにくいバルブクリアランスを調整。EXは0.1mmか0.09mmくらいの感じ。INは0.09mmから0.08mmくらいの感じに成っていた。
バルブシートが沈んだのかな?。それとも作業の誤差か。 専用ガスケットには何も塗るな!と怒られそうだけど、カバーは古くてひずみも有りそうなので怖くて塗ってしまう。
使ったのはロックタイトの518でポルシェ指定の574の代わりに成るかな?と思って色々使って居るやつ。 カバーの固定ボルトはM8だけど締め付けトルクは8Nm。こっちは弱すぎて大丈夫か?と心配に成るレベル。
感で作業したら15Nmの方は締め足りず、8Nmの方は締めすぎてしまうと思う。 右側は完成した。次は左だけど、どう見ても触媒を外さない限り作業は出来ない。
前回のエンジン降ろしの時に触媒廻りの全部のボルトは交換して要るけど、8年経てばたぶん錆でダメに成っていると思う。
ちょっと気持ちが憂鬱だ。明日もクルタパジャマで行こう。
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