The first phase of the work was completed.
356のダイナモの続き。グローラでは鉄片を近づける事で内部短絡が発見出来るけど、コンミュテータ間の交流電圧を測定する事で巻線の開放側のトラブルも発見出来る。
コイツは問題無かったので組立てる事に。 モータリングで馴染み運転の後は試験機で発電試験。悪くは無いけど良くは無い結果。同じようなロータに見えるけど、色々な会社が出して居るから微妙な違いが有る様な気がする。
立ち上がり電圧の良いヤツとか悪いやつなどが有り、今回のは立ち上がりが遅めだけど故障じゃ無い程度の感じ。 昼過ぎには雨が止んだので白骨号の作業も少しだけ進めた。
オールクーラ取付部を掃除した。ここはハッキリと下半分に新しい油漏れの跡があった。それが上の高圧側から来たのか下のサクションから来たのかは解らないまま。
新しいシールリングを装着したのでしばらくは漏れないと思う。 組んでしまえば普通の中古のエンジンにしか見えない。もう少し綺麗にしたいところだけど、そういう部分に手をかけ始めると時間がなんぼ有っても足りない。
直ぐ横のサーモスタット。念のためにOリングを交換しようとしたら古いのがパキッと割れた。ここはやっておいて良かった。
サーモスタット横のブリーザの取り出し口。当たり面が軽く歪んでいたので紙やすりで軽く修正してパッキン交換。
ネジ式のセンサは温度センサで、オートヒータの銀色の箱に繋がって居る。ここの温度が高すぎるとヒータを切っていてもエンジンルームのファンが回る仕組み。 だいぶ綺麗に成った。ここにはかなり古い感じの埃と油の混合物が堆積していた。一部に新しいオイルが乗っていたけどそれはプレッシャースイッチからの漏れだろう。
折角だからプレッシャースイッチも新品にしておきたい。 フライホイールを外したところ。クランクシールは無実だった。NOKのシールを買ったけど、専用品が漏れて無いなら交換は止めとこう。
クラッチはそんなに減って無い。確か新品が8.1mmで摩耗限度が6.3mmくらいのはずだからまだまだ使える。
私には特別な技術は無いしアイドリングスタートなんかして無い。普通の乗用車の様にその辺を乗り回している。「ポルシェはアイドリングスタートです」とか「500kmでクラッチ焼いた人を知ってます」とか言う知恵袋の専門家は別の世界に住んで居るとしか思えない。 クラッチハウジング内の汚れはかなり古いのが強固にこびりついていた。その上に新しいオイルが乗っている感じ。
前回の作業後の比較的短い時間でオイルプレッシャースイッチ辺りからゆっくりとしたオイル漏れが起って上の穴から浸入しては固まった。
そしてその上に今回の新しいオイル漏れが起り、何処かの穴か側面の合わせ面から染み込んだのが新しいオイル。と言うのが今の所の有力なストーリー。 スプライングリースとかを塗り直してミッションを合体させた。そんなに難しい作業じゃ無いけど、白骨号のクラッチレリーズアームは少し変なのでそこだけ注意が必要。
ミッションを吊っている「ひも」が細くて心配になると思うけど、これはグライダー曳航用のダイニーマと言う合成樹脂製ロープ。
以前は7x7撚りの5.0mmくらいの鋼索を使って居たけど今はこう言うのを使って居る。要は5.0mmのワイヤーロープと同じくらいの強度が有るとんでもなく丈夫な「ひも」。
かと言って吊り具として使って良いわけじゃ無いので、真似をして事故を起しても私は知らんよ。
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