Wiper motor for Porsche 914
初めてやるモータでポルシェ914のワイパーモータらしい。全然トルクが無いと言う症状らしい。電源を繋ぐとトルクが無いだけじゃ無くて電流は過大で明らかに内部が異常の雰囲気。
中を開けるとコンミュテータは焼けて居るし、巻線は変色して締まっている。
ブラシホルダもバラバラに崩壊。
巻線を解すだけで絶縁被覆が全て剥がれてくる。こんな状態で絶縁出来て居る訳が無い。
パキスタン人の気分で絶縁紙を切り出して巻線をまき直す。でも工賃は2000ルピーじゃない(笑)。
飛び出し防止の部材を差し込み、ワニス処理の後に静バランス取り。動バランスマシンはまだ完成してない。
ブラシホルダはガラス基板から切り出す。一番面倒なのは表面の銅箔を剥ぐ作業だったりする。
良い感じに復旧出来た。モータ単体の試運転も上手く行った。
このモータは古いDCダイナモに有る様な3ブラシ式で、発電機の3ブラシとよく似た考え方で、逆起電力の低いブラシを使う事で拘束回転モードを得て居る。 全体を組み合わせて定位置停止モードの確認まで終わったら完成。
最初の想像よりも大変な作業だった。ただメインのサイズと構造が930のエンジンルームブロアとほぼ同じだったので助かった部分はある。
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