Burnt windings
ユルユルとしか回らないらしい356のワイパーモータ。電源装置に繋いだら凄い電流が流れる癖に止まるような回転数。中を開けて見たら黒い。試しに蓋を開けた状態で電源を繋ぐと煙が出た(笑)。
巻線は焦げてしまって居る。コンミュテータとの接続部は圧着と半田が併用してあったみたいだけど、半田は溶けて周囲に飛び散って居た。
状況を説明したら、12V用の社外ロータは在庫切れなのと、過去に使ったけど回転が高くて良く無かったらしい。と言う事で巻替えてくれとの依頼。
初めてやるロータなのでメモを取りながら慎重に解して行く。焦げた巻線は指が真っ黒になるので好きな作業じゃ無い。
整備士に成る若者が居ないと言う記事が出ていたけど、若い頃は女の子の前では自然と指が丸まって居た事を思い出す。
3Kとか色々と言われるけど、単純に給料が良ければ全てが解決すると思う。医者と同じような事をして居るのだから、年収が2,000万くらいに成れば爪の間が黒くても結婚したい女の子は居るだろう。
同じ理屈でトラック運転手もパイロットも同じようなモンだから、同じ給料にしたら若者の憧れの職業になるだろう。。。全て極論だけど間違って居るとは思わない。人の考え方が変わればそうなる可能性は有る。
さてこのロータだけど、スロットの数が少ないのでそれほど面倒では無い。ただ軸受がロータ内部に食い込んだような変な構造になっているので、巻線の形状に制限がある。
パイプ状の治具を作って巻線ゾーンを規制して巻き、巻き終わったら崩壊しないように樹脂で固めないといけない。
うーん、意外と面倒臭いな。それと12V化出来るならしてくれと言われたので、手持ちのマグネットワイヤでは太さが無くて新たに注文しないといけなくなった。
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