Inspired!
もう2週間以上悩んで居る928のエアフロ。BOSCHの正しい呼び方だとエアマスか。
関係ありそうなBOSCHの資料を読みあさり、白金線タイプの所は100回とまでは行かんけど20回くらいは読んだ。そのおかげでそれっぽい回路をでっち上げる事は出来た。ただ校正をどうするかが問題。
930の時は実車が手元に有ったので、それのO2センサ出力を見ながらセッティングが出来た。でも今回は実車が無いのでセッティングのしようが無い。
そんな事を延々と考えて居たけど、ちゃしろの散歩の時にふと思いついた。ホイートストンブリッジの電流はフィードバック制御されて居る。だから駆動トランジスタのhfeが多少ずれても制御範囲内ならOKの筈。
問題となるのは本体内の白金線、基準抵抗、温度補正抵抗などのばらつきを補正する為と思われるけど、セラミック基板上の抵抗がレーザートリミングされている部分だ。
今まではこの部分がどうにも成らないと思って居たけど、この抵抗をそのまま使ってしまえば良いんじゃ無かろうか?。と思いついた訳。
白金線を張り替えたりしたらダメだけど、今回は白金線も基準抵抗も温度補正抵抗も全て生きているから再利用できる。と言う事は、それらに対するレーザートリミングされた抵抗もそのままでいけるはず。
最後の画像で中央上部に有るのがOPアンプ的な制御部分で、左側に有るボンディング線で繋がった「ICの中身」的なヤツが駆動トランジスタ。そのほかの部分は純粋なパターンとレーザートリミングされた抵抗とチップコンデンサなので、何回も何回も眺めて居ると設計者の思想が見えて来る。
と言う事でバラックで回路を作って試して見たらいけそうな気配。無風状態で1.6Vとマニュアル通りの出力が得られる。後は駆動トランジスタが余分な電圧を熱にして捨てる構成なので発熱が結構凄い。これの代用品としてそれなりのトランジスタを探す必要が有る。
もう一息な気がして来た。
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