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2024年12月29日 (日)

Boring heads

12291_20241231175301 小型のボーリングヘッドが2種類。向かって左が比較的大きめで50mmくらいまでいけるヤツ。これのバイトは直径が12mmを使う。
 向かって右は小径用で10mmから20mmくらいのボーリングに使える。これのバイトは直径が8mmのタイプ。
 10mm以下でもバイトさえ準備すればいけるけど、小径穴に成るとバイトもそれ以上に小さくなるから特に剛性面で難しい。結果的に全部が超硬で出来たマッチ軸みたいなヤツが必要になって来る。
12292_20241231175301  私が使っているのは貧弱なCNCだから剛性が低く円弧補完でH7とかH8は難しい。H9ならいけるのでゴムコーティングのオイルシール穴なら使える感じ。
 ベアリングの外輪を保持するなら最低でもH8くらいはほしい訳で、色々やって見たけど今の所はバイスから外さずにエンドミルをボーリングヘッドに付け替えで中ぐりするやり方に落ち着いて居る。
 その為にはエンドミルと同じコレットで固定したいわけで、今使って居るコレットの最大径である20mmで掴めるシャンクに成っている。
 20mmシャンクでそろえようとするとほぼ見つからず、有るのは中国製のボーリングヘッド。これも悪くは無い感じだけどシャンクが交換式なのでシャンクから刃物までの長さが長い。これは同じ技術で作れば変位量が増える事を意味する訳で、只でさえ低剛性の機械では避けたい。
 と言う事で本物?のヘッドの中から高さの低いような物を選んで2種類をそろえた。先に書いたように20mmはほぼ見つからないので、変なサイズで、中実で、人気が無くて入札が無いヤツを狙う。そして購入後に20mmまで自分で削ってしまうと言うやり方。これなら6,500円とかそんな感じでまともな製品の中古が手に入る。
 自分で旋盤で削ると芯が出るのか?と不安に成るけど、ボーリング作業は基本的に「点」で削るので軸が傾いて居ようが大した問題には成らない。どんなにアタッチメントの軸が傾いて居ても、「点」が回る軌跡は主軸の中心を通る線に対して円運動に成るだけだから。

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