Historical material and new material
15日のイベントに出るために準備していたら、セルが回らなく成ったと言うA型フォードのセルモータ。
ソレノイドとか洒落た機構は付いて無くて、足で棒を踏んだらセルモータの上に出て居る銅のポッチに分厚い銅板が押しつけられて、100Aを超える電流がガーッと流れて動作するという、ある意味プリミティブで潔い構造。
セルモータ本体はマイナス電位なので、プラスの移動電極グループが接触しては不味い。そこで各部に絶縁処置が施してある。
まずは1mm位のファイバを使った絶縁の壁。色は違うけど同じ仕様のファイバを在庫して居たので切り出して再生した。
電極と成るボルトの周囲を絶縁する部品は既に失われて居たようで、今はOリングを使って絶縁して有った。
ここは今風の材料でPOMを使ってリングを削り出した。
足で踏む棒と電極板の間も絶縁が必要で、ここにはファイバを積層した棒が使われて居た。先人の苦労が忍ばれる。
ここもPOMの端材があったので旋盤で削り出して相当品をでっち上げたら完成。
怪しい接続分の緑青なんかを磨きながら組立てる。この上に絶縁ワッシャが付き、その上にでっかい+端子が付き、その上を蝶ナットで締め付ける構造。
蝶ナットとロッドの距離が近くて試験中にも何回かバチッとショートさせてしまうくらい。ここは薄いナットを使うべきだと思うけど、もしかしたら頻繁な脱着が必要な場所なんだろうか?。
良く解らんけど動く様になったので良かった。15日のイベントは時間が取れれば私も見に行ってみたい。
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