laminating work
厚みを測定したら翼根部は2プライか一部に3プライの感じ。基本的に2プライで取付部から巻き込んだヤツが3プライ目かな?。
そんな感じで研削範囲をマーキング。
翼端部は2プライを基準にマーキング。
ガラスと違ってテーパ切削作業は汚れて汚い。
前縁に接合部の線が見えるので、ウイングレットも主翼と同様に上面と下面を接着して作っている様だ。
厚みから考えるとサンドイッチは難しいというか意味が無さそうなので、最中みたいなガワを作って中に発泡材をプシューッと注入した感じかな?と想像。
カーボンクロスを切り出した。ガラスに比べて各繊維も腰が強い感じがする。切断自体は普通の裁ちばさみで切れる。
翼根部の積層が完了。ピールプライに吸わせるのでギリギリよりも少しだけ樹脂リッチで。
翼端部も積層完了。
ピールプライを仮置きしてビニテで固定。
翼端部は強い3次元なのでピールプライは綺麗に沿わずに織り目が出来る。
ビニール袋に入れてバキュームポンプで吸引。ピールプライを大きめにして居るので、積層部の外側まで余分な樹脂が浸透して出て来ている。
電熱マットを使用して温度を上げる。樹脂の仕様書によると使用温度が-60~+54°Cの時は50~55°Cでポストキュアして、動力機の場合で使用温度が-60~+72°Cの時は80°C以上でポストキュアしろと有る。
エンジンカウルなら80°Cで処理する事に成りそうだけど、ウイングレットだから50~55°Cで良かろう。そして処理中に80°Cくらいまで上がっても悪影響は無いと言う事だ。
3時間くらいしたらほぼ硬化するので、真空ポンプは外して保温だけで10時間程度温度管理したら積層作業はお終い。
積層時に失敗は無かったし、3時間後にちょっと見た感じは綺麗に固まって居たので問題無く行けそうだ。
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