Singles Day
ポツポツ書いて居たDCダイナモの纏め的な内容でも。
グローラでロータの短絡試験の様子。問題無い。
同じく開放とか接続不良側の試験の様子で、こちらも問題なし。
フィールドコイルは機械的にバラバラに成りそうだったので補修したけど、こちらも電気的には純正のままでOKと思われる。
レギュレータはオーソドックスな3個構成だけど、電圧リレーは2ポジションしか無い。これは「最大発電」と「かなり少なめに発電」の2種類しか制御が出来ない事を意味する。これに対して新しい時代の3ポジションのヤツは「中くらい発電」の命令があるから制御がきめ細かい。
試験機に付けて総合的な試験をするけどちょっと・・・的な事が起った。
発電はスムーズにするんだけど、発電開始の回転数が高い。12Vを出すには2000rpm必要だし、14Vを出すには2200-2300rpm必要。
これはVW何かのDCダイナモに比べたらかなり高回転に成る。そういう仕様なら良いけど故障なら困る。とは言っても各部は正常。あえて言えばフィールドコイルの抵抗が高めだけど、状態から故障とか切れかかりでは無くて標準と思われる。
もう一つ気に成るのは電流計が-6Aくらいを示して居ること。高回転から回転を下げていった時なので、カットアウトの接点が繋がったままに成っていて電流が逆流している。この状態が続くとチャージランプは消えているのにバッテリは放電し続ける事に成る。
これは良く無い状態だけどある程度は仕方無い。VWとか356の初期のヤツだと-4A~-9Aが許容範囲なのでこの程度は流れても仕方無い。後期の12Vタイプに成るとかなり減る。そういう意味からもここをダイオード式に改造する事は意味があるけど、過去の技術を殺す事にも成るので難しい判断。356にインプレッサのエンジンを積む事が無条件にお勧め出来ない様に。
依頼者に聞いて見ると元々が高回転かも知れないという話。そしてこの車にはアバルトの高回転用プーリが付いているので、アイドルではハッキリとチャージランプが点く傾向は更に激しいかも。と言う話だった。
良く解ったこの手の専門の方なので、このままで取りあえず行ってみようという事に成った。もし、もう少し低回転型にしたいという話に成ったら、ロータ側は面倒なのでフィールドコイルを巻替える事に成ると思う。
手離れの良い仕事が好ましいけど、まあこういった感じの事も有る。相手と話が通じて理解し合って進むなら問題は無い。話の通じない相手との手離れの悪い仕事は精神的にキツイ。
アリエクスプレスから「安いから買え!」とメールが来ていたので数点買った。例の独身の日に絡んだセールみたい。
スプレーガンのアダプタとか数百円の物を買ったけど、3点で送料無料との事なのでもう1点として傾斜計を買った。
これは確か変なオッサンがお勧めして居たヤツだ。同じ物では無いと思うけど、中華の傾斜計という意味では同じ。
使えるかどうか解らんけど、これの凄いところは630円しかしないことだ。先日の気圧計に続いてスマホの部品を使った測定器だと思うけど、技術の進歩と量産効果は恐ろしい。
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コメント
どの程度の精度を要求するか分らんけど
この価格でか! と言うくらい そこそこ使える。。 車 や バイク 弄るくらいなら
オーバークオリティーかもよ。。
投稿: MASA | 2024年11月19日 (火) 19時47分
そう、その話を聞いて買う気になった。
それにしても安すぎる。
投稿: みつやす | 2024年11月19日 (火) 20時41分