Only this one unit is in trouble.
以前に3台くらい続けて作業したスバル360のタコメータ。そのうちの1台だけが走行中に不調らしい。不調の内容は針が振れない時が有る方向での不調。
帰って来たので色々やって見るけど症状が再現出来ない。聞いて見ると車体側はポイントもコンデンサもコイルも全部当時の純正品らしい。と言う事はフルトラでバチバチ強すぎる・・・的な話は無くて、可能性としては火花が弱くて検出が出来て無い方向かも知れない。
試験機でコイルへの印加電圧を下げていくと確かに検出が困難になってくる。これを改善するにはポイント電圧の検出部の定数を弄れば行けるけど、コイルを変えた時に高電圧が印加されるのは怖い。
そこで今回の対策としてはトランジスタのhfeを高いヤツに変えてみることにした。抵抗も5%くらいの誤差はあるけど、トランジスタのhfeは下手したら数倍の違いがある。それを表に出ない様に設計するのが優れた設計者とは思うけど、この回路の場合は「1石」なので色々と難しい所も有ったんだと思う。
今まで電圧を下げて行ったら不検出になっていたゾーンでも検出する様になった。だからといって実車に乗せたら解決するとは限らない。
もしかしてこのユニット以外の原因だったとしたら、車体全体を見ないといけないので大変な作業に成る。
複数台のタコメータを依頼する位なので、業者さんか凄いマニアか、どっちにしてもそれなりの人だろうから何時かは解決すると願って返送した。
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