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2024年11月 5日 (火)

Making a test piece.

11051_20241105202901  九大の矢野君が教証に受かったらしく話をしていたら、今は教証番号は西暦年と追番みたいな体系に成っていると言う話だった。どういう体系なのか興味が有ったのでググってみたらこれだ。。。
 検索結果に嘘や間違いが多いのは実感していたけど、最近トップに出てくる「AIまとめ」みたいなヤツは酷い。自分が関わっている事だと直ぐに間違いだと解るけど、知らない事は最初にこれを見て納得してしまうだろうと思うと怖い。
 こんな会社が金を出して「日本ファクトチェックセンター」とか作り、その結果を有り難がって居る訳だ、おめでたいよ。
11052_20241105202901 こっちは安物気圧計の精度に驚いて調べて見た気圧センサのスペック。
 デジキーのリストから適当に選んだSTマイクロのヤツだけど凄いスペックだ。そして今の時代の凄さはこのデータをI2Cとかで引っ張ってこれる事。超高級なアナログ回路とか準備出来なくても、I2C通信さえ準備したら24bitの絶対圧データが入手出来る。
 これの値段は1個売りで600円台、リールで買えば200円台。凄い時代だ。
11053_20241105202901  カーボン製のウイングレットを修理する事に成ったので真面目に基礎実験。
 中国通販じゃ無くて(笑)国内の航空関係から入手したクロスが来たのでテストピース作り。
 200gの綾織りを2プライ、3プライ、4プライと3種類の厚みで積層してみた。
11054_20241105203001  実際の作業に準じて上にピールプライを載せて、





11055_20241105202901  袋に入れて真空ポンプで引く。






11056_20241105202901  と同時にディスカスの時に準備した電気保温敷物?で硬化促進とポストキュア。
 確かこの樹脂はエンジン機に使う時はグライダーよりも高温のポストキュアが必要だった筈、本番前に調べておこう。


11057  厚みの実験なので3時間ほどで取り出してピールプライを剥いだらできあがり。





11058  欲しい人は居ないかも知れないけど今日の結果を書いて置く。
 2プライで0.65mm、3プライで0.90mm、4プライで1.10mmが大体の厚みだった。
 後は現物の厚みと比較して修理するときのプライ数を決めていく予定。メーカから積層図が出てこないのでベストの方法を選んでいる積もり。
 カーボンは初めて積層してみたけど剛性が凄い。最終的な強さは破壊してないので解らないけど、ガラスクロスで作ったテストピースに比べてはっきり解る位に剛性が高い。厚みは同等だからカーボンクロスのヤング率が高いのだろう。
 数値としては知って居たけど体感すると凄い。18mとか20mのグライダーを設計するなら、そりゃカーボンで作りたく成るわと実感。

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