DRO upgrades.
今日はほぼ1日かけて旋盤のDROを更新した。今まではメチャ安物を付けて居たけど、今回は安物にアップグレード。
時々書くように私は機械加工が仕事では無いけど、仕事の一部として変な加工が必要に成る事は良く有る。今回の費用はセンサと表示部で16,000円くらいなので、仕事としての費用対効果を考えても十分にペイする金額。
それとは別に嫁さんから「貴方は仕事か遊びか解らん」と何時も言われる様に、よく言えば研究開発、悪く言えば単なる遊びの作業で1日が終わる。16,000円で1日の楽しみが増えると思えば万々歳だ。
DROのメリットの一つに実際の刃物の位置を検出している事がある。そのメリットを生かすにはセンサの位置は刃物に近い程良いのだけど、そういう場所に付けるのは難しい。結果的に刃物から遠い場所、もしかして逆のモーメントで変な動きに成るんじゃ無いの?的な場所に設置する事に成ったりする。
旋盤自体が中学の教材用なので剛性が無い。その為に材質とか切り込み量に依って刃物と実際の寸法が変動したりするのだけど、前回の測定時と切り込み量をそろえる事によって0.01mmまでは何とかコントロール出来る様な感じ。
今までのオモチャは最小分解能が0.01mmだったのと、X軸を直径モードに変更出来ない事が不便だった。
Z軸に関しては0.01mmでも十分で実用的だったけど、折角なのでXもZも新システムにした。
ブラケット類は加工性から薄いアルミ板を使ったけど、微小な変位を拾う部品にヤング率の低いアルミを使う設計者はクソだ。
将来的に鉄板に変更したいけど、まあ何時に成るか解らんし変更しても変化は解らんと思う。
まだケーブル類を纏めたり固定したりする作業が残っているので、明日以降の空いた時間に綺麗に纏めたい。
あとは表示部がグラグラなのでボタンが押せない(笑)。全体をしっかり作り直すのは大変なので、後ろの壁までつっかい棒を追加しようと思っている。
かなり高機能なユニットみたいだけど、私はXとZの表示が見えて、ゼロセットとか任意の数値にセットが出来ればそれで十分。
あとは耐久性がどうかだけど、表示部だけで6,000円くらいのモンなので壊れたら買い換えが合理的かもしれない。
凄い時代だ。
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コメント
¥16000とは安いですね、どちらで購入されたのですか?
投稿: dai | 2024年11月26日 (火) 07時39分
アリエクスプレスです。独身の日セールは終わって居ると思いますが、2軸なら今でも2万を超える事は無いと思います。
本体は1umまで対応して居るので、X軸は1umスケール、Z軸は5umスケールなどの組合わせも良いと思います。
投稿: みつやす | 2024年11月26日 (火) 08時36分