I feel the reference point is off.
高度計の試験装置の骨格を組立ててみた。畳の上でバラックなので見た目の信頼性はゼロだけど、基本性能を確認するのが目的だから気にしない。
6,000ftくらいまで減圧してみたり、
10,000ftまで上昇してみたり。まあ何とか成りそうな感じが濃厚になって来た。気に成るのはQNHセットの位置が100ftくらいずれて居る気がすること。
なんか勘違いして無いかな?と思いながらも、最もプリミティブにやるならシンプルに1013.25hPaを印加すれば良いと気がついた。
今の気圧はそれよりも低かったので、その為には加圧装置が必要に成る。注射器が即席の加圧装置。将来的には加圧用のチャンバも追加した方が良さそうだ。
うん。やっぱり100ftくらいずれて居ると思う。福岡空港のQNHでやっても飯塚の気象台データでやっても同じ傾向なので、デジタル気圧計が壊れている訳じゃ無さそう。
まあジャンク箱から拾って来た高度計なので壊れて居てもおかしく無いのだけど、その他の表示は生きている感じなので勿体ない。
オマケで筐体の機密性試験もやって見た。今のサーキュラーだと差圧で474.1hPaを印加する様に成って居て、標準大気で換算すると絶対圧で539.15hPaと成る。高度だと17,000ftくらいか。
試験装置も含めた漏れ量になってしまうけど、これは基準内に入って居たので安心。
サーキュラーも読んでいるけど、法的にはグレーじゃ無くてかなりホワイトな感じで行けそうな感じになって来た。実性能面では1Pa以下まで引ける真空ポンプがあれば0Pa近辺のキャリブレーションが自分で出来るので環境を整えたいところ。
さらに気象庁払い下げの水銀気圧計でも手に入れたら完璧だけど、そんな事をするよりも近辺の気圧値で上の方を検証した方がまともな対応だとは思う。でも本物の水銀柱を見てみたい気もする(笑)。
学生時代に航空局に行って高度計の検査をした事があるけど、そのときは大きな箱の中に高度計を入れて測定した。今になって気がついたけど、あのサイズは中に水銀気圧計が入るサイズだったのかもしれない。
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