The reference point is off.
信頼感が全く無い畳の上での検証作業。これだけを広げるでっかい作業机が無いので仕方無い。
構成がかなりまとまって来た。初期との違いは基準気圧を溜める体積を増やすためにジャム瓶でチャンバを追加した事。これにより調整がしやすくなった。
もう一つは加圧用のポンプを追加した事。これは血圧測定用のゴム球という商品らしい。こう言うのにたどり着くまでに結構苦労する。
でもそのおかげで、廻りが低気圧状態でも標準大気を作る事が出来る様に成った。同様にサーキュラーにある-1,000ftの試験も出来る。
このシステムは高度計筐体に漏れが無い場合は問題無いけど、漏れがあると気圧が徐々に変化してしまう。それを避ける為には小さなガラス窓の付いた真空チャンバを作り、その中に高度計を入れて試験する必要が有る。
こうやると筐体に漏れがあっても廻りが全部同じ気圧なので指示誤差は出ない。この状態は滑らかで与圧していない機体と一緒なので、極端な事を言えばグライダーは静圧系統に漏れがあっても大して誤差は出ない。
QNHセットを1013にして1013hPaを印加したら0ftに成るんじゃ無かろうか?。福岡空港のQNHでセットした時もそうだけど、この高度計はQNHセットの部分が明らかにおかしい。
この試験装置だけの話なら試験装置がずれて居る可能性も有るけど、アネロイド気圧計と比べたり、福岡空港のQNHと比べたり、飯塚気象台のデータと比べても同様にこの高度計がおかしいと出る。
前にも書いた様に久住のジャンク箱から拾って来たヤツなので正常な訳は無いのだけど、どういう理屈でこう言うずれが起るのか興味がある。
ビスを外せば分解出来る感じだけど、今の所漏れが無いのでしばらくは分解せずに遊ぼうと思う。
サーキュラーにある精度基準と比べてみた。左側はQNHを1013にセットした時のデータ。+側に大幅に狂っている。
右側に数点有るのはQNHの窓は無視して、1013hPa印加時に0ftセットした時のデータ。これだと全部が許容範囲に入っている。
これからも解る様に、気圧から高度を表示する部分は生きている。でもQNH設定部分と言うか基準をセットする部分がずれてしまって居る状態に思える。
セット用のノブは左下の固定ビスの場所にあるけど、脱着の時にノブを外そうとしてエンド以上まで無理に回してガリガリッとギヤがズレたんだろうか?。
内部の構造が解らんので妄想でしか無いけど、もしそうなら比較的簡単に修理出来るかもしれない。でもそれよりも先に大きな箱を作って装置を纏める事と、透明窓の付いた真空チャンバを作るのが先だ。
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