Carbon pile regulator
念願のカーボンパイル式レギュレーターを手に入れた。古い自動車整備の教科書とか、古めの航空エンジンの整備書などにしか登場しない方式のレギュレータ。
カーボンパイルというのはカーボンマイクみたいなモンで、カーボンの粉を押し固めた物に圧力を加えると、その圧力に応じて抵抗値が変わると言う素子。
発電機のレギュレータはフィールドコイルに流す電流を加減して発電量を制御する物が多いけど、その加減する為に可変抵抗を使えば良いじゃ無いか、カーボンパイルを使ったら良いんじゃね?と言うのがカーボンパイル式レギュレーター。
航空機用のジャンクはe-bayに売っているけど何万円もする。古い自動車用が何処かに無いかな?と思って探していたのだけど、たまたま3,000円位で出て居るのを見かけて落札した。
値段が値段なのでサビサビだったけど、錆を落として行くと全ての部品が揃っていたし全てのネジが脱着可能だったのは素晴らしい。
試しに試験して見るとどこにも断線は無く、それっぽい負荷を繋いで試験して見たら普通に動いたので驚いた。
明日か明後日には実際のダイナモと組み合わせて試験してみようと思う。半導体式のレギュレータを作ったりして居るけど、こう言う歴史的な機構にも凄く興味がある。
そしてそれを動態保存したり、オリジナルの機構で修理する事も大事だと思い続けている。知的好奇心が大半だけど、文化遺産?の理解と保存への第一歩でもある。
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コメント
なんか 相当怪しいぞ!
今度は 水銀スイッチの ウィンカーリレー
とか 集めるんか??
投稿: MASA | 2024年8月16日 (金) 12時43分
水銀スイッチは今でも普通に買えるね。販売と使用はOKなのかな。
カーボンならともかく、水銀をため込んでいたら死んだ後でメチャ非難されそう。
投稿: みつやす | 2024年8月16日 (金) 12時55分