It works!
大まかに手入れしたカーボンパイル式レギュレータ。電源装置と抵抗負荷を使って大まかな動作確認と調整まで済ませた。次は実際にDCダイナモと組み合わせての試験。
DCダイナモは空冷VW用の105mmタイプと呼ばれて居るヤツを使った。これはオリジナルが12Vで、発電の立ち上がりとかも6V仕様に比べたらスムーズで具合が良い。
でもVWとかポルシェとかMINIとかは古い方が偉いので(笑)、90mmの6Vタイプと比べられたら負けた感じに成ってしまうらしい。
ここが調整部。ほぼジャンクの見た目だったけど、こう言う部分までキチンと動作するのは嬉しい誤算だ。ジャンクの神様ありがとう。
ぶん回したときに15,0Vになる様に調整してみた。低回転域でも若干の抵抗が直列に入ってしまうので、リレー式やFET式に比べたら若干立ち上がりは悪い。
その悪さをカバーする意味からも、最大電圧は15.0Vとギリギリまで上げてみた。実車では負荷も加わるので最大時に16V近くまで行く程度の設定の方が全般的に良好な結果に成るかも知れない。
とりあえず、形を確認するだけの教材として買ったカーボンパイル式レギュレータだったけど、実際の制御まで出来て非常に嬉しい結果と成った。人生捨てたモンじゃ無いな。
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コメント
聞いたことのない装置だったので検索してみると、日立技報的な書類が出てきました。昭和30年。半導体以前にこのような装置があったのですね。しかし直流ダイナモからAC化を遂げているとはいえリレー式も長寿でした。
投稿: シンシア | 2024年8月18日 (日) 20時41分
以前から欲しかったヤツなのでメチャ嬉しいです。そして実験するのが楽しくて溜まりません。
でも、よくこんなモンを実用品として作り上げたモンだと感心します。
投稿: みつやす | 2024年8月18日 (日) 21時15分