Voltage detection point changed.
以前にチェックしたオルタネータが帰って来た。電圧を上げて欲しいと。
単体で14.5V出て居るのだけど、車体側の電圧降下なのかバッテリ電圧が低めでオーナーが気にしているらしい。
とはいえ電圧降下の可能性があるからと、オルタネータの出力電圧を上げすぎるのも考えモン。
オリジナルの回路はチャージランプ回路というか、メインとは違う界磁励磁用の小ダイオード電圧を検出して制御して居る。だから厳密にはバッテリ電圧では無いし、オルタネータ出力電圧でもない。オルタネータ出力と同じ数のダイオードを経由した電圧をチェックしているから、多分オルタネータ出力も近い値でしょ。車体側も電圧降下が少ないように整備されているから、最終的にバッテリ電圧も悪く無い値になるはずでしょ。。。と言う思考回路の産物。
これを今回はオルタネータ出力点の電圧をチェックするように回路を組み替えて、さらに電圧も14.7-14.8V辺りを目指す事にする。
ちょっと気に成るのは以前にやったけど妙な挙動だった綺麗なオルタネータと見た目が似ていること。
BOSCHのプレミアム?ステッカーが貼ってあって筐体はブラストされて綺麗なモン。でも内部の塗装が適当に黒がペタペタ塗ってるだけだし、軸端は964特有の2重構造部分がかなり摩耗している。
手離れが悪いのは困るので、レギュレータの製作だけじゃ無くて全部をばらして確認した。
大きな問題は確認されなかったので良かったけど、このタイプは他もそうだけど3相巻線が2組入って居るけど、それが位相をずらして6相になって居らず、2組は並列接続されている。そしてそれが並列接続されたダイオードに入る。
うーん???。
見た目は悪いけどB+端子検出のレギュレータが出来上がった。ユーザーには見えない場所なので良かろうと思ったけど、DIY系の人だと見つけられてしまうな。ちょっと恥ずかしい。
チャージランプも実際のランプで試験して居る。うしろにボードでも作って試験機らしくしたいモンだ。
微妙に仕様の違う2組のコイルが並列接続されているせいだとおもうけど、山の形が少しだけいびつ。でも全ての巻線とダイオードが正しく仕事をして居る事が解る。
髭のようなノイズは駆動しているインバータのノイズ。三菱電機製だけどこんなモンかな?。
制御電圧は温度で微妙に変化するけど、ほぼ14.7V辺り。これはM8のB+端子での電圧なので、車体側に0.5Vの電圧降下が有ってもバッテリ端子部で14.2Vは確保出来る。
とは言ってもバッテリが大きくて元気な場合は、電圧がサチレートするまでに少し時間がかかる事もある。一番良いのは運転席に電圧計を設置して常時モニタする事だけど、どこの電圧を取り出すかで車両の場合は簡単に1Vくらい差が出るので注意が必要だ。
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