I couldn't imagine it.
非常にマニアックな内容なので見ても疲れるだけと思う今日の話。。。
どちらも三相のスター結線の図だけど、右の図は右下の相の位相が逆になって居る。普段はこんな事は無いのでこう言う図を見ることは無いし、こんな事は起こらない。もし起ってしまったら各相のバランスが崩れ、共用の線を纏める思想が成り立たない。6本の線なら成り立つ。
なんかおかしいオルタネータの事を考えながら寝たけど、波形の山の形や周波数から想像すると右側の図のようになって居る様な気がしてきた。
ステータコイルは自分で巻替えたので、普通に考えたら作業ミス。でもここで思い出した、メモに「ここは逆から出す」的な事を書いた事を。
翌日メモを見直したら2番目の相だけ違う巻き方をしてある様にスケッチとメモがあった、これだ!。巻き直しをした事がある人なら解ると思うけど、1相だけ逆に巻くとか普通はやらないし流れ作業だと出来ない。最初からなのか!?。
理屈上の波形がどうなるかは表計算ソフトで書かせて見た。それと同じ波形になるかどうか、実際のコイルから直接ケーブルを引き出して手回しした時の波形がこれ。
表計算と全く同じ波形が出た。そしてこれが相互に影響し合ってぼんやりした波形になれば、周波数は1/3の変な波形が出てくる事も容易に想像出来る。
ここまで来たら後はやるだけ。「ここは逆」のところも全部同じリズムでまき直した波形がこれ。
教科書に出てくる三相交流波形が得られたじゃ無いか。
波形がおかしいだけじゃ無くて発熱も凄かった事を思い出した。電流のバランスが変なので、コイル同士でンゴンゴ遣り取りして居たんだろう。
全部をやり直して再試験。今度は上手くいくはず。
前回でも許容範囲だったけど、今回はそれを上回る性能で綺麗なデータが取れた。しかも発熱が劇的に少なくなった。
良かった、数ヶ月かかったけど完全に解明して解決出来た。それにしてもこんな状態は想像すら出来なかった。ダイオードがショートとかオープンの波形と全く違うし、今までに見たことの無い波形だった。勉強に成った。何ヶ月も待って貰ったお客さんのおかげだ。ありがとうございました。
綺麗な三相の全波整流波形を出したかったけど、撮影したのはバッテリ端子電圧しか残って無かった。
安定した電圧と小さなノイズの周波数から、綺麗に3相が全波整流されている事を想像してほしい(笑)。
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