2024年8月
2024年8月31日 (土)
2024年8月30日 (金)
We were safe.
想定外だらけの今回の台風。我が家は南側を通過するので東寄りの風かな?と考えて少しだけ対策。
過去に飛んだことがある薪棚の横にユンボを移動させ、ロープて簡易的に括ってみた。
過去に飛んだときは薪の量がもっと少なかったので今回はOKだと思うけど、まあ念のために1本だけ固定。
家は横殴りの雨が強い瞬間に雨漏りした。この出窓は東向きの出窓で、ボールを置いている上がメインの壁になる。
昔の家なので板壁の内側に防水紙とか入って無くて、反り返った板の隙間に入った水は土壁の表面を流れて鴨居の辺りに溜まってくると言う構図。
後は出窓の屋根の付け根の所も怪しいけど、ここにもシーラントとかは入って無くてトタン板が曲げてあるだけ。次の台風までには何とかしたい。
下から見上げた所。短い天井は出窓の天井だけど、この上の屋根自体からは漏ってない。向かって右側の壁伝いの水が落ちて来ていた。
屋根に登って死ぬとニュースに出るので、天井裏に入って雨水の経路を確認するまでをやった。壁のシール作業は面倒で大仕事だ。どうやってやろうかね。
取りあえず大きな被害が無くて良かった。でも今後は想定外の台風が増えてくると思うので、いつかのタイミングでぶっ飛ぶかもしれない。
2024年8月29日 (木)
It works better than imagined.
ロードセル1個の基礎実験が上手くいったので、次は両方のロードセルに計装アンプを付けて次の段階の確認。
波形は出たのでそれぞれにホールバランス用の10g重りを対角線に貼り付けてみた。静バランスだとアンバランスを検出出来ない配置。
手回しで適当に回しただけだけど、こんな感じでしっかりと波形が出て来た。
黄色は向かって左側でこちらの方が重りと支持点の距離が近い。その為に向かって右の赤に比べるとサインカーブの山が高い。この辺りも定性的に合っている。
ノイズが酷いので適当な抵抗とコンデンサを追加してローパスフィルタにしてみた。
良い感じだ。
次は重りの位相を180度から90度に変えてみた。
と同時にローパスフィルタの定数とオシロのゲインを変えて観察したのがこれ。それっぽい位相差に成って居る。
調子に乗って5gの重りを半分にして2.5gを作り、それぞれ180度の位相差に貼り付けてみた。
素晴らしい、2.5gでもしっかりと検出出来て居る。
検証の意味で2.5gの反対側にそれぞれ2.5gの重りを付けてみた。
素晴らしい。
あとはこれをメカ的に、そして電気的に纏める必要が有る。ピークの位相検出ってどうやったら良いんだろう?。微分値がマイナスに成った瞬間を検出したら良さそうだけど、これだけ小さなヒゲがあると関係無い所で検出しまくりの様な気がする。
アナログ回路でやるよりも、マイコンに入れてAD変換して数値レベルでいじくった方が楽なのかな。。。うーん。
2024年8月28日 (水)
Primitive electric dynamic balancer
やるやると言いながら何年間も放置状態のダイナミックバランサ、ようやく動き始めた。
全ての作業は秋月で売っている部品を使う(笑)と言う主義に基づき、ロードセルも計装アンプも秋月で売っているヤツ。
まずはアンバランスを検出出来るかどうかすら危ういので、適当な実験装置をでっち上げて検証を行ってみた。
システム系の人が「ちゃんとしてます」の代わりに「ロバスト性」とか使う様に、「適当・安っぽい」の代わりに「プリミティブ」を使うとカッコイイ気がして表面上は誤魔化せる。
本当は不要な加重が加わって良く無いと思うけど、縦だけ支持して横向き加重だけロードセルに印加する構造を考えるのが面倒だったので超手抜きの構造。
まあロードセルのスペックが500g用と過大なので、検出出来ないかも知れないけど壊れたり範囲がオーバーする可能性は低いと思う。
ホイールバランス用の10g重りをメグロの小さなロータ外周に貼り付けた状態。それを手のひらでブンッと回したらこんな波形が取れた。
重りを外すとサインカーブは出て来ないので、このカーブは明らかに重りに働く遠心力を検出して居る。最初の一発目にしては素晴らしい。
こう言う過程を動画にとってYouTubeにアップすれば、世界中の20人くらいの変人が喜んでくれると思うのだけど、そういうのは面倒でやりたいけど出来ない。そういうのも一つの才能だと思う。
2024年8月27日 (火)
Austin 7 dynamo
オースチン7と言う戦前の車に使われて居たDCダイナモ。相当古いし相当重い。
もう1年くらい前になると思うけど、同じ形式のダイナモが送られて来た。でもそのダイナモはブラシ廻りも無いし、ロータはガチャガチャに傷んで居たし、フィールドコイル関係も抜かれていて状態の悪い「外れ」品だった。
でもこの位の車を維持している人は流石で、静かに追加のダイナモを探し続けて別のを手配して送って来た。それがこれ。
これも失われて居る部品がいくつかあるけど、モータリング試験で何とか回転したのが凄い。
こう言うオーナーの方の考え方というか態度には感心すると同時に、こうじゃ無いとこの手の車を維持できないんだと再認識させられる。
海外の出品者に怒り散らしても物事は進まないし、その時々のベストの道を静かに模索する姿は見習いたい。
ニコイチで1台は出来そうだけど、もし復活できるのなら駄目な方も生き返らせたい。
こっちは駄目な方のコンミュテータ。探してみると中国にほぼ同じヤツが有ったので手配した。何回も書くけど日本のメーカでそういう所は無いのかな?。
まあ有ったとしても間に商社が入っていて「お問い合わせください」とか成って居るんだろうから実質的に買えない事に変わりは無い。
ここは軸端。ネジ山が途中から折れて居る。キャッスルナットがかかる場所だからインチキ溶接で肉盛りしてネジを切ったら再生できそうな気がする。
パキスタンの整備士ならやるはずだから、日本人の私が出来ませんというのは恥ずかしい。インド嫁がお土産にクルタパジャマを買って来てくれたらしいので、それが届いたらパキスタン人に成りきって作業しよう。
2024年8月26日 (月)
Reupholstering of chair seat
ボロだけど一軒家に暮らして居ると色々な作業が必要になって来る。今日は食堂の椅子の座面を張り替えてみた。
毎日使っていると気にならないけど、こうやってみるとかなり酷い状態だ。ツーリングで寄った山奥の婆さんがやって居る山菜そばを出す店くらいか?。
ベニヤの台座に表皮を裏からステープルで固定して有るだけ。簡単な構造だ、そう言えば白骨号の後席も同じだった。
表皮を剥がしたら下のスポンジも破れていた。このスポンジは5mmくらいの厚さ。その下の25mmくらい有る硬めのスポンジは生きていた。
6mmのスポンジも椅子用の布地も、今日は白骨号の作業残りがあったのでそれを使って修理する。
まあ悪く無い感じに出来上がった。この程度に出来上がるなら背もたれも同じ布でやり替えたいけど、背もたれはミシンで袋状に縫わないといけない。
うーん、面倒臭いけどやるしか無いかな。
2024年8月25日 (日)
3D printer recommendations
既に過去の写真に登場しているけど、発電機試験機のメータパネル部品を3Dプリンタで作って居る。
普通ならこの手の電流計や電圧計はパネルに穴を開けてネジ止めするけど、そういう穴加工は面倒臭い。さらに今回は厚いコンパネでメインのバックパネルを既に作ってしまったので、何とかそれに追加する形でメータを設置したかった。
この手の形状だと今まではレーザーカッタでアクリル板を切り出して作って居た。確かにそっちの方が時間的には相当速いのだけど、3Dプリンタのデータや実績を増やそうと思ってあえて3Dプリンタ製のブラケットにしてみた次第。
レーザーカッタだと5分くらいで切り出せるし、それをアクリル接着剤で組立てるのは一瞬。それに対してこのサイズのボックスを3Dプリンタで出すと1個が2時間くらいかかる。
うちのは個人用としては遅い方では無くて速い方だと思うけどそんなモン。だから時間で比べると圧倒的にレーザーカッタの方が優位。
でもレーザーカッタだと基本的に板を切ることしか出来ないので、設計に工夫が要ったり出来ない形状も多い。そう考えると3Dプリンタと相互に良いとこ取りで進めるのがベストなのかもしれない。
あとはこれらに削り出しとか溶接も加わる。実際の工業製品がそのような各種の方法で製作されている事を思えば、たとえ個人で小規模にやるとしても同じような結論に達するのは仕方無い。
残るは鋳造か?。
2024年8月24日 (土)
USB mini B connector
コネクタが剥がれてしまった何かの電子基板。よく見るとコネクタはUSBのミニBのメスのようだ。
一般向けのガジェットにミニBとか使うと「USB-C以外はクソ」みたいに書かれるかも知れんけど、これは業務用機器なのでその心配は無い。
本来はこんな細かい作業はしないけど、見ての通りにポルシェ用の診断機みたいでお世話になっているポルシェ屋さんの依頼なので出来るだけの事はしてみる。
パターンは全部死んで居るので何かで引き直すしかない。コネクタは使えるかな?と思って仮付けしたけど、端子が奥まって居て線を引き出すのが難しい。さらに端子が傷んで居るから作業中に折れたりするのも怖い。
と言う事で、表面実装様じゃ無い、もう少し線の引き出し安いメスのコネクタを探して取り付ける事にした。
上手いこといくかな?。多分、メチャ高いと思うからもし成功したが100万円くらい請求しよう(笑)。
2024年8月23日 (金)
Strange control scheme
電動エアコンの為に交換した高出力オルタネータ。放電気味でエンジン始動できない事が有ったりする事からの点検依頼。
100Aを超えるような出力の試験は出来ないので、基本機能と低中速域だけの試験という事で受けた作業。
このオルタネータの最大出力を検証するにはどのくらいの試験機が居るんだろう?。14Vで170Aだと単純計算で2.38kW。そうなると駆動モータは3.7kWか下手したら5.5kWが居るんじゃ無かろうか。普通の整備工場のレベルじゃ無いな。
まず変だと思ったのは無負荷の消費電流。キーオン時だから暗電流とは違うけど、チャージランプとは別に回路だけで450mAくらい食っている。
チャージランプは両端の電圧差で点滅する方式では無く、回転を始めたら電子回路でスパッと消灯するタイプ。これは一時期の国産車にも沢山有るけどコイツは消灯のタイミングが少々早すぎる気もする。
一番気になったのはB+端子の消費電流。オルタネータのB+端子はでっかいダイオード経由なので電流が流れ込む事は無いけど、コイツは何故か流れ込む。
色々と挙動を探ってみたり消費電流の値から想像するに、フィールドコイルの駆動電流を自分の発電した分から出さずにB+端子から引っ張って来ているらしい事が解って来た。航空機事故報告書でいくと「推定される」状態だ。
3枚目の写真は極低速域の状態だけど、B+端子電圧が12.5Vくらいの時に6A「消費」して居る事が解る。なかなか面白い挙動だ。
フィールドコイルの駆動電流を自分の発電から出す場合、回路に依ってはバッテリがほぼ死んで居ても自己起動出来るメリットが有る。その反面初期の発電電流をフィールドコイルに取られてしまうので立ち上がりが遅い。
今回の様にフィールドコイルの駆動電流をバッテリから取る場合、発電するには元気なバッテリが必要となる。しかしフィールドコイルは極低速域からフル励磁されて居て発電機単体での電圧の立ち上がりは速い。
車体全体としては同じ事に成るけど、バランスというか動作点をどのように考えるかがキモかもしれない。今回の場合はB+端子しか無いのに電流を吸い込むという仕草がウーンだったのと、トリッキーと思われる構成を壊すのが怖かったのでこれ以上は入り込まない事にした。
多分メーカ的には「正常です」の判断になるんじゃ無かろうか。極低速の話はアイドルがそれ以上で有れば問題無い訳だし、車両全体で考えれば自励式と同じ事。ガンガン回して居る時には「170A出てますよ」の回答になりそうな気がする。
ただ市街地走行が多い様な車に適して居るか?と問われると違うかもしれない。そんな車には最高回転まで回さない事を条件にオルタネータのプーリを小径化するなどの対策の方が有効かも知れない。
まあ自分の車じゃ無いので深追いは止めとく。
2024年8月22日 (木)
Repair work with new components
964系のリヤウイングコントローラ。電解コンデンサの液漏れが起因と成って色々な故障が引き起こされるヤツ。
7素子の珍しい集合抵抗を作った話を書いたけど、今回はその抵抗を使った初めての作業に成る。
腐食して居た部品を外したところはこんな感じ。これは比較的被害が軽い方だけど、ほぼ全ての電解コンデンサの取り付け穴と一部のパターンは完全に失われて居る。
あとはこれをゴソゴソやって物理的な修理をしていき、新しい部品を実装し、試験機にかけて動作を見ながら普通のトラブルシューティングを始める段取りに成る。
この作業をやる度に基板を設計して入れ替えをしようか・・・と考えるけど、それはそれで大ごとに成るから実現には至ってない。
取りあえず従来のやり方で3台完成した。
2024年8月21日 (水)
I couldn't imagine it.
非常にマニアックな内容なので見ても疲れるだけと思う今日の話。。。
どちらも三相のスター結線の図だけど、右の図は右下の相の位相が逆になって居る。普段はこんな事は無いのでこう言う図を見ることは無いし、こんな事は起こらない。もし起ってしまったら各相のバランスが崩れ、共用の線を纏める思想が成り立たない。6本の線なら成り立つ。
なんかおかしいオルタネータの事を考えながら寝たけど、波形の山の形や周波数から想像すると右側の図のようになって居る様な気がしてきた。
ステータコイルは自分で巻替えたので、普通に考えたら作業ミス。でもここで思い出した、メモに「ここは逆から出す」的な事を書いた事を。
翌日メモを見直したら2番目の相だけ違う巻き方をしてある様にスケッチとメモがあった、これだ!。巻き直しをした事がある人なら解ると思うけど、1相だけ逆に巻くとか普通はやらないし流れ作業だと出来ない。最初からなのか!?。
理屈上の波形がどうなるかは表計算ソフトで書かせて見た。それと同じ波形になるかどうか、実際のコイルから直接ケーブルを引き出して手回しした時の波形がこれ。
表計算と全く同じ波形が出た。そしてこれが相互に影響し合ってぼんやりした波形になれば、周波数は1/3の変な波形が出てくる事も容易に想像出来る。
ここまで来たら後はやるだけ。「ここは逆」のところも全部同じリズムでまき直した波形がこれ。
教科書に出てくる三相交流波形が得られたじゃ無いか。
波形がおかしいだけじゃ無くて発熱も凄かった事を思い出した。電流のバランスが変なので、コイル同士でンゴンゴ遣り取りして居たんだろう。
全部をやり直して再試験。今度は上手くいくはず。
前回でも許容範囲だったけど、今回はそれを上回る性能で綺麗なデータが取れた。しかも発熱が劇的に少なくなった。
良かった、数ヶ月かかったけど完全に解明して解決出来た。それにしてもこんな状態は想像すら出来なかった。ダイオードがショートとかオープンの波形と全く違うし、今までに見たことの無い波形だった。勉強に成った。何ヶ月も待って貰ったお客さんのおかげだ。ありがとうございました。
綺麗な三相の全波整流波形を出したかったけど、撮影したのはバッテリ端子電圧しか残って無かった。
安定した電圧と小さなノイズの周波数から、綺麗に3相が全波整流されている事を想像してほしい(笑)。
2024年8月20日 (火)
Coil rewinding
数ヶ月前からやって居るルーカスのダイナモ互換のオルタネータ。
ステータ巻線とレギュレータがダメに成っていたので巻き替えと再制作をしたのだけど、それでも何か可笑しい。
一番変なのは精々200Wくらいしか無さそうな12Vのフィールドコイルに5Aも流れる事。内部が短絡して居るか6V仕様のヤツを間違えて装着しているんじゃ無いか?と言う気分。
色々考えて居たけど改善しないのでフィールドコイルの巻替え。
基本的な考え方は細いのを多くの巻き数を巻く方向。元が6Vで12V化すると明確なら良いけど、今回はそうとも言い切れないのでヤナ感じ。
結局2回巻替えてこんなモンかな?と言う発電はする様になった。でも電圧は出るようになったけどなんかおかしい。
これは2500rpm位の時だけど、充電電流が6Aにバッテリ電圧も14V有る。これだけ見ればこの時代のDCダイナモ互換品として十分だけど、左側のチャージランプ電圧が妙な感じ。
本来ならサチレートした状態ではバッテリ電圧に近い値になる筈だけど12V強までしか上がらない。その為もあってチャージランプがうっすらと点灯する。
結果としての性能は出ているし、この互換品はそういう仕様なのかも知れない。時間もかかって居るからこのまま納品しようかな?と思いながらこの日は寝ることに。
2024年8月18日 (日)
These are class 0.5 but too big.
ダイナモ試験機に電流計と電圧計を備え付けようと思った。電圧計はダイナモ出力電圧とバッテリ電圧の2個。
出来るだけ同じ仕様の物が良い。安物でも1個が1,500円くらいする。。。するとヤフオクで良さそうなヤツを発見。同じ仕様の電圧計が2個に電流計と時間計の4個セットで800円。
取りあえず入札して居たら800円で落ちた。送料の方が若干高かったけどそれでも激安だ。何故なら0.5級だから。
良く有るアナログ電圧計は2.5級で誤差が±2.5%有る。それに対してコイツは0.5%敷かない。JISの用途も「精密測定用」とカッコイイ。
フルスケールは分圧抵抗で適当に調整して、ダイナモ試験機に適した目盛りを打ち直す積もりだった。まあその目論見は外れて居らず予定通りの性能に驚かされた。でももっと驚くことが有った。それはサイズ。
小さく見えるのが良く有るパネルメータで60mmくらいのサイズのヤツ。精度は2.5級。それに対して後ろの壁のようなヤツが今回買った0.5級。。。ハハハ。
重厚な木のケースに入っている。いかにも昔の精密電圧計と言った風情でカッコイイ。確かにカッコイイ。でもデカすぎる。
さて、どうしようか。変化を読み取る試験なのでアナログの高精度な計測器は有り難い。でもこのサイズはどうするよ。。。
2024年8月17日 (土)
Is this filter safe?
水道の配管にフィルタを追加した。
我が家は井戸水なので水道と言っても自前のポンプから繋がったメインの配管にフィルタを追加したと言う話。
今までは減圧弁のオマケで付いて来た小さなメッシュフィルタを使っていたけど、これが小さいので良く詰まって水量が落ちる。大きめのフィルタを付けて小さいフィルタは撤去したいなと思っていたけど、ようやく重い腰を上げた感じ。
丈夫そうで、メンテ性が良くて、高くないのを探したらNetafimと言うイスラエル?の会社の製品に成った。農業灌漑用の世界的なメーカみたいだ。
飲み水に使って良いのかどうか少し不安だったけど、使って居る人が居るし使用先として井戸水も上げられて居るので良かろうと適当な判断。
まあ両端に塩ビ管を使って居る人間が気にする事じゃ無いと思うし、今頃に成ってPFAS検出!とか騒いでみたり、平成に成るまで鉛管を使い続けた国に住んでいる人間が気にする事じゃ無い。病気に成るときは成るし死ぬときは死ぬ。
母親が胃がんに成った事と、私は運動が出来ない子供だったけど、晩年に成って長距離系だと入賞できたりした事から、我が家の井戸水にはピロリ菌と鉄分が多量に含まれて居ると勝手に想像している(笑)。面倒なので調べて無いけど。
何はともあれこの辺りの人は長寿な人が多いので、特筆すべき程の悪い「何か」が含まれて居る事は無さそうだ。あとはこのフィルタがどのくらいの効果があり、どのくらいの量の「何か」が溶け出して来るか。
2024年8月16日 (金)
It works!
大まかに手入れしたカーボンパイル式レギュレータ。電源装置と抵抗負荷を使って大まかな動作確認と調整まで済ませた。次は実際にDCダイナモと組み合わせての試験。
DCダイナモは空冷VW用の105mmタイプと呼ばれて居るヤツを使った。これはオリジナルが12Vで、発電の立ち上がりとかも6V仕様に比べたらスムーズで具合が良い。
でもVWとかポルシェとかMINIとかは古い方が偉いので(笑)、90mmの6Vタイプと比べられたら負けた感じに成ってしまうらしい。
ここが調整部。ほぼジャンクの見た目だったけど、こう言う部分までキチンと動作するのは嬉しい誤算だ。ジャンクの神様ありがとう。
ぶん回したときに15,0Vになる様に調整してみた。低回転域でも若干の抵抗が直列に入ってしまうので、リレー式やFET式に比べたら若干立ち上がりは悪い。
その悪さをカバーする意味からも、最大電圧は15.0Vとギリギリまで上げてみた。実車では負荷も加わるので最大時に16V近くまで行く程度の設定の方が全般的に良好な結果に成るかも知れない。
とりあえず、形を確認するだけの教材として買ったカーボンパイル式レギュレータだったけど、実際の制御まで出来て非常に嬉しい結果と成った。人生捨てたモンじゃ無いな。
2024年8月15日 (木)
Carbon pile regulator
念願のカーボンパイル式レギュレーターを手に入れた。古い自動車整備の教科書とか、古めの航空エンジンの整備書などにしか登場しない方式のレギュレータ。
カーボンパイルというのはカーボンマイクみたいなモンで、カーボンの粉を押し固めた物に圧力を加えると、その圧力に応じて抵抗値が変わると言う素子。
発電機のレギュレータはフィールドコイルに流す電流を加減して発電量を制御する物が多いけど、その加減する為に可変抵抗を使えば良いじゃ無いか、カーボンパイルを使ったら良いんじゃね?と言うのがカーボンパイル式レギュレーター。
航空機用のジャンクはe-bayに売っているけど何万円もする。古い自動車用が何処かに無いかな?と思って探していたのだけど、たまたま3,000円位で出て居るのを見かけて落札した。
値段が値段なのでサビサビだったけど、錆を落として行くと全ての部品が揃っていたし全てのネジが脱着可能だったのは素晴らしい。
試しに試験して見るとどこにも断線は無く、それっぽい負荷を繋いで試験して見たら普通に動いたので驚いた。
明日か明後日には実際のダイナモと組み合わせて試験してみようと思う。半導体式のレギュレータを作ったりして居るけど、こう言う歴史的な機構にも凄く興味がある。
そしてそれを動態保存したり、オリジナルの機構で修理する事も大事だと思い続けている。知的好奇心が大半だけど、文化遺産?の理解と保存への第一歩でもある。
2024年8月14日 (水)
Bon Festival dance
今年の盆は息子達が誰も帰って来ないので、老夫婦と犬で過ごして居たら三男が彼女を連れて来た。
長男が肉を送って来て居たので一緒に食べようと言う話に成り、盆踊り前に大慌てで食べてから盆踊りに出かける事に成った。
初めての家に行って最初が焼き肉とか難易度というかプレッシャーが高い気がしたけど、まあそういう事も人生では有ると言う事だ。
三男は「変な家、変なオヤジ」だと十分に説明をしたらしいけど、彼女がどういう風に感じたのかは解らない。許容範囲であると判断すれば前に進むのかな?。もしダメなら私のせいだ(笑)。
食事の後は公民館で盆踊り。去年と同様に田舎の小さな集落の盆踊りで、まさに柳田国男の世界で嫌いじゃ無い。
去年は私が引いたくじが当たらなかったので、今年は三男に引かせた。でもやっぱり当たらなかった。残念だけどそういう家だ、神様ありがとう。
2024年8月13日 (火)
She got a spouse VISA.
実際は12日だったけどインドに居る次男の嫁さんから連絡が来て、目出度く配偶者ビザを取得できたらしい。
今回は次男の転職とかも重なってゴタゴタしたけど、通常でも1-2週間では出来ない長期戦の作業。
我が家の場合はインドで婚姻を成立させた後で日本国内でも婚姻を成立させて戸籍に反映。ビザに関しては丁度次男の転職が重なったので私が身元引受人と成ってビザの申請をしようとして居たけど、少し待てば次男本人の収入が証明出来るタイミングだったのでそれを待って次男が身元引受人の立場で申請する事に成った。
実務は次男がやったので私は知らんけど、大まかな流れは入管に在留資格証明を出して貰い、それを持ってインドの日本大使館に配偶者ビザの申請を行う感じ。
申請はウィシュマさんの事件が有った悪名高い?名古屋入管だったので、「スリランカ人もインド人も一緒で気に入らん!」とか成らんかな?と心配していたけど普通の日程で許可が下りて普通の感じでビザまで進んだ。
ネットで検索すると行政書士事務所の広告が沢山出て来るけど、車検とか免許とかと一緒で基本は本人がやるべき仕事。もし代行するなら資格が必要というだけの話。
とは言え数ヶ月はかかる内容だし、人に頼んだら10-15万円くらいはかかる内容なので簡単じゃ無い。でも出来ん内容じゃ無いし更新のことを思えば最初から自分達でやって経験値を上げておく方が私は良いと思う。
お盆の間は飛行機も高いので盆明けに来日するみたい。これで一安心だけど彼女が日本人に成った訳じゃ無い。日本人の配偶者として1年間日本国内で比較的自由に活動できる許可が得られただけ。1年後には更新が必要に成るし、立場はあくまでも外国人のまま。
彼らの将来がどうなるか本人達も解らないと思うけど、言語や国籍がゴチャゴチャして居るのは面倒で有るけど可能性の広がりでもあると思う。
2024年8月12日 (月)
Chinese specifications are twice as great.
200V仕様を100V用に巻替えた奇妙な半田鏝。スペック的に180Wと書いて有ったけど、トランスのサイズ的にとても180Wが出せるサイズには思えなかった。消費電力としてもかなり疑問点。
さらによく似た内部構成のヤツを100Wとして売っている店が有ったり、レビューに「スペック詐欺、65Wしか出て無い!」との文章も有ったりする。
と言う事で自分でも出力を測定してみる事にした。ただ私の半田鏝は既に100V用に改造して有るのでオリジナルの状態では無い。さらに測定に使った電力計も中国製の安いヤツなのでどうかなあ?と言う気持ちは有る。
ただ、この電力計は今までの実験とか検証では実用的な値を示していた。妙な波形だと解らんけど、今回はトランスと電熱線というインピーダンスとか位相とか実効値とか考えんでも良い測定対象。
起動直後は電熱線が冷えて抵抗が低いから85Wくらい出た。写真を撮っていたら少し下がったけど、まあこんなモン。
10秒くらい電源ボタンを押し続けると抵抗が上がって来て72Wくらいに落ち着く。
と言う事で、消費電力表示で有っても80Wとか75Wくらいのモンである事が解った。中国製のスペックにガッカリすると同時に、トランスのサイズ的に妥当な電力で安心もした。
実際の鏝先の出力熱量はもっと低いけど、点に集中しているからかノーマルタイプの80Wクラスよりも溶けやすい。まあ使い道は有るし不満が溜まってきたらYouTubeのオッサン達のように大きめのトランスに交換しよう。
2倍の詐称は酷すぎるし、やっぱり中国は・・・と言う気持ちにも成るけど、スマホとかEVの分野ではなんの遜色も無いスペックを叩き出せる状態に有る。
悪い中国だけを見て馬鹿にしていると、良い中国からあっという間に置いて行かれる事に成りそう。。。と言うか既に成って居るか(笑)。
2024年8月11日 (日)
Poor quality? or a good enough?
この季節は草刈三昧だ。暑くて倒れそうに成るから1日中やる事は無いけど、夕方に1時間とかそんな感じでほぼ毎日やる必要がある。
都会に住んでいる人は想像も出来ないと思うけど、それが田舎の暮らし。逆に私は都会の土地の値段とか70歳を過ぎてもローンが残って居る生活が想像出来ない。
生け垣の作業はエンジン式のバリカンでやって居る。自分用は100Vのヤツを持って居るけど、これを貰ってからはもっぱらエンジン式を使う事が多い。
重くて肩が凝るけどパワーがあるのとコードが無い事が便利。そろそろ電池式でも実用に成る時代が来て居るのかもしれない。
先日書いたけどインチキ修理した刃は未だ壊れて居ない。これは草刈機の刃を切り取って溶接修理した部分だけど、修理後に10タンク以上刈っているけどまだ使える。
パキスタンとか中国の動画で「そりゃ無いだろ」とか「YouTube用にやってますね」と感じるヤツがあるけど、目の前に溶接修理した刃物が有って実用に成っているのを見ると、状況に依っては必要十分な修理なのかな?と思う事も有る。
こんな事をしていると隣のサラちゃんが遊びに来る。この犬はちゃしろと違っておっとりした犬で可愛らしい。
ただ食べ物の好みが激しくて、オヤツを上げても半分くらいはプイッと横を向いて食べない。それをちゃしろにやると喜んで食べる。
貧しい生活をして居るんだろう(笑)。
2024年8月10日 (土)
Solder does not wet on the tip
カウンタ付きの高性能巻線機で100V用の線を巻いた。カンジニアリングで0.30mmを590回。
内部を燃やさずに、なんとか溶接で鉄心を組むことも成功した。でも渦電流的には溶接しない方が良いよねえ。
オリジナルの場所にキチンと入ったので一安心。
無負荷電圧は計画通りに0.68V程度。ダイナミック点灯の加減で後半が消えて居るけど関係無い。
オルタネータのダイオード部分を溶かしてみた。結構良い感じに使える。直ぐに使えるのは良いし熱量も結構有るのが素晴らしい。
これから使う事が増えると思う。
試しに負荷時の鏝先というか発熱部の電圧を測って見たら0.32V程度で無負荷電圧の約半分。
特定の電源から取り出せる最大のパワーは、出力インピーダンスと等しい負荷をぶら下げた時。ほぼこの通りの状態なのでギリギリの状態で使って居る事に成る。
見た目的にも180Wも出せるトランスには見えないし、12秒使って48秒休めと書いて有る事からも解る様にかなり無理した設計だ。
鏝先と同じ2.0mmのSUS線が有ったのでそれっぽい形を作ってみた。
発熱はする。流石にニクロム線とSUS線は親戚というか兄弟みたいなモンだから当然だ。でも半田の濡れ性が悪い。
何回やってもツルツル滑って半田が乗らない。これに対して純正の鏝先は綺麗に半田が濡れて乗る。
もう少し鉄っぽい方が良いのかな?。今の半田鏝の鏝先は鉄だし。でも2.0mmの鉄線を色々買って来るよりも、中国から純正の鏝先を買う方が安いんだよね。。。
2024年8月 9日 (金)
It used to be less expensive.
高性能巻線機にカウンタを付けた。こうやって見るとパキスタンとかベトナムのメカニック以下の道具を使っている気がする(笑)。
単純に軸を回せば数字が増えると思って買ったら、なんと軸を揺動させるタイプだった。±30度くらい左右に振るとカウントが1個上がる。
アームとバネが付いている理由が解らなかったけど、現物を見て初めて理解した。さてどうしよう。
色々悩んで偏芯カムというか軸のずれた円板を作って揺動アームを左右に振らす構造にした。
これでもう少し歳を取っても数を数え間違える可能性は低くなる。歳を取ったら道具に頼るべきだ。
嫁さんがルノーに行ったらカタログを貰ったらしい。今時は紙のカタログとか無くなったのかと思っていたので、こう言う営業スタイルが残って居るのが意外だ。
ルーテシアの新型かと思ったら少し大きめのSUVみたい。最近は何でもSUVだ、国道沿いの中古車屋も目立つ場所はSUVばかりだし、少し前にワンボックスのメリットと必要性を説いていた人は記憶障害の様に今はSUVを語る。
総合価格表が入って居たので眺めてみたら驚いた。ルーテシアの一番安いモデルでも299万円もする。しかもMTは無くなって良く解らんATばかり。
嫁さんが買ったときはMTモデルが有って価格も204万円と豪華な軽自動車よりも安かった。今の値段だと軽よりも安い事は有り得んな、いや、もっと高い軽があるのかな?。
フランスの足車なら安いモデルが正解な気がするけど、カタログにはハイテク?っぽい装備が並ぶ。オリンピックのゴタゴタを見ていると、凝ったフランス車って大丈夫か?と思ってしまうけど、トヨタもゴタゴタ続きだから何を買っても一緒かもしれん。
2024年8月 8日 (木)
Satisfying performance.
ロータ側をまき直したメグロの6V用DCダイナモを試験した。
メグロは入力軸がテーパなので専用のカップリングを作る必要がある。先端のネジも変な規格なので面倒臭い。
まずはカットイン時の回転数を測定する。電圧は6.5Vくらい、12V系だと13Vに相当する電圧で測定してみる。
測定値は1221rpmと成った。メグロのクランク回転数比は知らんけど、1/2に落としたカム軸から3-4倍の増速を経てDCダイナモが回されて居る。VWとか356に近い1.8と想定するとクランク軸回転数は678rpmと成った。
DCダイナモのシステムとしては十分だと思うけど、メグロとかW1好きのお爺ちゃん達は何故かアイドリングを下げたがる。
発電も悪いし、大好きな濃いオイルの供給は最悪な状態に成るけど、人それぞれに美学があるので私は構わない。
ただ、下げたアイドリングで「チャージランプが点く!」とか言われても困るので検証はスペック通りでお願いします。
充電を始めた段階として7.0Vの時。12V系なら14Vに相当する状態。
こちらは1382rpm。1.8倍でクランク回転数に直すと768rpmなので走行中は確実に充電出来て居る事に成る。
ただこの発電機は最大出力が80Wとかそういうレベルなので、電装品の負荷を増やしたら直ぐにスペックオーバーに成る。
そういう意味ではこう言う旧車こそLED化を進めるべきかもしれない。白骨号に使って居る鈴木のLEDヘッドライトユニットだけど、最低電圧が7.0Vくらいから定格の明るさが出る。だから完璧に整備された充電系があれば、Z7に現行の軽自動車と同等のヘッドライトを装備できる可能性があると言う話。
でもメグロW1系でこう言うのが好きな人は見たことが無いなあ。
2024年8月 7日 (水)
Differences in detection points
数日前に書いて居たレギュレータの電圧検出の話。解りやすい?図を書いてみたので説明してみたいと思う。
1枚目はオリジナルの回路構成で、制御のための電圧検出はチャージランプ端子の電圧を検出して出力電圧を制御して居る。
回路構成的にこの方が楽なのでこうなっているけど、回路を見たら解るように実際のバッテリー電圧とかオルタネータの出力電圧はなにも測定していない。
オルタネータ出力と同じ程度のVfを経由した電圧だから一緒でしょと言う感じだけど、出力側の大ダイオードとか大電流の回路に何かが起これば、前記の想定は崩れる。
車の回路は12Vしかないくせに発電機は1kWとか有って極端な低電圧大電流回路。接触抵抗とか配線抵抗とか明確に体感出来る程度に影響を及ぼす。
こっちは組み直した回路で電圧検出を、オルタネータからバッテリへ行くM8のでっかい端子から取っている。
ポルシェの場合は低電圧大電流に加えてオルタネータは車体の後部、バッテリーは前部と配線抵抗的にも最悪の組合わせだからこれでも完璧とは言えないけれど、かなり理想に近い検出箇所に成ったのは事実。
回路図から解るように、この手のレギュレータはチャージランプ経由の電流を呼び水的に使い、残留磁気も手伝いなら電圧を立ち上げる。だから何回か書くようにチャージランプのW数を変えたりLEDに交換したりするのは良く無い。車種に依ってはチャージランプ断線時の安全弁として、チャージランプと並列に抵抗が入って居るのもある。とは言っても正規の電流が流せる白熱電球を付ける事が大事。
そしてフィールドコイル電流はバッテリーからは供給されて折らず、3個の小ダイオード経由の電流が賄っている。オルタネータによってはこの経路中に単純な接触だけの部分が有ったりして良く接触不良を起している。出力電流程じゃ無いけど数Aは流れる回路なので綺麗に保つ事は大事。
バイクの回路程じゃ無いけど、車のオルタネータとレギュレータ廻りも色々な構成が有る。チャージランプ一つとっても今回の例のように電圧差で点灯・消灯させているのもあれば、リレーとか半導体でオンオフさせているのもある。そして同じ車種でも違う構成のオルタネータが付いていたりも有る。
回路図中のOPアンプは説明の為に書いただけで、実際の回路はちょっと違っている。でも基準電圧(=14.5V)を境にパワー素子をオンオフすると言う意味では一緒なので「過酷なエンジンルーム内にOPアンプとか使いません!」とか書かないように(笑)。
2024年8月 6日 (火)
Nabila and Malala
今日図書館に返してきた本。パキスタンの先生とレッスンをする事が増えたのでパキスタン関連の話。
マララさんは知って居たけどナビラさんは知らなかった。同じような目に遭っても、攻撃者がタリバンかCIAかによって扱いというか知名度が違うのは恐ろしい事だ。
アマゾンには「朝日新聞書評欄で絶賛! 」と書かれているからネトウヨ系の人はそれだけで読む気がしないと思うけど(笑)、私は良い本だと思う。児童書のジャンルに成って居るけど漢字にふりがながあるだけで内容は子供限定じゃ無い。
こっちは230V仕様の半田鏝。まずは現状のトランス仕様を測定しておく。
時々出てくる「悪い中国」。0.05mmくらいの素線が3本しか入って居ない。こんな線を作ったり半田付けする方が大変だろうと思うけど、流石に4000年の歴史がある国は違うぜ。
巻き数を数えながら解して行った。オリジナルの電圧を230Vとすれば、100V仕様にするには巻き数を100/230にすれば良いのかな?。
あとは電流が増えるから素線径を太くする必要があるけど、これはトランスの体積からギリギリの太さを選ぶしか無かろう。
問題なのは鉄心の組立が溶接で組まれて居る事。オリジナルはレーザー溶接的な綺麗な接合部だけど、はたして再溶接でこんなに綺麗な溶接が出来るんだろうか?。さらには中の巻き枠とか巻線の絶縁被覆が溶けたりせんだろうか?。
水に浸して溶接部だけを水面から出して溶接するか?。うーん。難しそうだ。
2024年8月 5日 (月)
What do you invest in?
世の中が株価の事で大騒ぎして居る。不足して居る資金をNISAで増やそうとした人とか、「世界の国は子供の頃から投資を学んで居ますよ」の声に影響された人たちは気持ちが落ち着かんのじゃ無かろうか。
「卵は一つの籠に盛るな」的な面から、資産の一部を外貨や株式にしておく事は検討したりするけど、やるなら金とインド株かな?とか思って居る人間なので今回の暴落には縁が無い。
そもそも株式に投資すると言う事に興味が湧かない。経済に詳しい人の意見は全く違うみたいだけど、私に取って株式投資で利益を得ることは「くじ」を買う事と大して変わらん。買う対象を見極める事が出来るだけで他人がやる何かにお金を供出する行為に興味は無い。
若しくは野球カードとかポケモンカードみたいなモンで、特定のグループの人が価値があると考えて値段が変動する何かを売り買いする行為。これも私に取って何も楽しくない。
まだ不動産投資の方が物があるだけマシかな?と言う気がするけど、これからの日本で不動産は怖すぎる。いずれにしろ自分の人生が面白くなる訳じゃ無いし、自分の能力が上がるわけじゃ無い。
私は同じお金を出すなら自分自身に出せば良いと思う。自分の能力が上がってお金を稼ぐことが出来る様に成ったり、老後も末永く稼ぐことが出来る様に成ったり、健康に快適な生活が送れるようになったり、そういうことに同じお金を使った方が幸せな気がする。非常にマイナーな意見なのは知って居る(笑)。
延々と屁理屈を書いてきたけど、そういう感性なので私に取っては東京エレクトロンの株券を持って居るよりもユンボを持って居る方が価値がある。同じような流れで自分への投資として変な半田鏝を買った。YouTubeで海外の作業者の動画を見ている人は知って居ると思うけど瞬間加熱タイプの鏝先の無い?半田鏝。
100V用を探したけど無かったので220V-240V用で180Wと言うヤツを買った。感電防止の意味だと思うけど中にはトランスが入っていて絶縁と同時に低電圧に変換して居るみたい。
ここまで見てYouTubeのおっさん達の半田鏝の意味が解った。彼らの一部はこのタイプの半田鏝を使って居るけど、木の板にトランスを括り付けた妙な改造品を使って居る。電圧が合わないから適当なトランスを持って来て改造している訳だ。
私も100V用に改造しないと使い物にならない。この筐体に入る180Wのトランスを探すのは難しそうだから、彼らと同じように木の板にトランスを括り付ける事に成るのかな?。
ちょっと格好悪いな。
2024年8月 4日 (日)
Voltage detection point changed.
以前にチェックしたオルタネータが帰って来た。電圧を上げて欲しいと。
単体で14.5V出て居るのだけど、車体側の電圧降下なのかバッテリ電圧が低めでオーナーが気にしているらしい。
とはいえ電圧降下の可能性があるからと、オルタネータの出力電圧を上げすぎるのも考えモン。
オリジナルの回路はチャージランプ回路というか、メインとは違う界磁励磁用の小ダイオード電圧を検出して制御して居る。だから厳密にはバッテリ電圧では無いし、オルタネータ出力電圧でもない。オルタネータ出力と同じ数のダイオードを経由した電圧をチェックしているから、多分オルタネータ出力も近い値でしょ。車体側も電圧降下が少ないように整備されているから、最終的にバッテリ電圧も悪く無い値になるはずでしょ。。。と言う思考回路の産物。
これを今回はオルタネータ出力点の電圧をチェックするように回路を組み替えて、さらに電圧も14.7-14.8V辺りを目指す事にする。
ちょっと気に成るのは以前にやったけど妙な挙動だった綺麗なオルタネータと見た目が似ていること。
BOSCHのプレミアム?ステッカーが貼ってあって筐体はブラストされて綺麗なモン。でも内部の塗装が適当に黒がペタペタ塗ってるだけだし、軸端は964特有の2重構造部分がかなり摩耗している。
手離れが悪いのは困るので、レギュレータの製作だけじゃ無くて全部をばらして確認した。
大きな問題は確認されなかったので良かったけど、このタイプは他もそうだけど3相巻線が2組入って居るけど、それが位相をずらして6相になって居らず、2組は並列接続されている。そしてそれが並列接続されたダイオードに入る。
うーん???。
見た目は悪いけどB+端子検出のレギュレータが出来上がった。ユーザーには見えない場所なので良かろうと思ったけど、DIY系の人だと見つけられてしまうな。ちょっと恥ずかしい。
チャージランプも実際のランプで試験して居る。うしろにボードでも作って試験機らしくしたいモンだ。
微妙に仕様の違う2組のコイルが並列接続されているせいだとおもうけど、山の形が少しだけいびつ。でも全ての巻線とダイオードが正しく仕事をして居る事が解る。
髭のようなノイズは駆動しているインバータのノイズ。三菱電機製だけどこんなモンかな?。
制御電圧は温度で微妙に変化するけど、ほぼ14.7V辺り。これはM8のB+端子での電圧なので、車体側に0.5Vの電圧降下が有ってもバッテリ端子部で14.2Vは確保出来る。
とは言ってもバッテリが大きくて元気な場合は、電圧がサチレートするまでに少し時間がかかる事もある。一番良いのは運転席に電圧計を設置して常時モニタする事だけど、どこの電圧を取り出すかで車両の場合は簡単に1Vくらい差が出るので注意が必要だ。
2024年8月 3日 (土)
What is the brown powder?
不調のDMEリレーらしい。半田クラックかな?と思いながらケースを開けたら基板とリレーは凄く綺麗。でも、ケース内部に茶色の粉が付着している。
サビの粉に見えるけどサイズが均一で滑らかな感じ。どうしてケース側だけに付くのか訳が解らん。
目に見えるようなクラックや異常は無かったけど、念のために再半田をしてこれは完了。
こっちは半導体式のリレー。こちらをメインにして上記のヤツは予備かな?。
両方とも試験機で試験したら問題なし。半導体式も少しずつ進化していて、今のバージョンはリレーよりも電圧降下が少ないです。さらにコイルの分のロスが無いので、リレー式に比べると発熱が少ないのが解ります。
まあ、それがどうした?の世界ですが、効率は良い方が気分が良いし発熱が少ない方がトラブルの可能性も低いです。
2024年8月 2日 (金)
The light is not visible.
昨日の続きでタコメータ。
インジケータの向かって左側が崩壊している。右側は元が何色か解らないくらい変色して真っ黒。
試しに裏の電球を点灯させて見たけど、崩壊した穴からかすかに光が見えるだけ。右側は全く光っているのが確認出来ない。
中はこんな感じ。盤面を固定するビス穴が合ってないし、側板もむしり取った様に加工してある。
裏蓋側の電球ホルダもこんな感じなので、ニコイチするときに合わない部分を適当に追加工した感じ。
それはそれで良い?けど、問題は電球の位置がずれていて光りがレンズに届いて居ない事が問題。そこまでやって欲しかった。
とは言っても、「今日の夕方までにやってよ見た目だけ出来たらOKで機能はどうでも良いし」とか言う依頼だったかもしれんので、無条件で作業者を責める気には成らない。
組立の事も有るので相当悩んだ。ここだけで二日がかりになってしまったくらい。
0.3mmくらいのアルミ板で妙なボックスをでっち上げて光路とした。
それだけでは上に光りが漏れてしまうので上にもカバー。組立できないので上のカバーは裏蓋側に。
赤色インジケータ点灯。
緑色インジケータ点灯。
少し緑の方が明るいけど、そこまでそろえると各種のプラ版を手配して・・・凄い時間がかかりそう。
妥協の人間なのでこの程度で手を打った。
速度計は素直にガラスと盤面の掃除だけで済んだ。
こう言う細かくて美しさが求められる様な作業はあんまり好きじゃ無いし得意じゃ無いな。。。
最近のコメント