BMW R100
930系のヒーターブロア。とにかく壊れやすいヤツで先日もコンミュテータ交換から巻替えまでフルセット?の作業をやったヤツ。
今回のは軸が回らない。このモータは10Aくらい流れるので、まず確実に内部が燃えている筈。暑い季節に重整備が続くのはキツいなあ・・・と思いながらも、大型トラックの作業に比べたら雲泥の差だ。
予想に反してロータは綺麗。コンミュテータも殆ど減って無い。ほぼ使われて無い感じの見た目。
ブラシも減って無いし燃えて無い。素晴らしいユーザーだ。無理をせずに直ぐに電源を切ったんだろう。もしくはヒューズが切れただけか?。
軸受は時々ある「成長」してしまう含油軸受の様でキツキツだったので内径を調整する必要があった。
予想以上の軽傷に驚きながら単体試験をするけど回転方向が変。ポルシェはヤマハと逆で茶色がGND。このモータは茶色にマイナスを繋いだら逆回転する?。
自分の車でも経験したけど、車体側の茶色に+12Vが来て居たりした事が有る。なんかこの周辺は妙な事が時々有るなあ。
ポルシェが工場レベルで行き当たりばったりの対策したのか?、長い年月の間に誰かが「線の入れ替え」と言う安直な方法を選んだのか?。まあ長く生きていれば人も車も色々有るわ。
色と回転方向を変えるには界磁を逆に組めばいけるし、単純なピン配置ならコネクタを分解して組み替えればOK。でもどの向きに回る様にするかの判断は難しい。
何故なら単体で修理して組み直す場合は元のままが正しいし、予備品としてストックしている様な規模のところだと標準と思われる方向に修正する方が正しいから。
そんな事をしていたら窒息しかけのパブリカみたいな音の車が上がって来た。見に行ったらBMWのデカいバイクが止まって居る。35度を超えた様な時に乗るバイクじゃ無いな。
変なオッサンが横に立っていて「水とレギュレータを出せ!」とか騒いでいる。鬱陶しいから氷を入れた水を出したら一気に3杯も飲んだ。レギュレータとイグナイタを出したら黙って受け取って帰って行った。
このオッサンは一度死にかけて居るのに無理をするヤツだ。まあこの年になったら何時死んでもおかしくないので若者の無理とは意味が違うとも言える。自分の死期をコントロールして居るだけだから(笑)。
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コメント
心臓の耐久試験よ!!
まだ 動いとるわ!!
凄いやろ。。アハハハ
今度 東北のほうから CDIの修理が舞い込む。。 丸投げするから。。ガハハ
投稿: MASA | 2024年7月29日 (月) 18時39分
BOSCHのCDIしか作業せんぞ~!。掘り出すヤツは絶対に無理。
投稿: みつやす | 2024年7月29日 (月) 21時38分
バイクのとか 言っとった。。
昔の モトクロッサーとか。。
今どきの CDIと 入れ替えでも良いかもしれん。。
例の 秋田の 爺さん(笑)
コンプレッサーの出どころの。。
投稿: MASA | 2024年7月30日 (火) 13時26分