Submerged circuit board
久しぶりに930のDME修理。時々始動不能という症状で入ってきたので試験したら・・・予想に反して実際に始動不能の症状が再現出来た。
トラブルシューティング的には良かった。 外から見た感じでは水没か酷い湿度過多に見える。爪はほぼ起して有ったので簡単に蓋は開く。
中はそこまで汚くなかったので???と感じたけど、基板を外そうとしたら全てのネジがこんな感じ。
これは今までで一番酷い腐食と思う。その割に基板とか部品の腐食が少ないのが不思議だ。 よく見るとROMの窓から中のチップが見えて居るでは無いか。まあ鉄板の蓋が被さるからデータが消えることは無いと思うけど気持ちの良いもんじゃ無い。
そしてなんか油っぽさを感じる。 セレクタスイッチの合わせ面から油?が染み出て居る。ICの下からも同じような感じで湿っぽさを感じる。これってもしかして接点回復剤とかプシューッとやったんだろうか?。
底板から基板を外したら想像通りの汚い基板が現れた。ここまでは外さずに上からだけ掃除をして、最期に接点回復剤をかけたのかな?。
緑のレジストが浮いて剥がれようとして居る事からも、只の洗浄では無くて何かを上から塗った事がうかがえる。 どうなるか解らんけど取りあえず洗浄。お湯と洗剤でじっくり洗って天日干し。次はパーツクリーナかシンナー系で洗浄して、必要ならお湯の繰り返しが必要そう。
今、自分の車に使って居るのも同じような944の水没車の部品を洗浄して復活させたヤツ。傷んだ部品を交換して行けば、たぶん元に戻ると思う。その後で本当のトラブルシューティングだ。傷んだ部品の交換で直ってしまう可能性も高いけど。
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