He came back again.
以前に紹介していたポルシェトラクタのセルモータが帰って来た。
英文を考えるときにセルモータはHeかSheか悩んだけど、クラッチハウジングに差し込まれて居るからHeにしてみた。
症状はセルが回りっぱなしになるらしい。でも単体試験ではまともに動いて居ると。帰って来たのを試験してもまともに動いて居る。もしや他車種用で回転方向が違うかも?とかも考えたけど合って居た。
1個1個見て行くしか無いと思って再び分解して細かく見て行く事に成った。
最初に気がついたのはピニオンを出し入れする爪の摩耗。ここが摩耗するとピニオンの出方が遅くなり、相対的に接点が早く閉じてモータが速めに回り始める。オフの時は逆でモータが何時までも回る傾向になる。
ここは一つの要因かもしれん。これと同じ方向の摩耗はあらゆる所に発生する訳だから、使う込むとモータが何時までも回りたがる傾向に成るみたいだ。
それ以外も見て行くとアームの腕の部分が微妙に変形して居ることも発見した。これも上記と同じ傾向の変化をもたらす変形だ。
他の部分の摩耗とかガタを考慮して、この辺りを少し多めに修正したら良いかもしれん。
そんな気持ちで他も見て行ったけどそれっぽい原因は見つからなかった。そこでアームの廻りを初期よりも少し多めかな?程度に修正して組み直した。
これをやり過ぎるとピニオンばかりでて接点が閉にならず、モータが回らない方向に成ってしまう。何回か試したけど適切な余裕を保持してモータは回り始めた。これでもう一回試して貰おう。
二度手間に成って申し訳ございません。いや、二度手間で終わる保証はないな。。。これで終わりますように、整備の神様お願いいたします。
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