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2024年5月17日 (金)

Would you choose Nissan or Toyota?

05171_20240517214801  これは日産のエアフロセンサ。センサと言っても内部に回路が入っていて電源さえ与えれば出力が得られるユニット。
 4年前の下水管MAFにはトヨタのセンサを使ったけど、今回の純正VAFのケースに組込むにはトヨタじゃ無くて日産にした方が良かった様な気がして居る。
05172_20240517214701  トヨタのは検出部と取り出し部が90度に曲がっているので、純正ケースに組込むには変に凝った構造が必要に成る。




05173_20240517214701  もし今回の用途に日産を使っていたら、機械加工は必要だけどかなり簡単な加工で行けた様な気がするわけ。
 とは言っても日産のデータは何も無いので、実走行までの時間で言えば日産の方が時間がかかった可能性も否定できない。
 この辺りは何時もの仕事だったり世の中の流れで良く有る話。まあ動いて居るからOKとしよう。もし売り物を作るなら日産ベースでやり直しかな?。
05174_20240517214701  ここまでは検出用のベーンを除去する場合の話だけど、ベーンは生かしたままで検出部だけ非接触にする解決法も考えられる。
 これは既に仕事として何台か施工している訳だけど、タイミングベルトを使ったりしてメカ的に複雑なのと、使用していたセンサの入手が困難になって来た。そこで違う構成で摺動部のみを無くすやり方も検討中。
 スペースの制限があるのでセンサの選定が難しい。センサと電子回路をシンプルな構成で組み合わせて、それなりの信頼性と実用的な価格に纏めたいので悩ましい。
05175_20240517214701  色々と試行錯誤して居たけど、こちらもようやく形に成ってきた感じ。
 基準のエアフロと同じ出力が得られるし、構造的にもシンプルで良い感じにまとまって来た。

 オリジナルの検出は摺動式のポテンショメータなので、10万kmくらいで筋が出来て常用域でエンジンの挙動が変に成って来る。
 1回目なら摺動子の位置を変えたりして誤魔化す事も不可能では無いけど、2回目はまず無理。かと言ってセラミック基板の上に抵抗体を成型し、10個の補正抵抗をレーザーカットで調整するとか出来る訳が無い。そうなると今回の様に無接点のエアフロをでっち上げて修理するしか選択肢が無い訳だ。
 今の所ベーン式だと配線を全く変える事も無く、純正のエアフロと交換するだけでOKなのは美点。それに対してMAFタイプにしてしまうと、ベーンが無くなって吸気抵抗とか可動部のトラブルの面からは美しいけど、熱線を使う関係上12Vで150mA程度の別電源が必要に成ってしまう。
 物理的な配置とエンジン性能的には良い感じになって来たので、あとは12V電源の問題を何とか解決出来ないかなあ・・・と言うのが今の状態。

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コメント

その昔雑誌CARBOYでポルシェのエアフロレス Dジェトロ化がありましたが、モーテック制御だったかな。その辺も載っているCARBOYを越前会長に何年分か忘れましたが譲りました。もう持ってないでしょうね。何十年前かな💦

投稿: 楽々園の秀 | 2024年5月18日 (土) 10時38分

 カーボーイは元気でしたね。モーテック使うならエアフロ出力をそのままぶち込めるので、ある意味楽なやり方とも言えます。その分モーテックだと全部をセッティングしないとダメですが。
 車両価格が高くなりすぎて、弄って遊ぶ車では無くなってしまいましたね。越前会長は今度来るので聞いて見ます。

投稿: みつやす | 2024年5月18日 (土) 11時12分

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