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2024年5月16日 (木)

theoretical air fuel ratio

05161_20240517103701 訳の解らんグラフと思うけど、これは自作のMAFセンサのセッティングデータ。青がMAFセンサの出力データで赤がO2センサの出力データに成る。私は空燃比計を持って無いのでO2センサのH/L信号で代用している訳。
 得体の知れないエンジンとか、大幅に手を入れたエンジンをゼロからセッティングするには空燃比計が有った方が楽で正確なセッティングが出来るけど、今やって居るのは既に解った仕様のエンジンの制御系に対して、オリジナルと同等出力のエアフロセンサをでっち上げる作業。
 このエンジンは4000rpm以下ならO2センサのフィードバック制御が生きていて理論空燃比に合わせ込もうとする。それを逆に考えると、O2センサの信号が忙しくオンオフする状態に持って行けば、でっち上げたエアフロセンサがO2センサの守備範囲(±3%とか±5%)に入って居ると言う検証になる。

 4年前はかなり苦労したけど、そのときの蓄積データがあるので今回は1発目から実走行出来るくらいに仕上がっていた。あとはこんな感じでO2センサの反応を見ながら、この出力電圧の辺りは少し濃すぎるかな?、少し薄すぎるかな?とマイコンのプログラムを弄って行けば良い。
 前記したようにこのやり方では4000rpm以上は解りにくい。O2センサの出力が0Vに張り付いているか0.9Vに張り付いて居るかで濃すぎるか薄すぎるかを判断しなければ成らない。
 とは言ってもそんなにガンガン回して乗ることは少ないし、BOSCHのROMデータも高回転域はポツンポツンとしかデータが入って無い。常用域の1/5くらいの密度でしか制御してない感じ。だからO2センサのデータを眺めながら、4000rpm以下のデータを外挿してカンジニアリングででっち上げても大きな問題には成らんと思う。
 と言うか4年前に下水管でMAFセンサを作ってから4年間使い続けて来た訳だけど、その間で問題を感じた事が無いのだから実用工学的にはこれで良かろうと思っている。大学の研究とかならダメだろうけどね。

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