The viscosity of rotor spindle oil is VG10.
注文していたヤマハの化学合成楽器油?が来たので試して見た。
まずは頼む前にかなり悩んだ。この手の油はいずれ使うけど全部を買ってみるのは馬鹿らしい気がした。そこで未知の楽器用油に関して色々調べてみた。
バルブオイルとかチューニングスライドオイルと呼ばれて居るのはフロントフォークとか2stのピストンみたいに、前後/上下に摺動するピストンバルブに使われる油。従って摺動面の潤滑と気密性が必要。
ローターオイル系はロータリーバルブに使う油で、機械で言うとボール弁のボールの潤滑と気密に使う感じ。
それとはちょっと違ってロータースピンドルオイルはローターバルブを駆動する軸だけの潤滑用で、レバーオイルはその周辺のレバーの支点辺りだけに使う油。いずれも気密性は考慮する必要は無い。
そこで購入の候補をロータースピンドルオイルとレバーオイルに絞って注文する事にした。楽器屋さんのブログとか見てこの辺りが粘度的に近いかな?と思ったのと、気密性が不要なので性能的にも楽器以外の用途に良いかも?と言う気持ちから。
来てみて振ってみたら悪くない感じ。ロータースピンドルオイルはVG10のスピンドル油に近い感じで、レバーオイルは薄めのエンジンオイルに近い感じ。
そこで振った感触の順に並べて斜面のテストをしてみたのが2枚目の写真。左から一滴ずつ垂らしていったので微妙な時間差はあるけど、各オイル毎の違いは解ると思う。 この結果から感覚的に粘度を決めてみると、左からVG3、VG10、VG10、VG32と成った。
今回の結果から「VG10程度の化学合成のミシン油」が欲しい人は、ヤマハのロータースピンドルオイル(RSO5)を買ったら良いとアドバイス出来る。
ただバルブオイル系の硬い方、レギュラーとかヴィンテージは試して無いので、そっちがVG10程度の粘度があれば量も多いのでそっちの方が良いかもしれない。
ただ、バルブオイル系は容器の口が少量を注油するには目薬の容器みたいで使いにくい。対してローターオイル系の容器は先端が尖っていて、そのままでも小さな機械に注油できるのが好ましい。
と言う事で、だれかVOR3かVOV3の試験をして下さい。
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