This is the heaviest starter motor I've ever repaired.
持ち上げた瞬間に腰が壊れたかと思ったスターターモータ。ポルシェトラクタのヤツらしい。
とは言ってもライセンス生産の川崎エンジンに付いていた三菱電機製。 見るからにネジが回りそうに無かったので、油漬けにして数日置いておいた。ラスペネとか高くて買えんのでホームセンターの安物スプレー。
まあ私らの世代だと、ワコーズとかポッと出の良く解らんメーカーのイメージだから進んで買う事は無いのも有る。 油漬けの甲斐あって全てのネジが壊れずに緩んだ。
大まかに分解出来たのでこれ以降は必要に応じて分解しながら作業を進める。
コンミュテータは焼損では無くてマイカギャップが埋まってツルツルのイメージ。
この手の作業が多いので旋盤の爪をサラッと研磨してみた。直接掴めて効率が良い。 良い感じに再生できた。
ブラシはリード線の付いて無い昔のタイプ。注文しても出ないと思うのでセルモータ的な材質のブラシから削り出して作った。
スイッチ内部が緑青で一杯。相当削ってようやく普通に導通しだした。大変ではあるけど、最近のヤツのように非分解の構造では無いから何とか成るのは素晴らしい。
普段は塗装とかしないけど、流石にここまで錆びて居たら軽く塗らないとダメかな。
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コメント
私もその手の作業多いです。油漬け派です。ラスペネは高価で目に入りません。サラサラ油なら毛細管浸透して行きやすいようでミシン油使います。
浸潤のあとボルトを外すとき、どんな工具を使いますか? ボルトのサビ状況を見ると思いますが。
ロングメガネレンチをかけて手で叩いてました。ゆーっくりトルクをかけてるとネジ頭の下からネジきれることもあって。
エアインパクトで強く数発で、の方が折れやすい(と思い込んでます)。まあ折れる時はどうやっても折れるモンだ、と諦めてますけども。
投稿: た | 2024年4月26日 (金) 07時36分
やり方は色々ですが、まずは軸方向に叩く事から始めるのが多い気がします。又はメネジの側面にアクセスできるならそこも叩く。あとは炙るくらいでしょうか。
トルクを掛ける方は仰るようにメガネを叩いたり、ショックドライバ系を使うとか。
折れたときはTIGよりもワッシャを置いて半自動が楽ですね。
投稿: みつやす | 2024年4月26日 (金) 09時05分
ありがとうございます。まず軸方向に叩く、をやってみます。固着に動きがあるかもしれないですね。
BBCのwheeler dealerというBS番組。
そういうDIYの旧車整備Tipsの紹介を楽しめ、
さらに英語の勉強にもなります。
自動車整備で使う動詞はpop。 笑
投稿: た | 2024年4月26日 (金) 11時42分