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2024年4月

2024年4月30日 (火)

Mechanical or electrical temperature switches

04301_20240501214401 コンデンサブロアが回らない時のトラブルシューティングで、リレーの動作不良以外にも問題点が見つかって居た。それはリレー駆動コイルの電圧が低かった事。
 回路図中で9Vと書いて居るように、リレーを外した状態で9Vしか無かった。この部分の負荷はクラッチソレノイドとDMEの検出回路だけ。DMEの検出回路は高インピーダンスなのでクラッチソレノイドだけで9Vまで電圧が落ちている事に成る。
 と言う事で、経路中の電圧降下しそうな場所を追いかけてみた
04302_20240501214401 検索して故障例の報告が数点見つかった温度スイッチ。古くさいキャピラリー式なので交換しようかと思って居た。アリエクスプレスなら機械式で1,000円弱、電子式なら500円以下。フラット4でも4,000円台だったから。

04303_20240501214401  でも現物を引きずり出して見ると、キャピラリーチューブが1200mmも有った。売っているのは600mmくらいらしいので届かない。
 仕方無いので点検口を開けて接点と平端子のコネクタを磨いた。

04304_20240501214501  3A流して0.31Vの電圧降下。テストリードの電圧降下をキャンセルしなかったので、現実は0.1V弱のはず。




04305_20240501214401  こっちはファンの回転数設定スイッチ。ファンの回転数とは別に別回路が入って居て、今回問題の回路に12Vを供給する様になって居る。
 こっちはそれっぽく傷んでいたのでヤスリで修正して組み直した。

04306_20240501214401  こっちも同等の電圧降下に収まったので再組立して今日の作業はお終い。
 もう一回リレーを外して駆動電圧を測定してみたら10V強まで回復した。あとはエバポレータの横にあるメインリレーとヒューズ。それと各部のコネクタか。
 ヒューズで0.7Vくらい電圧降下して居るのは判明しているので、エンジン停止中の試験なので良い線まで来ていると考えても良いと思う。
 平形のヒューズの方が性能は良いけど、なんか風情が無くなるので考えモンだなあ・・・と何時も悩む所。

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2024年4月29日 (月)

Rare Cause

04291_20240429214301  フロントコンデンサブロアが回らない原因が解った。なんとリレーケースの中でリレーのアーム?がケースに干渉して居た(写真は逆向きに修正後の写真)。
 何らかの原因で支柱が矢印方向に倒れ、最終的に緑丸の部分が赤い円筒の内側に軽く干渉して居た。
 こんな事が有るのが信じられんけど目の前で起きていた。しかもこれは非分解の部品の内部の話だ。
04292_20240429214301  外気温は24.5°C。天気が悪いので日差しは強くない。試運転がてら千早のストレートまで買い物に行ってみた。




04293_20240429214301  走行中の吹き出し口温度は最低で6.4°Cと悪く無い値。実際に往復とも窓を閉め切って走る事が出来た。
 まあ今の車では普通の事だけどね(笑)。



04294_20240429214301  買ったのは1/4のラチェットハンドル。奥はお気に入りで今回の全塗装でも酷使したヤツ。手前が新しく買った新型らしきヤツ。歯数が細かいらしい。



04295_20240429214301  古い方に満足していたけど、唯一問題は裏蓋が取れてしまう事。これは小型で軽くて良いけど設計的に無理をして居るのかも知れない。
 その点新型は2本のトルクスで締めて有って安心出来そう。その分だけヘッドが大きくて重くなっている。旧型は89gに対して新型は97gも有るので、もしかしたら持ち手が中空じゃ無いのかもしれない。
04296_20240429214301 バンパー廻りの作業で懲りたので、ラチェットタイプのメガネというかコンビも買った。対辺が8mmと10mmの2本だけ。
 並べているのは狭いところで使って居るコンビだけど、比べると買ったのが凄く長い。最近の工具はスナップオンの真似なのかツルツルで長いのが多い気がする。
04297_20240429214301  私の今回の用途にはトルクは全然必要無いので、スパナ部分を切ってしまおうか・・・と考え中。実際にパッケージには高トルクはダメと書いて居るのだから、こんなに長い柄にする必要性は無いと思う。狭いところで邪魔になるだけだし。
 長さ的には切るだけでOKだけど、先端がツルンとして居ると持ちにくい。だから滑り止めの役目としてスパナの頭を溶接しておくべきかな?。それも面倒臭いな。。。

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2024年4月28日 (日)

He got the job that he deserved.

 IITムンバイ出身のインド人クマラン君が来た。我が町の会社を辞めるという話までは聞いて居たけど、新しい会社を見つけて今は東京で働いて居るらしい。
 彼は技能実習生枠では無くてエンジニア枠で採用されて居ながら、田舎の会社では価値が解らないのか在庫の数を数えたりクソみたいな使われ方をして居た。上司は田舎のオッサンだから「インド人は在庫でも数えさせとけ」程度の認識だったんだろう。
 新しい会社はボルボ系のインドの会社で、彼は日本語も堪能だから東京オフィス勤務。廻りのエンジニアはヨーロッパ人が多くて内容も自然言語系のAIプログラミングが何ちゃら・・・と私には解らん事を楽しそうに話していた。
 良い方向に進んで良かった。優秀な人間を使うには優秀な上司と会社が必要なんだろう。今の日本にそれが有るのか?、彼が辞めた会社の上司が「やっぱあインド人は堪え性が無いね」とか話して居たら・・・日本の没落はさらに続きそう。

04281_20240429083101  白骨号の細かい作業が少し進んだ。まずはバンパーを外すのが嫌で先送りに成って居たヘッドライトウォッシャー。
 ポンプ修理の為にポンプを外したら、8Lも有るタンクの下の方に大穴が開いた。ポルシェでも補記類の設計者はパッとせんな。

04282_20240429083101  モータが上の配置が良かったのか、幸いにもモータは生きていてポンプの中身もボロボロには成って無かったので修理できた。




04283_20240429083101  前オーナーが修理用に2セットホースだけ準備していたけど、そのいずれも1984年以前のタイプ。
 バルブが中央に1個の1985年式に買い換えるのも無駄なので配管は1984年式を改造して使う事に。

04284_20240429083101  目出度くプシャーッと液が出た。若干左右の量に差がある様な気がするけど、これは独立して付いているバルブの開弁圧が違うのかも知れない。
 さらにリレー内の時定数が変化して噴射時間が短く成ってしまい、結果的に開弁圧の差が明確に出ているかも知れない。あとでリレーの内部をチェックしてみようと思う。
04285_20240429083101  クーラーガスが届いたので追加で充填した。上場企業のくせに社長が不倫出産で話題と成り、利益が99.9%減になった会社のガス。
 250gでピッタリと思っていたら内容量は220gしか入って無かった。どうせガスの割合も目茶苦茶だからまあ良いか。次があるならEPIの190エクスペディションを試して見ようと思う。



04286_20240429083101  200gだけ充填した時は、外気温が17.7度の時に吹き出し口で7.9°Cまで下がった。今日は外気温が24.3°Cもある。




04287_20240429083101  もうちょっと行くかな?と期待して居たけど結果は8.8°Cだった。
 イマイチ感があったので系統をチェックして行くとフロントのコンデンサブロアが回ってない事が解った。
 これがどの程度有効かは解らんけど、動くべき物が動いて居ないのは気に成って仕方が無いので修理したい。
 でも今日は時間が無いのでまた次回だ。

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2024年4月27日 (土)

I'd rather burn myself to death than destroy the environment of my offspring.

 ちょうど10年前に白骨号のコンプレッサをO/Hして冷媒としてコールド12と言うヤツを入れた。コールド12は大まかに言うとイソブタンとプロパンの混合ガスで、当時は「危険だ」「非常識」「火災を起したら責任取れるんですか!?」的な意見が氾濫していたので炭化水素系の冷媒に関してあまり触れない様にして居た。
 今回も同様に炭化水素系の冷媒を使って居る訳だけど、10年前に比べて冷媒を取り巻く環境というか、考え方が変わってきたのを感じて居る。だから今回は少しだけ掘り下げて書いて起きたい。

 白骨号のオリジナル冷媒はR12でオゾン層は破壊するし温暖化も引き起こす厄介なガス。その為に今は製造が禁止されていて流通在庫しか残って居ない。R12を使う行為は当時の「技術」で有り、それをそのまま動態保存する事はそれなりに意味のある事と思う。と同時に環境を破壊する行為は格好良くない行為であるとも感じる。
 そこで色々な妥協案を思いつくわけだけど、代表例として環境負荷が少し少ない134a等の冷媒を使う案と、環境負荷はほぼゼロだけど可燃性の炭化水素系冷媒を使う案。私は10年前にも書いた様に「子孫の環境を破壊するくらいなら焼け死んだ方がマシだ」(笑)との立場から可燃性の冷媒を選択した。
 10年前はこんなヤツはごく少数はだったけど、いまはコールド12以外にも同等の冷媒が数種類販売されている。そして「良く効きます」的な感想なども散見される。面白い事にこの流れは車だけでは無い・・・と言うよりも車以外の世界の方がより積極的に可燃性の冷媒を使う方向へ進んでいる。
 自分で3部屋にエアコンを付けたので、我が家には家庭用エアコンの冷媒ボンベがある。これはR32と言うガスでISOの分類上は「A2L」で「微燃性」ガスとなる。かなりの人がびっくりしたと思うけど、すでに貴方の家のエアコンの中には「燃える」ガスがグルグル回って居る訳だ。
 そして家電メーカーはA3分類で強燃性のプロパンエアコンを開発してみたり、産能研がプロパンを用いた家庭用空調機の安全性評価を始めたりして居るのが今。
 つまり10年前に比べて世の中がかなり「子孫の環境を破壊するくらいなら焼け死んだ方がマシだ」の流れになって来ていて、グレタ大嫌いオジサンに取っては生きづらい世の中になって来ている。

 その前提の上で、コールド12は100gが1,500円くらいしてあまりにも高いので代用品を探していた。家のLPガスボンベから充填する案も考えたけど少し怖いのと量を量るのが難しい。そこで目を付けたのがマジ登山用のガスボンベ。
 一般家庭で使うカセットガスはブタンガスが主体だけど、マジ登山用のガスボンベはイソブタンとプロパンの混合物。定性的にはコールド12と一緒だ。定量的にどういう割合ならR12相当に成るか解らんけど、イソブタンもプロパンもそれぞれ単独で冷媒に使われるガスなので圧縮しただけで爆発する様な事態には成らんはず。
 登山系の拘り人のブログを見て行くと、スノーピークのプロイソというヤツか、EPIの190エクスペディションというのが良さそうに思えて来た。EPIの方がプロパンが多そうで良いかな?と言う気がしたけど、今回の私が必要な量は250gなのでスノーピークの250の方がピッタリで無駄が無さそう、と言うのが今回の結論。

 いくら屁理屈を並べても可燃性のガスを使うので危ない事には変わりない。とはいっても今までのコールド12と同じガスなので同じ危険度である事も事実。さらにガソリンタンクに入っている危険物であるガソリンのエネルギとの比較をしてみると、まあそこまで気にせんでも良いか?と言う気持ちになる。
 計算して見ると、LPガスは50MJ/kgでガソリンは44MJ/kg。積載している量をLPガス0.5kgとガソリン56kgと仮定すればそれぞれのエネルギは25MJと2464MJと成り、旧車である白骨号はガソリン漏れの方に気をつけた方が良さそうだと言う結論になった。

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2024年4月26日 (金)

Why is a high-pressure system tested under vacuum pressure?

04261_20240426202401  家庭用エアコンの取付で使った「ナイログ」と言うネチャネチャの液が残って居たので、同じエアコンだろ(笑)と白骨号のOリングにも使ってみた。
 外したOリングに若干むしれた様な跡が有ったので、以前にアップして居たサイズよりもほんの少し細いのを使って見た。
 いい加減なO/Hをしたコンプレッサと、適当に組んだ配管類なのに10年も持ったのは素晴らしい。途中で1回だけガスを追加して見ただけなので、思うほど漏れて無かったという事だろう。
04262_20240426202401  漏れの試験は正圧でやった。家庭用エアコンの時にも書いたし10年前のコンプレッサO/Hの時にも書いた様に、私はエアコンの系統を負圧で試験する行為に納得出来ない。しかも15気圧以上行くような系統をマイナス1気圧で長時間試験しても意味なかろう。
 まあ巷のプロにケチを付ける気は無いけど、自分の作業くらいは自分の感覚を信じてコンプレッサの正圧でやっている。
 もし私が拘りのエアコン屋オヤジなら、もっと高圧の窒素でも充填して試験すると思う。そして他店との違いを偉そうにYouTube辺りで披露する訳だ。
04263_20240426202401  とは言ってもこの手の作業系の仕事は車で行ける範囲が商圏に成らざるを得ないから、全世界に向けてPRしても商売には直結しない(笑)。
 インチキ圧着の周辺も漏れは無かった。フロントのコンデンサ部分もOK。

04264_20240426202401  漏れが無かったら次はガスの充填。充填前には負圧で引く必要が有るのは当然。
 使って居るガスはコールド12と言う、これまたインチキ臭いヤツ。計算上は450gくらい必要だけど100g缶が2缶の200gしか無かった。でも仕方無いので取りあえず200gだけ充填して試運転。





04265_20240426202401  2000rpmを1分くらい維持したら8°C弱まで下がった。夏場に涼しいと感じる事は出来ないと思うけど、梅雨時期に内側の曇りを取るには十分だ。

 さて、残りの冷媒250gを何とかしないといけない。コールド12は100gが1,500円くらいしてメチャ高い。手元に家庭用のR32が有るけど特性が違いすぎて流石の私でもR12の系統にぶち込む事はしない。
 コールド12の成分はイソブタンとプロパンの混合物らしい。イソブタンとプロパンの混合物と言えば、マジ登山用のガスボンベが思いつく。。。この辺りの妄想は明日にでも。

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2024年4月25日 (木)

This is the heaviest starter motor I've ever repaired.

04251_20240425202701  持ち上げた瞬間に腰が壊れたかと思ったスターターモータ。ポルシェトラクタのヤツらしい。
 とは言ってもライセンス生産の川崎エンジンに付いていた三菱電機製。


04252_20240425202701  見るからにネジが回りそうに無かったので、油漬けにして数日置いておいた。ラスペネとか高くて買えんのでホームセンターの安物スプレー。
 まあ私らの世代だと、ワコーズとかポッと出の良く解らんメーカーのイメージだから進んで買う事は無いのも有る。
04253_20240425202701 油漬けの甲斐あって全てのネジが壊れずに緩んだ。





04257  大まかに分解出来たのでこれ以降は必要に応じて分解しながら作業を進める。





04254_20240425202701  コンミュテータは焼損では無くてマイカギャップが埋まってツルツルのイメージ。
 この手の作業が多いので旋盤の爪をサラッと研磨してみた。直接掴めて効率が良い。



04255_20240425202801  良い感じに再生できた。






04256_20240425202701  ブラシはリード線の付いて無い昔のタイプ。注文しても出ないと思うのでセルモータ的な材質のブラシから削り出して作った。




04258  スイッチ内部が緑青で一杯。相当削ってようやく普通に導通しだした。大変ではあるけど、最近のヤツのように非分解の構造では無いから何とか成るのは素晴らしい。
 普段は塗装とかしないけど、流石にここまで錆びて居たら軽く塗らないとダメかな。

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2024年4月24日 (水)

Good China and Bad China

04241_20240424222901  以前に書いた空冷VWのデスビをオースチンセブンに付ける話。その為に手配したデスビが大ハズレ品だった。
 4気筒のカム山が等しい高さに加工されているべきだけど、コイツは最大で0.2mmくらいずれて居た。例を挙げると一つの山でポイントギャップを0.2mmに調整したとしたら、別の山では0mmになるという状態。流石にこんなのは使える訳が無い。
 ちまたでは別の電機品でBOSCHの正規品の箱に入っていながら、最初から動かないヤツの話とかも聞く。一つ前に買ったバキューム進角付きはOKだっただけに何が起こるか解らん世界と覚悟が必要だ。
04242_20240424222901  こちらは白骨号のクーラーホース。今回間違って切ったホースは5mくらい有る。そりゃ値段も高くなるしガスも漏れやすく成るわ。。。



04243_20240424223001  中国からホースが来た。カシメの金具は5月2日とか成っているので、待たずに手持ちのアルミパイプで作業開始。
 金属ワイヤーブレードが入ってないホースは剪定鋏で切れる。


04244_20240424222901  実測して一番近い規格のを買ったのにえらく違う。もしかしてミリ規格とインチ規格とか有るんだろうか?。




04245_20240424222901  金具はオリジナルを流用する。カシメ金具が溶接でくっついたタイプだったのでグラインダで削り取った。
 横にあるのは手持ちの使えそうなアルミパイプ。金具の外径が10.45mmに対して新しく買った大径の(笑)ホース内径を9.0mmまで圧縮できる。これなら行ける様な気がしてきたので実物を作る事にした。
04246_20240424222901  オイルのリターンホースを作るときに買ったカシメ機。最近よく見る一方向から締めるタイプと違って、全周から締めるので理論上はこちらの方が良いはず。
 でも寸法の選定とか微妙なセッティングが影響する世界なのでどうなるか解らん。

04247  今風の規格なので外径は二回りくらい細い。5mのホースを通していくのは大仕事だけど、細くなったおかげで随分楽が出来た。
 もし純正がオリジナルの太さだとしたら、このホースに関しては今風の薄肉ホースを使った方が整備士は随分楽が出来ると思う。

04248  カシメ金具の溶接部が見えて居るのと、ただのパイプを使ったので、カシメ部の先が少し寂しいと言うかひ弱な感じがする。
 まあ問題無いとは思うけど、グラインダを掛けた所のサビが怖いのでさび止めだけ塗って置こう。
 明日はガス充填・・・と思ったけどガスがあったかな?。

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2024年4月23日 (火)

The viscosity of rotor spindle oil is VG10.

04231_20240423213701  注文していたヤマハの化学合成楽器油?が来たので試して見た。
 まずは頼む前にかなり悩んだ。この手の油はいずれ使うけど全部を買ってみるのは馬鹿らしい気がした。そこで未知の楽器用油に関して色々調べてみた。

 バルブオイルとかチューニングスライドオイルと呼ばれて居るのはフロントフォークとか2stのピストンみたいに、前後/上下に摺動するピストンバルブに使われる油。従って摺動面の潤滑と気密性が必要。
 ローターオイル系はロータリーバルブに使う油で、機械で言うとボール弁のボールの潤滑と気密に使う感じ。
 それとはちょっと違ってロータースピンドルオイルはローターバルブを駆動する軸だけの潤滑用で、レバーオイルはその周辺のレバーの支点辺りだけに使う油。いずれも気密性は考慮する必要は無い。
 そこで購入の候補をロータースピンドルオイルとレバーオイルに絞って注文する事にした。楽器屋さんのブログとか見てこの辺りが粘度的に近いかな?と思ったのと、気密性が不要なので性能的にも楽器以外の用途に良いかも?と言う気持ちから。

 来てみて振ってみたら悪くない感じ。ロータースピンドルオイルはVG10のスピンドル油に近い感じで、レバーオイルは薄めのエンジンオイルに近い感じ。
 そこで振った感触の順に並べて斜面のテストをしてみたのが2枚目の写真。左から一滴ずつ垂らしていったので微妙な時間差はあるけど、各オイル毎の違いは解ると思う。
04232_20240423213701 この結果から感覚的に粘度を決めてみると、左からVG3、VG10、VG10、VG32と成った。
 今回の結果から「VG10程度の化学合成のミシン油」が欲しい人は、ヤマハのロータースピンドルオイル(RSO5)を買ったら良いとアドバイス出来る。
 ただバルブオイル系の硬い方、レギュラーとかヴィンテージは試して無いので、そっちがVG10程度の粘度があれば量も多いのでそっちの方が良いかもしれない。
 ただ、バルブオイル系は容器の口が少量を注油するには目薬の容器みたいで使いにくい。対してローターオイル系の容器は先端が尖っていて、そのままでも小さな機械に注油できるのが好ましい。

 と言う事で、だれかVOR3かVOV3の試験をして下さい。

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2024年4月22日 (月)

Made in Japan is the best...?

04221_20240423202901 テストリードの先に付けるミノムシクリップのアダプタを買い換えた。
 大電流とか精密な用途には使わないけど、それでも今まで使って居たのは体感出来るくらい抵抗が増えて来たので。


04222_20240423202901  以前に買った中国製のテストリードが良かったので中国製にしようか?と思ったけど、国産の三和にしてみた。




04223_20240423202901  接触抵抗は明らかに低下したし差し込んだ感触もしっかりして居る。でも手に持った感触が宜しくない。
 樹脂の部分は安っぽい硬さとバリが有るし、ケーブルは中国製のシリコーンケーブルの方が何倍も良い。もっと言うなら古いケーブルの方がしなやか。
04224_20240423202901  ワニ口は私の用途にはデカかったのでミヤマ電機の一番小さなヤツに付け替えた。このミノムシクリップの開閉の感触も良く無い。
 同じミヤマのクリップだけど、古いクリップよりもカバーの部分がキツくて硬く成って居る。普通この手の物は年と共に硬くなるけど、比べたら今でも古い方が感触が良いのは何故だろう。
04225_20240423202901  カバーの柔らかい樹脂に関しては、環境ホルモンとか色々な要因が有る様な気もするけど、古い製品と同等以上の使い勝手を提供して欲しかった。
 日本では無くて三和が悪かったのかもしれんけど、YouTubeに有る様に「フルーク使いのアメリカ人エンジニアが驚愕!!」「俺たちのサンワがやってくれた」とは成らんかった。

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2024年4月21日 (日)

Climate Control Unit

04211_20240423201401  964と993に付いている大層な名前の制御機器。これのボリュームを左に回せば温暖化も直ぐに解消される(笑)。
 複数の不具合があるみたいなので、高性能?試験機に付けて一個ずつ検証していく。でも以前に書いた様に車体側もかなり複雑なシステムなのでトラブルシューティングはなかなか難しい。
04212_20240423201401  これはコンデンサファンとオイルクーラファンだったか?、高速と低速を制御するリレー。DMEリレーみたいな感じで内部に2個のリレーが入っている。
 中を見たら半田クラックが多数あったので、再半田して置いた。実害は無かったと思うけど、もしかしたら不安定さは引き起こして居たかもしれん。
04213_20240423201401  この車両は発電電圧の低さもある。シガーライタに付ける簡易電圧計でも13.3Vくらいまでしか上がらん。
 それとは別に半日くらい置いただけで11.7Vとかまで下がる。バッテリーは去年交換したらしいのに。
 地面にある白い線はフロントにあるバッテリのマイナス端子から引っ張って来ている線。これとエンジン本体とかファンアウジング(=オルタネータのGND)とかとの電位差を測定する事で、マイナス側の接触不良とか電圧降下の概略が把握出来る。
 ポルシェは回転中のオルタネータのお尻にアクセスできないので、プラス側で同じ事が出来ないのが残念というか難しい所。

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2024年4月20日 (土)

We went to Cliff;s Cubano.

04201_20240423200501  白骨号の全塗装もほぼ終わり、ちゃしろの席も綺麗に成った。5ヶ月ぶりにキューバサンドの店、クリフクバーノへ行ってみた。




04202_20240423200501  ボーダーコリーのロッキー君は完全に成犬の雰囲気に成っていた。そしてフリスビーのフェッチも上手にこなす。




04203_20240423200501  無職の三男に聞いたら行きたいというので連れてきた。コイツは変わった食い物とかコーヒーとかそういうヤツにウルサイ。




04204_20240423200501  「なんか美味しい物下さい」とおねだりするちゃしろ。





04205_20240423200501  ロッキーも横に来て「ボクにもください」攻撃。
 平和な時間が過ぎていった。犬を飼っていて良かったと思う瞬間。

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2024年4月19日 (金)

Thin synthetic oil

04191_20240419222301  向かって右はVG10の良く有るスピンドル油で確実に鉱物油のはず。向かって左は化学合成油。
 以前から欲しいと思っていたのだけど、今回中古のミシンを買って整備するにあたり、出来れば蒸発や劣化や硬化の少ない化学合成油を使って見たかった。
 ミシンだけに限らんけど、この手の「ミシン油」を注す用途のトラブルのうち、いくつかは化学合成油を使う事で解決出来そうな気がしていた。でもVG10程度で少量で買える「化学合成油のミシン油」は見つからなかった。
 ところが、今回「スピンドル油 化学合成油」で検索したらヤマハの「ロータースピンドルオイル」とやらが出て来た訳。私は知らなかったけど楽器にそういう部位があって、ヤマハらしく化学合成油を供給していた訳だ。
 勝手な想像で一番薄いヤツが良かろうと思ってこれを買って見たけど、降った感じだとVG7.5からVG10の間くらい。垂らしてみたらVG2からVG5の間くらい?と言う感じで想像よりも薄かった。
04192_20240419222301  ちなみにVGの値はどんな感じで標準化されて居るか知らんので数値の細かい所に突っ込まない様に(笑)。
 右がVG10で左がヤマハのスーパーライトバルブオイル。全然違う。プロの指の動きにはVG10だと硬すぎるんだろう。楽器の世界恐るべし。
 これはこれで時計とか計器的なヤツに使い出がありそうだけど、VG10相当も手元に置いて汎用的に使いたい。でも種類がありすぎて次は何を買って良いか解らん。無難そうなRO4かな?。旧車用(笑)と書いて有るVOV3かな?。

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Let's get her new clothes.

04193_20240420134201  絶縁被覆がボロボロだったフィールドコイル。本体の巻線はOKだったけど取り出しの部分に痛みが有ったので一部の取り出し線だけ交換。
 後はミイラみたいにテープを巻き直したらOK。オリジナルの紙に対して今はグラステープを使って居るけど、これが50年60年先にどういう変化を見せるのかは不明。データ的には紙よりも圧倒的に良さそうだけど、その頃に私は生きてないのでどうでも良い(笑)。
04194_20240420134201  モータリング試験では正常に回り出した。やっぱりブラシの減りに気づくのが遅れてコンミュテータが焼損したみたいだ。
 とは言ってもフィールドコイルの絶縁被覆がボロボロだったので、O/Hのタイミングとしては結果オーライの感じ。

04195_20240420134201  一緒に来たレギュレータはマイナス側制御で電流制限リレーが別に有るタイプ。このタイプは見るからにしっかりして居るけど、コイツも電圧の微調整だけで済んだ。



04196_20240420134201  発電試験はチャージランプによる呼び水的な助けがまるで無い状態で、フィールドコイルを直結して試験。立ち上がりは約1700rpmで6V出るので普通の感じ。
 VWとか356は色々ありすぎて解らんけど、クランク軸との回転比が1.7か1.8くらいとすれば1000rpm弱で6V出て居る事に成る。
 実車のイメージ的には低めのアイドリングだとチャージランプがチラチラする程度かな。

 

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2024年4月18日 (木)

two-tone coloring

04184_20240418213401  ダッシュボードに使ったビニールレザーが少しだけ残って居た。車内を見渡すとドアの上の「縁」に使ったら良さそうな雰囲気。
 早速外して表面を削ってみたら劣化して無いオリジナルの色?が出て来た。これなら確かに赤ワインの色だ。
 この部品はアルミ板のプレス品。木だったり紙だったり、色々な材質が使われて居て面白いと言うか訳わからん。
04185_20240418213801  前席と後席の一番上の縁の部品だけ張り替えた。これでダッシュボードとリヤのスピーカーボードを繋ぐ感じに成って、最初からツートーンでしたよ。と言えば通るかもしれない?雰囲気に纏まった。


04186_20240418213401  普段は後席の背もたれは平らに倒していて、その上がちゃしろの席になっている。だからこの景色はレアな景色。
 取りあえずこれで予定していた作業は一段落ついた。結局5ヶ月かかった事に成る。あとは作業ミスで切断してしまったクーラーホースの復旧が残って居る。

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Rotten insulating paper

04181_20240418213401  昨日のDCダイナモ。ロータ側は何とかなりそうで安心したけどフィールドコイル側もボロボロだった。
 内部がドロドロだったので洗浄したら、絶縁チューブとか絶縁紙がボロボロ剥がれ落ちて着た。

04182_20240418213401  仕方無く界磁鉄心を外してみるとこの有様。最低でも絶縁紙だけでも巻替えないといけない。最悪の場合は線もやり替え。




04183_20240418213401  再利用を前提にそーっと絶縁紙を剥がしてみたら、内部の巻線は生きていて絶縁もしっかりして居た。
 良かった、詳細の点検は必要だけど絶縁紙の巻き替えだけで何とか行けそうだ。

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2024年4月17日 (水)

Is this burnout recoverable?

04178  356のDCダイナモとレギュレータのセット。使われて居たヤツなら、こうやってセットで来ると症状が把握しやすい。




04179  モータリングでほぼ回らない。場所によってはクッと動くときがある位。これなら回転試験をするまでも無く発電できてない。
 なんか焼けた様な雰囲気があるけど。。。



041710  ハッキリとコンミュテータが焼けて傷だらけに成って居た。
 ブラシが摩耗した事による接触圧低下に依る物だったら他の場所が壊れて無いから軽傷で済むけどどうだろう?。


041711  簡易的な試験ではロータが生きている感じだったので旋盤で削ってマイカ深さを調整した。
 焼けたときに「焼き鈍し」になったのか、今までに無いくらい銅が柔らかくて粘かった。溝が全部消えてしまったくらいで、絶縁用の溝を掘るのに一苦労。
 今日はここまで、次はグローラでロータを検査して、あとはフィールドコイル側に移る予定。機械的には変な所は無さそうな感じで良かった。

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This old lady is wearing a fancy colored blouse.

04171_20240417202701 表皮は1割くらいはビニールシート的に剥がれたけど、9割はバリバリでゆで卵の殻を剥く感じで剥がして行った。
 新しく貼るビニールレザーの方が分厚いのと、クーラー吹き出し口はオリジナルでもキチキチだったので多めに下地を削って置いた。
04172_20240417202701  外が暑かったので日向で作業する事で表皮が少しでも柔らかくなるかな?と期待。





04173_20240417202701  作業中は接着剤が指に付いたりして写真を撮る余裕が無かった。





04174  一気に装着状態。この位の距離で見ると良い感じだけど、近くで見たら粗が解る。
 やって見て解ったのは塗装と同じくらいの気合いで下地を整えて置く必要が有る事と、発泡ウレタン的な下地に対してシリコーンシーラントで隙間を埋めた場所は筋が見えてしまうので同等の材料で埋める必要が有ることくらい。
04175  2回目はもう少し上手に出来ると思う。塗装に比べると労力が少なめだったので、これに関しては2回目のやり直しがあるかも知れない。



04176  外から見たらこんな感じで、今までのひび割れて腐った様な見た目からは解放された。でも何となくオバチャンが頑張ってオシャレしたみたいな感が無きにしも非ず。



04177  今回の作業で活躍したと言うか必須だったのが超ロングエクステンション。
 奥の方のナットを外すために不要となったエクステンションと鉄パイプで自作したのだけど、この写真のように手前にある見えるボルトに使っても凄く楽に作業出来る事が解った。
 今後は意外と活躍するかもしれない。

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2024年4月16日 (火)

I removed the dashboard.

04161_20240416222701  昨日のオルタネータと組み合わされる別体式のレギュレータ。車体側のチャージランプ回路に疑問点があるので、61番端子との電圧バランスで動作させる方式は諦めて個別に消灯するインチキ回路にしてみた。


04162_20240416222801  組み合わせての総合試験結果は悪く無い。呼び水式なので起動時の回転数は少し高く1200rpmでオルタネータが起動する。その後は満充電のバッテリを繋いだ状態で1000rpm回れば14Vが出る。
 車載だとクランク回転数よりも数割回転数が高いので、十分な立ち上がり性能が得られていると思う。
04163_20240416222701  自分の作業としてはいよいよダッシュボードを外した。
 あらかじめ勉強して居たのと、フロントガラスを外した時に前面のネジを外して居たので比較的スムーズだった。


04164_20240416222701  とは言え、手の入りにくい場所のナットを外すのは苦労する。しかもセルフロックナットが使って有るので指先でカリカリと回す事が出来ない。
 1/4サイズの超ミニチュア電動ラチェットとか有ったら鈑金屋に売れそうだ。

04165  構造的には鉄板のブレスの上にスポンジ的な物が乗り、その上に裏打ちの無いビニールレザーが貼り付けて有る感じか。実際の製作は一発でプシューッと作るんだろうけど。
 こう言うのは豊田合成の仕事かな?とか思いながら、劣化してパリパリに成った表皮を剥がしてみた。
 結構難しい作業だ。しかもこれから貼る裏打ち付きのビニールレザーの厚み分だけ削らないといけない。人に頼んだら張り替えだけで10万とか言われても仕方無いかも。

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2024年4月15日 (月)

Terrible electrical insulation material

04151_20240415201701  なんか挙動が可笑しいナローのオルタネータ。チャージランプ側もなんか可笑しい。メカの人に依るとバックに入れたらバックランプの配線が爆発して燃えたらしい(笑)。
 IGオンの系統から電源を取って、チャージランプは別回路でオンオフするレギュレータを試作して試験したら行けた。
 でも最初の測定時も「行けた」時の測定時も、B+端子の電圧と61番端子の電圧の挙動がなんか可笑しい。
04152_20240415201701  何回も脱着して貰うのは申し訳無いけど、お願いしてオルタを外して貰って分解した。
 絶縁被覆がボロボロだ。何カ所かショートして居る様に見える箇所も有る。
 もし車体側も同じような箇所が有るとしたら、奇妙なトラブルが出続ける車なのかもしれない。保管環境的に絶縁材に良く無い何かが有ったのだろうか?。
04153_20240415201801  全部を外して手で揉んでみたら全ての絶縁被覆が崩壊して無くなってしまった。
 ハハハ、流石にこれはいかん。ダイオードも1個怪しいのが有った。こんな状態だと試す度に挙動が変に成ってしまうのも当然かもしれん。
 嫌らしいのはここまで分解しなければ行けそうに見える所で、外から測定しても振動も何も無ければOKの値が出る。
 高温環境で厳しい場所なので、新しい絶縁被覆はガラスクロスのヤツにした。ダイオードも2個交換した。毎回ここまで分解したら解る事だけど、そうなると問題無いヤツの工数が相当跳ね上がってしまう。気持ち的にも外からの測定で行けそうなら無駄に工数を増やしたく無いのも事実。難しいバランスだ、年数が一つの目安に成るかも知れん。あとは現地でも可能ならオシロで確認する事だ。
04154_20240415201801  いつまで経っても更新されない140Wくらいまでしか測定出来ないみすぼらしい試験機で試して見たけど、低回転での電圧立ち上がりが早く成ったし、何よりも数値が安定した。オシロで見ても綺麗な三相のブリッジ整流に見える。

04155  これでオルタネータ側の怪しいのは終わった。あとはチャージランプ側の怪しいのが残って居るけど、こっちは車体側の話なので付きっきりで数日かかるかもしれん。
 それは出来んので別回路で強制的にオンオフする様にレギュレータを新作する事に成りそう。

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2024年4月14日 (日)

How should I handle bias tapes?

04145_20240414205401 運転席の純正フロアマットだけが無かったので、ナフコで切り売りの部屋用カーペットを買って来て使って居た。
 縁が切りっぱなしで色気が無かったので、ミシンを使い始めた事も有ってバイアステープをグルッと縫い付けてみた。

04146_20240414205401  恥ずかしさを乗り越えて手芸用品店に入り、清水の舞台から飛び降りる積もりで「チャコペンとバイアステープはどこにありますか?」と聞いた割に出来映えはパッとしない。


04147_20240414205501  買ったバイアステープは既に四つ折りに成ったヤツで、折りたたむ手間は要らないけど曲がりにくい。
 調べて見るとミシンに付ける「ラッパ」と呼ばれる治具があるみたい。まともなヤツはメチャ高いけど、ヤフオクの怪しいのは1200円なので買って見た。
04148  四つ折りのバイアステープはこのサイズの1周を巻くだけで無くなる。それなら量がある時は平のテープとラッパを組み合わせた方が安い事に成る。
 届いたラッパは良く無い作りだった。半田を付け直したりリュータで削ったりしたら何とか使える様に成った。
04149  そこで一回塗っていたバイアステープを全部ほどいてラッパを使って縫い直してみたのがこれ。




041410  曲がり角も何もしなくてこの程度は縫える。じっくり見てもテープから縫い目が落ちたりして居ない。




041411  裏面もこの通りで一切落ちた箇所は無い。これならこっちの方が絶対に良い。
 私の目的は小さなポシェットでは無くて車のマットとかトランクルームのマットだから、裁縫のYouTubeに上がって居るように、開いて一回縫って閉じて縫って・・・とかやっとれん。

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Namaste Fukuoka

04141_20240414202001 今日は福岡で開催されていた日印友好イベント?「ナマステ福岡」に行ってきた。
 全塗装後の試運転を兼ねて白骨号で行ったけど、田舎者に取って天神のど真ん中の駐車場まで行って無事に止めるのはドキドキだった。

04142_20240414202001  オートリキシャみたいな車を売っていたけど、何となく違う感じがするのは塗装だろうか?。EVのヤツもテラモータースのヤツとは少し違う感じがした。
 面白そうだけど100万を超えるので興味だけで買える代物じゃ無い。






04143_20240414202001  タージマハルを摘まんでみたり、






04144_20240414202001  サモサとタンドリーチキンを食べたりして過ごした。結構日本的な味に調整して有って、味は福丸にあるインド料理屋の方がインドっぽいと思う。

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2024年4月13日 (土)

Sewing of quilt

04139 自動車用じゃない普通の椅子生地を使って後席を補修する。
 最初に見始めたときは難燃性の生地を見ていたけど、柄を決めた生地が難燃性だったか確認してない。まあ自分用だから良かろう。


041310  裏にスポンジと布を置いて3枚を一緒に縫う。ちょうどキルティングの作業と一緒だ。
 裏の生地にマジックで線を書いたから裏から塗ったけど、表から縫った方が見える面がよりモッコリと成って良かった気がする。
 もうやり直しはしないと思うけど、もしやり直しをするなら今度は表から縫おう。
041311  細部をオリジナルと同じように処理して行って背当て部分は完成。
 この後は木製のフレームにステープルで止めていくけど、その工程の写真を撮り忘れた様で写真が無い。


041312  一気に装着状態の写真。
 スピーカーボードの色が違うことが気に成るけど、現物はここまで気に成らない。よく見ていくとパーツパーツで退色具合が違って居て、その結果として今の色が違っている。
 もし時間とやる気が有れば全部のビニールレザー部分をバーガンディにやり替えたら明るくて新車の時の雰囲気に近くなるかもしれん。

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Most difficult installation work

04136  あまりに困難でハードな作業だったから途中の写真が一切無い。このビニールの表皮の下には前回再生した分厚い遮音材?が有る。
 何が難しかったかと言うと、ただでさえ古いビニールだから縮んで寸法が足りない。それに加えて圧縮しても直ぐに戻るしっかりしたNBRのスポンジを使ってしまった。そしてこのスポンジは滑りが悪いと来たモンだ。
04137  シートベルトのボルトは車体に立て込みのネジ。痛めてしまうと車体の交換(笑)。左右で4個のネジを付けるのに相当の時間がかかった。そして精根尽き果てた。
 ちなみにこの景色は日本仕様らしい。保安基準の寸法を満足させるために、座布団みたいなモンが置いてあるだけのヨーロッパ仕様とは違うとか。
04138  リヤスピーカの辺りも遮音材を敷き詰めた。汚らしいけどここは見えないから関係無い。
 多分新車の時もこんな感じだったと思われる。あまり高級車と言う雰囲気はしない。ポルシェ様も内装は結構やっつけ仕事だなあ・・・と感じる。

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Rotten insulation

04131_20240413213801  白骨号の後席の下の部材。フェルトか石綿か解らん様な物体が半分腐ってへばりついている。
 取りあえず外すしか無い。



04132_20240413213801  外したら分厚いボール紙に蝋を染み込ませたような物体が出て来た。
 各部が割れて居たので再利用は難しい。でもFRPで作り直すには手間がかかりすぎるので、チマチマと接着剤とガムテープで補修した。

04133_20240413213901  断熱材か遮音材か知らんけど、代わりの物を貼り付ける必要が有る。





04134_20240413213801  NBR/PVCと書かれたスポンジみたいなヤツを使うことにした。性能は解らんけどこれなら水が染みたままに成って錆びる可能性は低くなる。



04135_20240413213801  かなり苦労して3D形状の物体にスポンジを貼り付けた。それなりに上手に出来たと満足していたけど、この後でメチャ苦労する事に成るとは・・・この時には気がついて無かった。

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2024年4月12日 (金)

rabies vaccination

04121_20240413203101  今日はちゃしろの狂犬病予防注射の日。1歳と10ヶ月?くらいの時に八代保健所から貰って来た犬だけど、あれから8回目の予防接種だ。
 トータル年齢だと10歳になる訳で、このサイズの犬だとかなりのお爺さんかもしれん。私も歳を取るはずだ。
 市の職員と当番医が巡回して注射をしてくれるのだけど、今年は今までで一番犬が少なかった。サラちゃんもそうだけど動物病院に行ったついでに注射を受けてくる犬が増えている感じ。ちゃしろもそういうタイミングなら病院で打っても良かった。
04122_20240413203101  何時もの鑑札とシールのセットを貰った。そう言えば狂犬病予防接種を受けた後で、接種証明書とか貰った事が無いな。
 面倒臭い事を言われるドッグランとかには行かんから良いけど、首輪に付ける鑑札が証明に成るという意味かもしれん。

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2024年4月11日 (木)

It is not a genuine part.

04111_20240413194701 これはオースチンセブンのオリジナルダイナモ。こちらはお尻側というか入力軸と反対側。軸と直角に大きな穴が見えるけど、ここにデスビが刺さるという妙な構造。
 と言う事はダイナモの駆動もVベルトとかでは不味いわな。

04112_20240413194701  これは空冷VWとかポルシェ356辺りに使われて居るデスビ。遠心進角のみとかバキューム進角付きとか色々有るけど、まあこの際どうでも良い。
 ただ356用だと凄く高いのでVW用を使う。VW用なら安いのから高いのまで多数の互換品が存在する。
04113_20240413194701  これはデスビの先端に付くギヤ。純正品かどうかは知らんけど純正形状らしい。まあ100年前の車だからオリジナルは無かろうと思う。



04114_20240413194701  これらの部品を適当に組み合わせてオースチンセブンのダイナモの後ろにVWのデスビを付けてしまおうという話。
 オリジナル至上主義の人は眉をひそめるかも知れんけど、さすがに100年前となるとそうも言ってられんのも現実。
 イベントとかで走り回りたい人は、大きく逸脱しない範囲で修理とか改造をやりたい気持ちに成るのは良く解る。
04115_20240413194701  ギヤの加工は少し大変だった。小物部品だから全ての部分に焼きが入って居て、ちょっとした加工でも超硬じゃないと歯が立たない。
 でも理由は解らんけど基本寸法がVW用とほぼ一緒なので、想像したよりもスムーズに合体作業が出来そうな雰囲気。
04116  軸方向の固定と回転方向の位置決めをするプレート状の部品はゼロから作るしかない。
 基本部分は何となく出来た感じ。あとは細かい部分を詰めたらエンジンがかかるかな?。

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2024年4月10日 (水)

Regenerate lost patterns.

04101_20240413192501  たしか964のリヤスポイラーを上下させるユニット。速度に応じて自動的に上下させたり、手動でも上下出来るという凝り過ぎの機構。
 エンドリミットまで行かずに動作が止まってしまうと言う症状らしい。こう言う症状の説明を聞くだけでも、そのメカニックがどこまで見てくれたのかが想像出来る。
04102_20240413192501  安全の為に設けてある電気的なタイマ値が短く成りすぎている可能性が有る。その原因はコンデンサの容量抜けなどが考えられるけど、このユニットの場合は液漏れに依ってパターンが腐食してほぼ切れてしまった事が原因だった。
 掃除して、煮て(笑)、乾かして、切れたパターンとかスルーホールを再生していかないといけない。言葉で書くと簡単だけどこの作業はかなり大変。
04103_20240413192501  スルーホールにはリード線を入れて上下から半田付けし、死にかけのパターンはパターン上に錫メッキ線を沿わせて再生していく。
 まあこれだけならトラブルシューティング無しでコンデンサ交換とパターン修理だけをすれば治る可能性も有る。そして作業だけならうちよりも上手な所も多いだろうと思う。
04104_20240413192501  ただ、うちには試験機が有ります!と宣伝しておかんといけん(笑)。
 車体側の機能を全てエミュレートした試験機が有るので、トラブルシューティングが出来るし作業後の確認も出来る。
 試験機で試験をしなければ「装着したけど動きません」と言う話が帰ってきた時に慌てる事に成る。でも試験機で試験まで済ませておけば、落ち着いて状況を聞きながら車体側の想定できるトラブル箇所をアドバイス出来る。
 今日は宣伝モード。ハハハ。

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2024年4月 9日 (火)

Unexpected place wear

04091_20240413191501 930定番のヒーターブロア軸受の偏摩耗。ササッと終わらそうと思ってファンを外したら何か変な景色。




04092_20240413191501  普段はブシュと軸が摺動する部分が楕円形に摩耗しているのだけど、コイツはブシュの外形と本体ハウジングの間で回転して摩耗していた。
 これは面倒臭い。。。


04093_20240413191501  幸いにも手持ちの含油軸受の中に、軸径が同一で外形の球がデカいのが有ったのでそれを使う事に。




04094_20240413191501  旋盤で楕円形に摩耗したハウジングを削って真円にする。テーパというか内Rは使用予定のブシュに合わせて。




04095_20240413191601  ブラシも短くなって居たので交換し、馴染み運転の後でファンを付けて電流を測定したら完成。
 テストベンチに据え付けずに手で持って電流を測定するとか格好悪いな。こう言う画像をアップして居ては仕事は来ない(笑)。

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2024年4月 8日 (月)

Transplantation from a donor

04081_20240413190101  どっかの会社みたいに「一部生産工程の確認作業」をやって居た訳じゃ無いけど、仕事と自分の作業でグタグタに成って居てアップが遅れてしまった。
 単なる自分の日記ならどうでも良いのだけど、ここを見て仕事の依頼が来る事が多いので真面目にアップしておかないと行けない面も有るのは事実。
04082_20240413190101  964のエアコンフラップモータ。部品取りが有るのでニコイチ、サンコイチして貰ってOKとの依頼。
 よく見ると3本有る摺動子のうち1本が焼損して居る。単体で入って来て何とかしてくれと言う依頼ならリン青銅板でインチキ修理したりするけど今回は部品取り。
04083_20240413190101  部品取りのモータも燃えていたら焦るけど、徳の高い生活をして居るので部品取りの方は綺麗だった。




04084_20240413190101  コイツはモータの電流が過大。無理させたら燃えてしまうレベルなので分解してゴチョゴチョ修正作業。




04085_20240413190101  そんな事をして4台から3台が出来上がった。
 930に比べて964は電気的なコントロールが増えているけど、その割合以上にトラブルが多い気がする。時代的にまだ成熟して無かったのかもしれない。
 やっぱり356だな、買えれば(笑)。

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2024年4月 7日 (日)

Finish Coating

04071_20240407203601  ブログ掲載はリアルタイムじゃ無いので、本当はこんなにトントン拍子には進んで無くてグダグダして居る。
 FRPが硬化したので上塗りのレタンPGを塗っていった。マスキングが面倒なので刷毛塗りで。

04072_20240407203601  まあまあ悪くない感じ。






04073_20240407203601  パッチ当ての部分もリブとか許容範囲で再現出来て居る。
 各部にゴミが落ちて居るのと、右上の方が盛大に垂れて居るのは見て見ぬふり。



04074_20240407203601  リヤウインドウ下も綺麗に成った。何だかんだで室内まで全部剥いだのと変わらないくらいの作業量に成ってしまった。

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2024年4月 6日 (土)

Use materials for aircraft.

04061_20240407202401 サビで薄くなって居る感じがする場所にFRPを貼ることにした。ミッションの上の部分と左座席の左のシートベルト取付部。
 どの順番が正しいのか知らんけど、今回はエスコを塗ってその上にFRPの順にしてみた。FRPには防錆力が期待出来なかったのと、エスコの方が密着力が高いかも?と言う気がしたのが理由。
04062_20240407202401 使用する材料は贅沢にも航空機用のガラスクロスとエポキシ樹脂。グライダーの修理作業の残り物で航空機に使用するには製造から2年以内と成って居るけど、自分の車に使うならオーバーしていてもポリエステル樹脂を使うよりは良いと思う。
 本当なら55°Cで12時間とかのポストキュアが必要だけどそこまではやらない。それに使い始めるとそのくらいの温度になると思う。
04063_20240407202401 悪く無い感じになった。2層目のクロスは残り物をそのまま載せたので不格好だけど、誰もこんな所は見ない。




04064_20240407202401 後席下の水抜き穴。下から見たらこんな感じに見える。穴周辺の白いのは防錆塗装をしたところ。
 しばらくこんな感じで使って見て、穴があることのネガティブな影響が大きければガムテープでも貼って誤魔化そうと思っている。

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2024年4月 5日 (金)

Let's cut corners where we can't see them.

04051_20240407192301  溶接部をグラインダで削っていった。ボディー表面じゃ無いので適当に削ったらOK。
 見えない所なのでリブも適当に再現されていれば良かろう。



04052_20240407192301  こっちはエアコンホースを切った場所。 






04053_20240407192301  こっちは座席の背もたれ部品がネジ止めされて居る場所。他の場所と同じようにボディーの鉄板に直接木ネジみたいなヤツでネジ止めされて居る。



04054_20240407192301  この程度までサビを落として、後はエスコの浸透力と防錆力に期待。
 真ん中に見える半円形の切り込みはドレーンみたい。こちらは叩いて隙間を小さくした後で、隙間だけをシーラントで埋めて有った。

04055_20240407192401  こちらは切り込みが無いのか?と思って居たら、全面に分厚くシーラントが塗ってあった。
 どういう状態がオリジナルか解らないので検索してみたら、海外のヤツらも穴があるとか無いとか、いや有るからシール剤を削ってみろとか同レベルの遣り取りをして居た。
 ボルシェ屋さんに行く用事があったのでリフトの下から930を見てみたら、穴は開いてないけど切り込みとそれを塞いだシーラントの跡が確認出来た。
 クーペは閉めてカブリオレは開けるのかな?。それとも初期は開けていたけどノイズとかの問題で閉めるようになったのかな?。翼解らんけど白骨号は水が溜まっていた実績が有るので穴を開けておく事にした。
04056_20240407192301  全面にエスコを塗った状態。この後は上塗りでレタンPGを塗るつもりだけど、刷毛塗り用の耐チッピング塗料が余って居るのでそれも塗って置こうか?と考え中。
 後は中央部のミッションが入って居る出っ張りの鉄板が薄くなって居る感じが有る。穴は一箇所も開いてないけど全体に錆びて薄い感じ。エスコの上にFRPでも貼ろうかな?。

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Finally they were legally married.

 次男達の婚姻届がどうなっているか気に成って居た。法務局でOKが出れば良いけど変なルートに乗ったらこれだけで1.5ヶ月だから。状況が解れば直ぐに連絡しますと言われているけど未だ連絡が無い。と言う事は法務局ではOKと成らずに大回りのルートになったんだろうか?。
 週末をモヤモヤした気持ちで過ごしたくなかったので、対応してくれた新しい市民課の職員に電話してみた。「電話しようと思ってたんですけど。。。昨日法務局から受け取って良いと返事が来てます」だと。

 ここは市長のパワハラで有名になった宮若市だ。客先で市長の横でスマホを弄っていたとか、それぞれの案件に市長が怒鳴る理由は有るのだけどパワハラと受け取られる態度は宜しくない。私も怒鳴ってカスハラと言われても困るので「そうですか、安心しました」と答えて電話を切った。
 田舎町で市役所は勝ち組の職場だ。もうちょっとまともな態度で仕事をして欲しいと思うけど、彼らは静岡県職員程じゃ無いにしても頭脳・知性の高い方たちだろうから、モノを作ったりして居る人間は黙って言う事を聞いておこうと思った今日の日。

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2024年4月 4日 (木)

Today I bought a fucking good knife.

04041_20240404213601  今日ヤバイ包丁を買った。
 一部のインド料理動画ファン?にしか解らないネタだと思うけど、インドの屋台で使われて居るヤバイ包丁を買ってみた。
 過去か現在、刃物に興味を持った事が有る人なら、こことかこことかを見たら絶対にこの包丁が欲しくなると思う。
 まあこの包丁を手に入れたからと言ってこんな切り方が出来る様には成らんのだけど、日本国内で買っても800円くらいしかしないのだから買うしか無い。
04042_20240404213601  形とメーカのロゴを見たら解るように金ノコの刃に柄が付けてあるだけ。ただしこのタイプの刃は大きめの機械式鋸の刃なので、今の日本で買おうとしたら1本が2,000円以上してインドの完成品を買う方が安い。
 赤い塗装を剥ぐ感じに削ってあるだけなので今は全然切れない。刃の具合が知りたかったので研ぎの動画も探してみたらこんなのが有った。これを見る限りかなり寝かせた角度で研磨していると思われる。
 屋台のおっさん達は毎日研いでいるか、毎日この手の研ぎ師に頼んでいるんだろう。我が家には電動のグラインダがあるのでインドの研ぎ師よりは楽に研磨できるけど、こう言うのを見てしまうと自転車に砥石を付けたくなってしまう(笑)。

04043_20240404214801  このナイフとそれを使いこなすインド人を見て居るとインドの電動リキシャを思い出した。
 インドでは至る所で走り回っているリキシャだけど、パトナでは一定の割合がEVで驚かされた。
 EVと言っても高性能なバッテリとモータが入って居る訳では無く、トラック用みたいな120Ah?くらいの鉛蓄電池が4個積んであるだけ。駆動はインバータじゃ無くてブラシ式モータにPWMドライバ程度だろう。
 日本人が「3分充電で1000km走れる様になるかでEVは使い物に成りません」とか言っている間に、インド人はこれで毎日走り回っている。しかも金儲けして居るのだ。
 この包丁も日本刀の構造とかダマスカス鋼とかと対極にある刃物だけど、そいつで結果を出す彼らを見ていると、世界的大企業のCEOの多くがインド人である事の理由の一つが解るような気がしてくる。

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2024年4月 3日 (水)

I have cut an important hose.

04031_20240403214201 切り貼りをする場所は3箇所とした。最初は座席中央部。下にミッションが見える場所で反対側からも場所が特定出来る。




04032_20240403214201  2箇所目は4点式シートベルトのアンカーポイント?みたいな場所。ここは奥が袋に成って居る感じ。




04033_20240403214201  3箇所目はエンジンルームの奥の方で袋に成って居る感じのヤナ場所。





04034_20240403214201  スッキリと切れた。多分安心して作業出来るし裏からの防錆も確実に出来る。脱着式の蓋にしたらクランクセンサのメンテが簡単になる(笑)。



04035_20240403214301  中に複雑な補強が入っていた。少し切りすぎたけど鉄なので再溶接すれば問題無い。防錆は上に開いた穴からスプレー式の防錆剤でも吹き付けるしか無さそう。



04036  途中でヤナ感じがした。まさかハーネス?と思って肝が冷えたけどハーネスじゃ無くてエアコンのホースだった。
 折角効くようにして居たのにこれだ・・・。新たにホースを買うのも高そうなので家庭用エアコンの銅パイプでやり替えようかな?と考え中。
04037  変なリブとか有って整形が難しかった。溶接は裏から時々水をかけながら燃えないように。




04038  こっちも同じように水をかけながらやったけど、袋の部分は煙が出ていたのでヒヤヒヤ。




04039  こっちは鉄板とグラスクロスで保護して溶接。穴が開いたホースなので燃えても構わないけど、他の延焼したら困るので神経質に水を掛けたので湿気ている。
 いずれも板が薄くて私の腕では連続溶接が出来ない。点付けの連続でやったからビードが汚いけど、削れば何とか成ると信じて居る。

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2024年4月 2日 (火)

People should not turn away from facts that they do not want to see.

04021_20240403093801 縫い物をして居る白骨号の内装。その下には分厚い防音材なのか遮熱材なのか知らんけど何かがある。
 なんか汚らしいのでそれも剥いでみようと思ったのが悪夢の始まりというか、改善へのスタート?だった。

04022_20240403093801  重たいシートとアスベストか石綿みたいなシートにフェルトが加わった物を剥ぐと鉄板が出て来た。部分的にヤナ感じがしないでも無い。



04023_20240403093801  ここもヤナ感じ。






04024_20240403093801  座席の下を剥いでみたら水たまりを発見!。何時の水だ?。





04025_20240403093801  石綿みたいなヤツとフェルトみたいなヤツが有り、その上にアスファルトシートみたいなヤツが被さって居る。その中に水分があってエンジンの温度が加わる。錆には最適な環境じゃ無いか(笑)。


04026  ロートル自慰さんの事を思いながらバリバリをしてみたら穴が開いた。ミッションが見える。ハハハ、笑うしか無い。
 流石の亜鉛メッキも濡れたフェルト攻撃には耐えられんかったみたいだ。

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2024年4月 1日 (月)

This apostille is suspect.

04011_20240403083801  東京のおばちゃんからお菓子とコーヒー豆が送られて来た。以前に麻布台ヒルズの事で揶揄されたのが悔しかったみたいで、今回は本当に行ってきたらしい。
 チョコレートもコーヒー豆も洒落た入れ物に入っている。嫁さんは「これチョコフレークやん」と言いながらボリボリ食べていた。
 コーヒーは封を開けた瞬間にプシューッと音がして、窒素でも充電されて居たのかな?と言う雰囲気。格好だけじゃ無くて中身もちゃんと考慮されて居るみたい。
 ありがとう。

04012_20240403083801 年度初めという訳じゃ無いけど、たまたまのタイミングで書類が揃ったので市役所へ次男達の婚姻届を提出してきた。
 日本と公務員に対してイラッと来ると言うか、頭にくるというか、理不尽さを感じるというか、無能さを感じるというか、でもどうしようも無いのかな?と言う気分に成ったので以降の文章は公務員の方は読まない方が良い(笑)。

 彼らはインドで婚姻を成立させた後に日本の役所へ報告的届け出をするやり方を選んだ。その為にはインドの婚姻証明が必要だけどインドではIT化されて居てデータを勝手に印刷して使う。真偽の確認は受領者がWEBサイトにアクセスして同一性を確認するという方法。
 所が日本ではこのやり方は認められて居らす、アポスティーユと呼ばれる判子がベタベタ有る様なお墨付きが必要らしい。君たちが土人と馬鹿にしている国の方が5分くらいで済む遙かに洗練された方法と思うけど、判子と紙がないと仕事が無くなるなら仕方無いね。
 ちなみにインドでは国が主導で整備した電子決済システムが使われて居て、道ばたの露店みたいな店でも電子決済出来る、手数料は無料で。この面でも「電子決済市場は数兆円の市場規模が見込まれる」とか寝ぼけた事を言っている国とは隔世の感が有る。日本は数兆円を決済会社に献上し続ける事を意味する訳だから。
 話がそれた。息子達は外務省か領事館か知らんけど行ってきて結婚証明書の裏に判子と証紙みたいなモンを山ほど貰って来た。それを郵送してきたので私が役場に持参した訳。それからが今日の話。

 それまでの遣り取りで法務局からは「アポスティーユ等の公証が付されている場合は内容に疑義がなければ、管轄法務局に受理照会することなく審査のうえ受理する。」との返事を貰っていた。だからスイスイ受理されてお終いと思っていたわけ。
 でも現実は違って居た。まずは4月1日ということで今まで対応して居た職員は異動で居ない。誠実そうではあるけど不慣れそうな不安そうな対応の職員が対応。唯一の救いは昔みたいに高圧的じゃ無い事。
 50分ほど待って出た結論は「このアポスティーユの真偽がここでは確認出来ないので法務局送りになります」と言う信じられない結論だった。
 これって自分たちが受理してしまうと問題が起こったときに怖いから、失敗しないように上に送るという思想に思える。目の前の職員が自分で決めたとは思えないので上司が決めたんだろう。もしかしたら上司の上司かもしれん。もしルールがあったなら市民を50分も待たせるな、だ。
 法務局の提示したルールによれば受領できるはずだけど、そこには日本のお役所的な内容に疑義がなければ と言う逃げの文章が入って居る。「もし偽物だったら責任問題に成るよ!、責任取れるの?」的な事を上司に言われて、「受理します」と言えるようなタイプの人間は役所には勤めて無いだろう。
 役場で大声で怒鳴るオッサンには成りたく無かったし、上司の上司を呼んでも進まないだろう事は解った。指摘はしてみたけど前に進まない感じなので預けて帰る事にした。
 法務局でさらっとOKが出て帰ってくれば良いけど、アポスティーユ無しと同じ流れとかになると1.5ヶ月くらい余分にかかってしまう。無能な国だな嫌になる。彼らには日本に住んで欲しいとか思わんけど、日本でも法的な婚姻は成立させて起きたいのは事実。
 嫌にならずにボチボチ進もう。そして英語の勉強も続けよう。

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