That's pretty bad.
珍しい電子式レギュレータが乗っかった356のダイナモ。チャージランプつきっぱなしと言う症状で入って来た。
まずは受け入れ検査でモータリング試験をするのだけど、なんとコイツは逆回転する。しかも断続的にクックッと。
昔から「モーターとして回る方向の逆に回したら発電する」と主張する人が一定数居るけど、そんな人が作業したのだろうか?。
理屈でも実績でも正しいのは全く逆で、「モーターとして回して居る方向に、もっと速く回すと同じ極性で発電する」のが正しい。だからモータリング試験では発電機に書いて有る矢印の方向に回らないといけない。
小さな違和感。ブラシが外れない。ブラシホルダは外しやすい方向にねじ曲げて有るにもかかわらず。
社外品とか混ぜてニコイチとかサンコイチされて居るのかな?。発電性能には関係無いけど困る状態だ。
レギュレータは簡単な試験では動作している。マイナス側の制御として。
クックッとしか回らない原因は直ぐに解った。ロータのコイルが界磁鉄心に接触して居る。
しかもロータの最外周の削り方というか磨き方がなんか変だ。手と紙やすりで磨き込んだ感じ。
ここも接触して居る。
接触の相手はここだ。反対側の鉄心にも小さめの接触跡が有る。ロータと界磁鉄心の直径が合って無いのか、界磁コイルが厚すぎて鉄心がキッチリ締まって無いのか。
界磁コイルの端面がベアリングホルダに干渉して居て、インローの角で絶縁皮膜が切れてしまって居る。ここも短絡して居たかもしれない。
総合的になんかアーア・・・。と言う気分だ。治るんかな?、人ごとみたいだけど(笑)。
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