Subaru 360 tachometer repair
割と定番作業に成ったスバル360のタコメータ修理。症状は1000rpm以下程度をちょろちょろ動くだけと言う話だったけど、受け入れ検査でも全く同じ症状が出たので一安心。
電気式のタコメータでは検出方法が沢山有って、ポイント上流の0-12V変化で動くヤツとか、ポイントオフ時の逆起電力を検出するヤツとか、ハイテンションコードのノイズ的なヤツを拾うヤツとか、イグニッションモジュールからの単純なデジタル信号を貰うヤツとか、まあ色々有ってそれに適合した試験方法で試してやらないとトラブルシューティングも修理後の検証もできないのが面倒臭い。
基板は綺麗な状態なのでそのまま使えそう。パターン側は流石に一部が剥がれてしまうけど小修理で行ける範囲。
ゲルマニウムの時代なので今風のシリコンTrに交換したら幾つか定数を見直さないと綺麗に動作しない。
よし、動き始めた。コイツはかなりリニアリティは良いのだけど軸の摩擦がある。針の上昇方向と下降方向で値が違ってきて、振動を与えないとピッタリにならない。
飛行機前提の高度計をグライダーに付けても似た状態になったりするけど、スバル360なら常時振動が有るからまあ大丈夫だろう。
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コメント
依頼者です。
早速の点検・修理に感謝いたします。何とかなりそうなご様子、ブログ拝見して安心しました。
投稿: | 2023年11月 7日 (火) 18時24分
ご依頼ありがとうございます。
今日の便にギリギリ間に合ったので、校正表と一緒に発送しました。順調なら明日の到着予定です。装着後に何か有りましたらお気軽にご連絡ください。
投稿: みつやす | 2023年11月 7日 (火) 20時04分