Dual Vacuum Distributor
昨日少しだけ書いて居た930ターボのディストリビュータ。改造エンジンでバキューム進角は接続されて無いと言う話だったけど、技術的な興味から色々調べてインチキ修理してみた。
この中に2番目のダイヤフラムが入って居て、ここは分解する事が出来なかった。でもダイヤフラムに穴は無かったので金属部分を手入れしてエスコを塗っておしまい。
バネも錆で崩壊していたのでオリジナル寸法を想像して再制作。
中間にあるスペーサも崩壊して居たけど、崩壊の程度が軽かったので構造用接着剤でインチキ修理。
何とか組上げた。動作にカンしてはペリカンのフォーラムに20ページを超える議論が載っていたけど、流石に頭が痛くなったので全部読めなかった。
取りあえず漏れも無く、2個とものダイヤフラムでロッドが正常に動くようになった。
本体と遠心進角機構は何時もの作業なので問題は無い。
こちらのピンの削り出しとカシメも問題は無い。
簡単に回転させたら綺麗な波形が出て来た。明日はこれの進角特性を測定して完成の予定。
でもディストリビュータ試験機を改造中なので、改造を止めて組み直さないと行けない。
こちらは964のオルタネータ。特殊サイズのフロントベアリングのモデルだけど、このモデルのヤツは強固にさび付いているのが多い気がする。
かなり苦労して痛めずに分解する事が出来た。
スリップリングは厚みが残って居たので旋削して手入れ。軸も錆を落として軽く研磨したらロータ側はできあがり。
ステータコイルが少しだけ汚れて居たので洗浄して端っこだけワニス処理して置いた。明日には硬化して組める予定。
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