60% would be a success.
昼前に作業していたら悪徳外車屋のオッサンが来て「金はいくらでも払うから昼飯食わずに修理しろ」と言い残して帰って行った。
何か良く解らん警告灯の集合物の様だ。ただの豆電球の集まりかと思っていたら中にトランジスタが2個も使って有った。
他に何も無いので想像しながら回路を追いかけて行ったら上側のトランジスタが常時導通状態だった。
型番を調べて行くとトランジスタじゃ無くてサイリスタだった。そうか、ブレーキパッド警告灯だから、一瞬でも導通すればオンに成りっぱなしにしたかった訳だ。その為にはサイリスタの特性がピッタリという訳。たぶん合っていると思う。
白骨号の方は細かい穴埋め作業をやった。穴は無いと思っていたけどワイヤーブラシでガーッと削ったら数個の穴が出て来た。
私は完璧な人間じゃ無いので6割出来たら十分と思っている。今回も6割の厚みが残って居たら10年は持つだろうとの判断。
だから穴が開いて居たり6割以下まで薄くなって居る場所は修理するしか無い。
YouTubeに上がって居る様な複雑な鈑金は出来ないので、単純な形状で済む最小限の鈑金で誤魔化す。
この穴の回りは広範囲に薄くなって居るので面倒臭いけどパッチを作って切り貼りするしか無い。
この手の作業にはノンガスの溶接機が気楽に使えて便利が良い。TIGの方が綺麗に仕上がるけど、前処理としてサビとか綺麗にしないといけないのでレストアには向かん気がする。
完璧を目指すなら5倍くらいのパッチを作るべきだけど、穴開け作業とかも面倒臭いし6割の板厚は確保出来たのでOK。
ここは局部的なので裏に銅板を当てて溶接の繰り返しで「板」を作って補修。
表面の凹凸は残って居るけど、ピンホールは無くて全部繋がって居るので良かろう。
表面の不具合は組立てた後でも再塗装が出来るけど、この手の場所はもう一回分解するのは億劫。完璧は無理だけどメチャ悪い所を6割の完成度で潰して行けたら良いなと言う感じ。
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