Completely dead capacitor
同じ作業が続く事が多いけど数日前と同じ6ピンのCDIが入って来た。
まずは簡単な受け入れ検査をして見ると明確な異常がある。こう言うのは改善が見えるので作業としては嬉しい。でも古いからそれとは別のトラブルが隠れて居る事も多々有る。
無負荷なら発振音がするし400V以上まで昇圧できている。でもコイルを繋ぐと発振音がかすかに聞こえるレベルに低下し、コンデンサ両端の電圧も50V以下になってしまう。
回路構成から考えると昇圧回路が弱いか、負荷となるコイルかコンデンサが短絡気味の原因が考えられる。
CDIのコイルなんか最初から短絡して居る様なモンだから可能性はコンデンサ。基板を外すのはO/Hと変わらない位面倒なのでインチキをしてコンデンサだけを測定して見るとオートモードで1.3Ωとか出てくる。
要はコンデンサじゃ無くて1.3Ωの抵抗ですよと言っているわけだ。完全に短絡モードで死んで居る。
コンデンサを交換するにはトランスも外す必要が有り、それには電子工作とはかなり違う機械加工に近い作業が必要に成る。
トランスはちゃんとして居るから交換の必要は無い。あとは基板上のリフレッシュをしてコンデンサを新品にしたら完成かな?
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